【セキュリティ事件簿#2023-193】東京都交通局 個人情報の漏えいについて  2023年5月17日


東京都交通局広報誌を紹介するホームページ内の「読者プレゼント応募フォーム(外部リンク)」において応募者の個人情報 166 名分が閲覧できる状況にあった事故が発生しましたので、お知らせします。

関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

今後、再発防止に向け、より一層の情報管理を徹底してまいります。

1 事故の概要
  • 令和5年5月2日(火)から同月16日(火)までの間、当局広報誌「ふれあいの窓(2023 年5月号)」を紹介するホームページ内の「読者プレゼント応募フォーム(外部リンク)」(以下「応募フォーム」)において、応募者の個人情報が閲覧できる状態が発生しました。
  • 応募フォームは、当局広報誌を受託作成している株式会社文化工房(以下「受託会社」)が制作・運用し、応募者の個人情報も受託会社が管理していました。
2 漏えいした個人情報

応募者 166 名分の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、自由意見

3 事故の経緯・対応状況

  • 令和5年5月1日(月)
     応募フォームを公開

  • 令和5年5月16日(火)
    応募者から、応募フォーム内に表示されるボタンを押すと応募者の個人情報が閲覧できている、との連絡が都営交通お客様センターにありました。この連絡を受け、当局は直ちに受託会社に状況を聴取するとともに、応募フォームを一時停止しました。
    また、応募者 166 名の方々に対して、状況の説明と謝罪を開始し、5月17日(水)12時までに応募者の方々に連絡が終了しました。
    なお、現時点では、本件による二次被害は、報告されておりません。

4 発生原因
 
受託会社が令和5年5月2日(火)に、応募フォームの編集作業をした際に、公開範囲を誤って設定したことが原因です。

5 再発防止の対応

  • 受託会社に対し、厳重な注意と個人情報保護に必要な措置を至急講じるよう、委託契約の規定に基づき指示をしました。

  • 個人情報を取り扱う全ての委託事業者に対し、個人情報の適正な取扱いについて周知するとともに、局職員に対し、個人情報を取り扱う委託事業者に対する監督を適切に行うよう通知を発出しました。

フライト価格追跡サイトの比較

 

旅行者は、最適フライトを見つけるために多くの時間とお金を投資します。フライトの価格は変動するため、いつフライトを購入すべきかを決定するのは難しいです。今が適切なタイミングなのか、それとも価格が明日下がる可能性があるのか?

多くのウェブサイトがフライト価格追跡機能を持っており、以下に集めたリストは全てを網羅しているわけではありません。代わりに、最も人気があり、使いやすいオプションに焦点を当てています。ウェブサイト間には多くの共通点がありますが、一部はユニークな機能を提供しています。それぞれを見ていきましょう。

Google Flights

使いやすさと機能性で基準を設定しているGoogle Flightsは、多くの旅行者の主要なフライト検索ツールになっています。複数の日付、目的地、キャビンを追跡し、Google Flight Trackerでは個々の航空会社やアライアンスを追跡したり、ストップ数を選択したり、乗り継ぎ空港を選択したり、フライトの時間を選択したりすることができます。

フライトの価格を追跡するには、出発地と到着地の空港、日付、人数の情報を入力します。その上で、上記で述べた他の詳細を選択するためのドロップダウンメニューを使用します。次に、「価格のトラッキング」スイッチをオンにします。すると、フライトの価格が変更されるたびにメールが届きます。


KAYAK

KAYAKは、提供する機能においてGoogle Flight Trackerと非常に似ています。まず、アカウントを設定します。次に、フライト情報を入力し、探している仕様を選択します。これには、含まれる荷物、乗り継ぎ、キャビンの好みなどが含まれます。これを終えたら、「価格を追跡」を選択し、価格が変更されたときにメールが届きます。

KAYAKの素晴らしい点の一つは、現在と過去のフライト価格の分析を使用して、フライトを予約すべきかどうかを推奨することです。上のスクリーンショットで見ることができるように、価格がすぐに改善する可能性が低いため、この例のフライトを今すぐ予約することを推奨しています。


Skyscanner

Skyscannerは世界最大の旅行検索エンジンの一つです。航空運賃やホテルの最適な価格を見つけるために何百ものウェブサイトをスキャンします。他のフライト価格追跡と同様に、まずアカウントを設定します。次に、フライトの日付と空港を入力します。検索結果の左側に「プライスアラートを受信」ボタンが出ますので有効化します。すると、フライトの価格が変更されたときにメールが届きます。ただし、Skyscannerは複数都市のチケットに対するプライスアラートには機能しません。


他のフライト価格追跡とは異なる方法で動作するAirfare Watchdogでは、都市間のフライトアラートを設定したり、出発都市からのディールを設定したりすることができます。ただし、フライトアラートの日付を設定することはできません。Airfare Watchdogのチームは、航空運賃の分析を行い、それらの都市を追跡しているユーザーに送信します。一つの利点は、公開されていないセールや、通常はGoogle Flight Trackerに表示されないSouthwestなどの航空会社の運賃を把握できることです。

Airfarewatchdogでは何をするにもメールアドレスでアカウントを設定する必要があります。これを終えたら、Flightsに移動し、Set Up Fare Price Alertsを選択します。

ここから、目を光らせている出発都市や特定のルートを入力します。

AirfarewatchdogはサイトのUIはイマイチですが、スケジュールが柔軟で、空港Aから空港Bへの良いチケットを見つけたい人にとっては素晴らしいです。

Hopper

Hopperは北米で最もダウンロードされている旅行アプリです。会社は、フライトを予約する最適なタイミングを予測するために、数十億点のアルゴリズムを使用しています。フライトを探しているとき、Hopperは今が購入する良いタイミングか、それとも価格が下がるのを待つべきかを教えてくれます。さらに、特定の旅行の行程を追跡することもできます。

iOS か Android端末でのみ利用可能で、Webでは使えません。

Going (旧 Scott's Cheap Flights)

Goingは、自宅の空港からのフライトを監視するユニークなフライト価格追跡です。さらに、検索に含めることに興味があるかもしれない他の近くの空港やハブを推奨します。目的地を選択してそのためのメールを受け取るのではなく、選択した空港からのすべてのディールについて通知を受け取ります。

Goingは無料会員と有料会員を提供しています。プレミアム会員は49ドルで、選択した空港からのエコノミーシートについて最初に知ることができます。エリート会員は199ドルで、受け取るディールの種類についてより多くのカスタマイズを可能にし、ビジネスクラスとファーストクラスのチケットが含まれます。

※現在、出発空港に日本の空港を設定することはできません。

出典:Flight Price Tracker Websites: How They Work and How They Save You Money

【セキュリティ事件簿#2023-192】三重県立総合医療センター ホームページへの不正アクセスによる書き込みについて 2023年5月11日


このたび、当院のホームページに対して、不正アクセスによる書き込みが確認されました。

不正な書き込み以外、個人情報の漏えいは確認されておらず、また、診療への影響もありません。

詳細は以下のとおりです。

1.不正アクセス判明の経緯

ホームページの編集作業をしていた当院職員が、不正な書き込み(外部リンクURLの掲載)を発見しました。

内容を調査したところ、令和5年5月5日(金)午後9時30分ごろに更新履歴が残っており、当院職員および保守業務委託業者の更新作業がなかったことから、第三者による不正アクセスと判断しました。

2.不正な書き込みがされた内容と対応

ホームページで公開している全てのページを確認したところ、6ページに不正な書き込み(外部リンクURLの掲載)がありました。

すでに該当するページの修正作業は終了しております。

3.病院運営及び個人情報への影響について

医療情報システム(電子カルテ等)はインターネットから分離しており、診療への影響はありません。また、個人情報の漏えいは確認されておりません。

4.今後の対応

引き続き原因調査を進めるとともに、より一層のセキュリティ対策・監視を強化し、みなさまに安心してホームページを閲覧いただけるよう、万全を期してまいります。

なお、本件は三重県警察本部に報告しております。


【セキュリティ事件簿#2023-191】豊見城市 教育委員会のメールサーバの不正中継について 2023年05月23日


教育委員会が管理するメールサーバが令和5年3月13日(月曜日)から令和5年4月17日(月曜日)の間、不正中継(オープンリレー※)可能な状態となり、外部から第三者に宛てたメールを意図せずに中継していたことが判明しました。

期間中に不正に作成されたメールアドレスから不審なメールを受信した方は、メールの添付ファイルや本文中のリンクをクリックせず、削除するよう、お願いします。

この度は、皆様に大変ご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。

※オープンリレー・・・何の制限もなく誰でも自由にメールを送信できるよう開放していること。

1不正中継に利用された可能性のあるメールアドレス

***(at)city.tomigusuku.okinawa.jp

※***はランダム、(at)は@マーク

※市が運用している(at)city.tomigusuku.lg.jpの不正利用はありません。

※その他詳細については調査中。

2 1のドメインを利用している組織

豊見城市立小中学校・中央図書館

※ドメイン・・・メールアドレスの@以降の部分

3 主な原因

ファイアウォールの設定不備

※ファイアウォール・・・外部からの不正な侵入を防ぐことができるシステム

4 影響

1のアドレスを送信元とするメールを含む多数のスパムメール※が送信されている可能性がありますが詳細は調査中です。

※スパムメール・・・送受信者の意向を無視して一方的に送りつけられるメール

5 対応

現時点でオープンリレー状態は解消しておりますが、本事象の原因や影響等の詳細について、早急に調査し、再発の防止を図ってまいります。

安かろう悪かろう!?無料VPNサービスSuperVPNが36億件のユーザーレコードをお漏らし


無料のVPNサービスであるSuperVPNは、133GBものデータをお漏らし、その中にはユーザーのIPアドレスなどの個人情報が含まれていました。

セキュリティ研究者のJeremiah Fowler氏が、人気のある無料VPNサービスに関連したパスワード保護されていないデータベースで大規模なデータ漏洩を発見しました。漏洩したデータベースには、360,308,817件のレコードが含まれ、合計で133GBのサイズでした。これらのレコードには、ユーザーのメールアドレス、元のIPアドレス、地理的なデータ、サーバーの使用記録など、幅広い機密情報が含まれていました。

また、この漏洩では、秘密鍵、ユニークなアプリユーザーID、UUIDが明らかになり、これらはさらに有用な情報を特定するために利用できます。データベースには、電話やデバイスのモデル、オペレーティングシステム、インターネット接続の種類、VPNアプリケーションのバージョンなどの情報も含まれていました。さらに、返金要求や有料アカウントの詳細も漏洩に含まれていました。

SuperVPNはユーザーログを保存していないと主張していますが、漏洩したデータはその逆を示し、会社のポリシーと矛盾しています。これは、「ほとんどすべての主要な無料VPNサービスが実質的にデータファームである」という事実を示しています。

オンラインのプライバシーとセキュリティに対する懸念が高まる中、VPNサービスへの需要は近年急増しています。その結果、VPNアプリの数が大幅に増えました。しかし、この供給の増加は、信頼性の低いVPNアプリの比率が異常なほど増え、期待されるプライバシーとセキュリティのレベルを提供できない結果をもたらしています。

無料のVPNサービスを選ぶ際には、以下のような潜在的なリスクとなり得るポイントに注意を払うことが重要です。

【データ収集と使用ポリシーが不明確となっていないか】
VPNサービスがインターネット活動をログに記録しないことを確認し、データが広告主や第三者に売られるリスクを避けます。

【透明性の欠如の疑いが無いか】
VPNプロバイダーの公式ウェブサイトに「About Us」セクションがない場合、データを扱う人についての情報が不足していることを示す可能性があります。

【DNSリーク保護の有無】
VPNサービスがDNSリーク保護を提供していることを確認し、インターネットサービスプロバイダーがあなたのオンライン活動を見ることを防ぎます。

【弱い暗号化を採用していないか】
128ビットまたは256ビットAESよりも弱い暗号化を提供するVPNは避けるべきです。

【ネガティブなレビューが無いか】
信頼できるレビューサイトのユーザーレビューを参照して、他のユーザーのレビューやそこから得られる懸念を把握します。

VPNアプリの増加は、オンライン活動でのプライバシーとセキュリティを求めるユーザーにとって、機会と課題の両方を提供します。市場は信頼できるVPNソリューションを幅広く提供していますが、信頼できないアプリの数も増えており、注意が必要です。

【セキュリティ事件簿#2023-190】小牧市 ホームページへの個人情報の誤掲載について(お詫び) 2023年05月19日


令和5年5月17日に市民(こまき支え合いいきいきポイント制度の登録者)からの情報により、本市のホームページに掲載したファイルに、本来公開すべきデータの他に、そのデータの基となる個人情報を含む作業データが添付され、閲覧可能な状態となっていたことが分かりました。

市民の皆様へ

対象の皆様には、多大なご迷惑とご心配をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます。

今後は、二度とこのようなことが無いよう、職員には特に個人情報の取扱いについて、確認チェックを徹底させるなど再発防止に努めてまいります。

対象となるデータ

・H29こまき支え合いいきいきポイント実績

・H30こまき支え合いいきいきポイント実績

個人情報の誤掲載対象者数

1,011名

個人情報が市ホームページ上に掲載された期間

令和3年5月24日から令和5年5月17日

原因

市ホームページ内に掲載するデータの作成時、公開すべきデータのみを使用すべきところ、その基となる個人情報を含む作業用のデータを添付したものを使用し、そのまま市ホームページ内に掲載してしまったことによるもの。

現在の対応

令和5年5月17日、市ホームページ上の個人情報を含んだ当該ファイルを公開停止しました。また、市ホームページに掲載された登録情報が、検索によって表示されることがないよう措置を行いました。

【セキュリティ事件簿#2023-189】盛岡市中央卸売市場のウェブサーバがフィッシングメール送信の踏み台に


盛岡市は最近、市中央卸売市場のウェブサーバがサイバー攻撃を受け、不審なメールが送信されていたと発表しました。これらのメールは英文で、フィッシング詐欺のような内容で、市場関係者になりすました形で送信されていました。

ウェブサーバとメールサーバは現在停止されており、送信されたメールの件数などを調査中です。また、サーバに含まれている個人情報は流出の恐れはないとのことです。

この不審なメールの送信は、市が契約するインターネットサービスプロバイダからの連絡により発覚しました。しかし、市場側の担当者が異動した後も連絡先を更新していなかったため、初動が遅れたという事態が発生しました。

市場側は、メールがこれまでに何件送られたかやメールで被害が起きたかなどを調査中です。また、ウェブサイトは現在アクセスできない状態になっています。

盛岡市中央卸売市場は、「発覚が遅れたために被害が拡大した可能性もあり、深くおわび申し上げます。いち早く安全を確保して復旧に努めたい」とコメントしています。

この事件は、サイバーセキュリティの重要性を改めて浮き彫りにしています。特に、組織内の連絡先の更新や、サーバのセキュリティ対策など、日々の運用管理が重要であることを示しています。

【セキュリティ事件簿#2023-188】沖縄県立看護大学 情報セキュリティインシデントの発生について  2023年5月16日


この度、本学の学生1名の大学メールアドレス及びパスワードが詐取され、Microsoft365のサービスを悪用し迷惑メールが送信される事案が発生しました。既に当該学生のメールアドレスのパスワードは変更しており、変更後の不正アクセスは確認されていません。このような事案が発生し、関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます。今回の事案を重く受け止め、メールアドレス及びパスワードの厳重な取扱いを徹底するとともに、再発防止措置を講じてまいります。

<事故の概要>
学生1名の Microsoft365 アカウントに不正アクセスがあり、2022 年 12 月 6 日〜2023年 3 月 8 日までの間に、当該学生のメールアドレスから 12,941 件の迷惑メールが不特定多数の宛先に送信されました。迷惑メールの多くは外国語で海外サイトへのリンクが張られたもので、Microsoft365 のメール送信サーバへ直接アクセスすることで行われた可能性が高いと思われます。

<情報漏洩の可能性>
現在までに、上記以外のメールアドレスやアカウントの悪用等に関する事実は確認されていません。

○漏洩した可能性のある情報
当該アカウントのメールボックス内のデータ(メールアドレス、氏名、メール本文、
添付ファイル)
学内関係者宛て・・・ 330 件
大学部外者宛て・・・ 139 件

○当該アカウントから送信された迷惑メール件数・・・12,941 件

<再発防止策>
教職員及び学生への情報リテラシー研修を実施するとともに、セキュリティの強化など再発防止策を講じてまいります。




サブドメイン列挙ツール:Sublist3r

 

セキュリティ研究やペネトレーションテスティングにおいて有用な一つのツール、Sublist3rの紹介。Sublist3rは、特定のドメインに対するすべてのサブドメインを列挙するためのPython製のオープンソースツール。その能力はOSINT(Open Source Intelligence)の一環であり、公開情報から情報を収集します。

Sublist3rとは何か?

簡単に言うと、Sublist3rは様々な検索エンジン(Google、Yahoo、Bing等)と人気のあるツールのAPI(Netcraft、Virustotal、ThreatCrowd、SSL Certificates Transparency Logsなど)を利用して、特定のドメインのすべてのサブドメインを探し出すツールです。

なぜSublist3rが必要なのか?

サブドメインの発見は、情報収集フェーズにおいて非常に重要です。特定のドメインがどのように構築され、どのサーバーが公開されているかを理解するための重要な手段となります。

Sublist3rの簡単な使い方

それでは、実際にSublist3rをどのように使うのかを見てみましょう。

1.インストール: まずはGitHubからSublist3rをクローンします。


git clone https://github.com/aboul3la/Sublist3r.git

2.次に、Sublist3rディレクトリに移動し、必要なPythonライブラリをインストールします。


cd Sublist3r pip install -r requirements.txt

3.使用方法: 基本的な使用方法は非常にシンプルです。以下のコマンドを使用して特定のドメイン(ここでは"example.com")のサブドメインを列挙します。

python sublist3r.py -d example.com


これだけで、Sublist3rが「example.com」のすべてのサブドメインを探し出してくれます。

Sublist3rは、セキュリティテストやネットワーク分析において非常に役立つツールです。特にOSINTに関心がある方はぜひ一度お試しください。ただし、正当な理由と許可がない限り、他人のドメインでこれを使用しないでください。

出典:Subdomain Enumeration

【セキュリティ事件簿#2023-187】三井住友カード株式会社 ご利用代金明細書の有料化ご案内DMに関するお詫び 2023年5月24日


三井住友カード株式会社(以下、「弊社」といいます)は、弊社が発行する提携カード(以下「本カード」といいます)のうち、後記3.記載の券種をお持ちのお客さまに対し、4月18日(火)および4月20日(木)に、本カードに係る紙のご利用代金明細書のサービス内容の変更をお知らせするため、シーラーはがきタイプのダイレクトメール(以下、「本DM」といいます)を郵送いたしました。

その際、本DMの表面宛先部に、本来お客さま照会番号を印字すべきところ、誤ってクレジットカード番号(以下「カード番号」といいます)を印字した状態で送付(以下「本事態」といいます)しておりました。なお、本DMには、有効期限やセキュリティコードなどのカード番号以外の情報は一切記載しておりません。

本DMについては、すべてお客さまからご申告いただいた住所あてに発送していることから、本事態に起因してお客さまご本人以外の第三者がカード番号を知り得た可能性は極めて低いと考えておりますが、本来表示すべきでないカード番号を本DM表面宛先部に印字してしまったことに関し、お客さまに大変なご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

経緯などにつきまして、以下のとおり、お知らせいたします。

1.発生日

2023年4月18日(火)、4月20日(木)送付分

2.件数

合計290,771件

3. 対象券種

「AOYAMA VISAカード」

「AOYAMA PiTaPaカード」 (VISA)

「AOYAMA LiVE MAX VISAカード」

「BLUE ROSE CARD」 (VISA)

4. 原因

通常、弊社では、お客さまにDMをお送りする際は、住所、氏名およびお客さま照会番号などのお客さま情報を基幹システムから抜き出し、DM表面の宛先部に印字して発送しますが、今回、システムからお客さま情報を抜き出す作業において、通常とは異なる確認作業をもってDMを作成したことによるものです。

5.お客さまへの対応

弊社は、本DMを送付させていただいたお客さま全員に対し、事態をご説明する書面を封書にて順次送付いたしております。

また、弊社は、お客さまが引き続き安心してお手許の本カードをご利用いただけるよう、本カードのモニタリングを強化するとともに、万が一、本カードの不正利用などによる損害がお客さまに発生した場合、弊社会員規約に基づき弊社にてお支払いいたします。

弊社は本事態に関するお客さまからのお問い合わせをお受けするため、通常のご照会窓口とは別に、本事態のご照会専用窓口を開設いたしておりますので、ご不明な点のある方や、本カードとはカード番号が異なる新カードへの差し替えをご希望される方は、後記7.記載の番号にご連絡いただくようお願いいたします。

6.再発防止策

弊社は、本事態を重く受け止め、直ちに原因を特定のうえ再発防止策を講じ、再び斯かる事態が発生することのないよう管理を強化いたしました。

また、お客さま情報の取り扱いに際して、その重要性を再度社内で周知するとともに、DM作成にあたっては、これまで以上に厳格に行うよう、再度徹底してまいります。