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【セキュリティ事件簿#2023-107】株式会社NTTドコモ 【お詫び】「ぷらら」および「ひかりTV」をご利用のお客さま情報流出のお知らせとお詫び 2023年7月21日


2023年3月31日(金)、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が「ぷらら」および「ひかりTV」※1に関する 業務を委託している企業において業務に使用しているパソコンからお客さま情報が流出した可能性があることを ネットワーク監視によって確認したことについてお知らせしておりましたが、その後の内部調査などにより、業務委託先である株式会社NTTネクシア(以下、NTTネクシア)の元派遣社員が、お客さま情報を含む業務情報を不正に外部に持ち出したことがわかりました。

不正に外部に持ち出された情報について、現時点では第三者による不正利用などは確認されておりませんが、 このような事態が発生したことにより、お客さまには多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び 申し上げます。

なお、本事案の対象となるお客さまには、順次個別にご連絡をさせていただきます。

1. 本件の概要

ドコモが「ぷらら」および「ひかりTV」の販売支援業務を委託しているNTTネクシアにて業務に従事していた元派遣社員が、業務に使用しているパソコンから個人として契約する外部ストレージへアクセスし、2023年3月30日(木)にお客さま情報を含む業務情報を不正に持ち出しました。

(1)不正に持ち出されたお客さま情報の件数
約596万件
2023年3月31日(金)のドコモからのお知らせでは最大約529万件としていましたが、その後の調査の結果、持ち出された件数は約596万件とわかりました。

(内訳)
・個人向けインターネット接続サービス「ぷらら」のお客さま情報 165万件 
・「ひかりTV」のお客さま情報  431万件
※既に解約されたお客さま情報も含みます。
※「ぷらら」と「ひかりTV」両サービスをご利用のお客さまについては、「ぷらら」の件数に含まれております。


(2)不正に持ち出されたお客さま情報の内容
    1. 個人向けインターネット接続サービス「ぷらら」のお客さま情報
      氏名/住所/電話番号/フレッツ回線ID/お客さま番号の一部

    2. 「ひかりTV」のお客さま情報
      氏名/住所/電話番号/メールアドレス/生年月日/フレッツ回線ID/お客さま番号の一部
※クレジットカード情報および金融機関口座情報などの決済関連情報、各種パスワードは含まれておりません。

2.発覚の経緯とドコモの対応

NTTネクシアで業務に従事していた元派遣社員が使用していたパソコンから業務では行うことがない外部への通信が発生したことを、2023年3月30日(木)にネットワーク監視によって検知しました。

直ちに、当該のパソコンをネットワークから隔離したうえでのフォレンジック調査※2、同一ネットワーク内のすべての 端末のログ・状況の確認、およびNTTネクシアと共同で元派遣社員本人へのヒアリングなどを実施し、持ち出された可能性のあるファイルの特定を進めてまいりました。

また、内部調査を継続するとともに警察へ相談も行っており、捜査に協力してまいりました。

現時点では、外部ストレージへの第三者によるアクセスや当該情報の不正利用については確認されておりませんが、引き続きインターネット上の監視および事実確認を行ってまいります。

今後新たな事実がわかった場合は、ドコモのホームページにてお知らせいたします。

3. 今後の対応と再発防止策

ドコモは今回の事実を厳粛に受け止め、お客さまのご不安の解消に向けて努力いたしますとともに、同様の事態が再び発生しないよう、お客さま情報を取り扱う全業務について再点検を実施、同様の環境で業務を行っていたものについて是正措置を完了しております。

今後、業務委託先を含め個人情報管理体制の一層の強化を図ってまいります。

4. お客さまへのご対応について

本事案の対象となるお客さまには、準備が整い次第、順次個別にご連絡をさせていただきます。

ご連絡は、メールまたは郵送にて実施いたします。なお、ご連絡内容本文にはインターネットサイトへのリンク先URLは記載いたしません。

なお、「ぷらら」および「ひかりTV」のご契約状況によっては、一人のお客さまに複数のご案内が届く場合がございます。

今回の事実を厳粛に受け止め、お客さまのご不安の解消に向けて努力いたしますとともに、同様の事態が再び発生しないよう、業務委託先を含め個人情報管理体制の一層の強化を図ってまいります。

※1:本事案の「ひかりTV」に含まれるサービスは以下のとおりです。
・ひかりTV  ・ひかりTV(アプリ利用)・ひかりTV ショッピング・ひかりTVミュージック ・ひかりTV ゲーム ・ひかりTV ブック

※2:フォレンジック調査とは、デジタル機器の記憶装置から証拠となるデータを抽出したり、サーバや通信機器などに蓄積された通信記録か違法行為の証拠となる活動記録を割り出し、記憶装置から証拠となるデータを割り出すなどの調査のことです。

【セキュリティ事件簿#2023-291】国⽴研究開発法⼈産業技術総合研究所  情報漏えい事案の概要について 2023年7⽉5⽇


弊所材料・化学領域 触媒化学融合研究センター 元研究職員が、過去に秘密情報を持ち出していたことにより、不正競争防⽌法違反の容疑で逮捕・起訴されました。

弊所は、おおよそ 1 年前に本件情報漏えい事案を把握し、捜査当局に相談しつつ捜査に協⼒してまいりました。同時に、組織体制、ルール、システム上の強化策を積み重ねてきたところです。

なお、情報漏えいに加え、当該元職員が就業規則に反して、⼿続きなしに所外にて複数の兼業を⾏っていた事実も所として把握しております。 

【セキュリティ事件簿#2023-282】株式会社北都銀行 個人情報の漏えいに関するお詫びとご報告 2003年7月26日


この度、当行の行員(以下「本行員」といいます。)が、お客様の個人情報が登録されている顧客データベースを私的に利用し、お客様 4 名の氏名及び住所を弁護士に開示するとともに、4名の方のその他の個人情報については開示したおそれがあることが判明いたしました。
お客様には、多大なご迷惑とご心配をおかけすることになりましたことを、深くお詫び申し上げます。

当行としては、今回の事態を重く受け止め、個人情報の取扱いに関する安全管理を改めて徹底し、再発防止に全力で取り組んでまいります。

1. 本件の概要
当行の顧客データベースに業務上のアクセス権限を有する本行員が、私的な郵便を送付する目的で、4 名の特定のお客様の氏名や住所を確認するために、当行の顧客データベースを閲覧し、本行員が個人的に依頼した弁護士に当該お客様の氏名、住所を開示したことが判明しました。

2. 漏えいが発生、又はそのおそれがある個人データの項目
当該お客様の氏名、住所、預金口座情報、取引情報、預り資産・ローン等の状況、職業、勤務先等のデータ(下線部は弁護士に開示した情報。それ以外は、漏えいのおそれがある情報)。
なお、本行員によれば、当該弁護士に対して氏名及び住所以外に閲覧した個人データは開示していないとのことです。

3. 本件の原因
当行は、従業員に対して、顧客データベースの私的な利用を固く禁じていたものの、本行員が自らの私的な目的のために利用しようとしたことが原因です。

4. 対応状況
現在、本行員には、当行の顧客データベースへのアクセスを禁止しております。
また、当該お客様 4 名のうち 3 名に対しては、7 月 21 日までに郵送により、謝罪及び事実のご報告を行いましたが、残り 1 名の方にはご連絡がついておらず、この公表により謝罪及び報告に代えさせて頂きます。

なお、この公表以降に、当行からお客様皆様に対して個人情報や口座情報についてお伺いしたり、通帳等の確認を要求したりするなど、個別に連絡をとることは一切ございません。当行になりすました連絡には対応されませんよう、ご注意ください。

5. 再発防止策
当行は、今回の事態を重く受け止め、個人情報の取扱いに関する安全管理を改めて徹底するほか、当行の従業員に対して個人情報保護の教育を実施するなどして周知に十分に努め、再発防止に向けて全力で取り組んでまいります。

【セキュリティ事件簿#2023-255】札幌市 学校職員に対する懲戒処分について 2023年6月15日


札幌市は2023年6月15日、市内の中学校に勤務する50代男性教員が学生35名の情報を意図的に外部流出したとして、懲戒免職処分にしました。

情報によると、男性教員は2022年5月~2022年10月にかけて、同僚の教員が担当するクラスの生徒の成績データや女子生徒の容姿をランク付けした文書を匿名で外部流出。さらに教員は同僚の教員が流出させたように見せかけるため、データをUSBメモリに記録して、同僚が落としたものを取得したように装い新聞社に送付していました。

ところが、2022年6月に札幌市に情報提供があり、教員が関与している可能性が浮上。札幌市が教員に聞き取り調査したところ、教員が事実を認め「同僚をねたんでいた」などと説明。札幌市は教員を懲戒免職処分にするとともに、地方公務員法違反の疑いがあるとして道警に相談しています。


【セキュリティ事件簿#2023-036】株式会社ジェイ・エス・ビー 当社元従業員の逮捕について 2023年6月13日

本日(2023年6月13日)、当社の元従業員及び社外の関係者1名が、不正競争防止法違反の疑いで京都府警に逮捕されました。

このたびの逮捕は、2023年1月25日付の「当社従業員によるご契約者様等の個人情報の漏洩について」及びその後の続報にて公表させて頂いた内容に関連するものであり、当該元従業員については2023年2月3日付で懲戒解雇処分としております。

当社は、社内調査により個人情報漏洩の可能性を認識後すみやかに警察当局に相談を行い、その後、当該元従業員を刑事告訴しておりました。現在も警察当局による捜査中であり、今後も捜査に全面的に協力してまいります。

なお、警察当局の発表によれば、これまでに当社が把握しております漏洩情報を入手した第三者においては当該情報を削除しており、またその他に漏洩先は確認されていないとのことです。

当社では本件を受け、既にセキュリティ対策の強化、情報管理に関するルールの徹底周知及び個人情報保護に関する教育等を実施しており、引き続き再発防止に努めてまいります。

お客様や株主の皆様をはじめとする関係者の皆様には、多大なご迷惑及びご心配をお掛けいたしましたことを重ねて深くお詫び申し上げます。

リリース文アーカイブ

【セキュリティ事件簿#2023-252】株式会社ヴィセント 弊社元社員の報道について 2023年7月6日

7/6より一部報道されておりますとおり、弊社元社員が在職中から退職後までの数か月もの期間に、数十回における社内サーバー等に不正アクセスし、弊社従業員のPWをのっとるなどでの業務を妨害した容疑で今回逮捕されております。現時点で弊社が把握している限り、お客様およびお取引先様の個人情報を含め、保管データの外部流出は確認されておりません。

弊社は、今般の事態を踏まえ、情報管理体制の一層の強化およびコンプライアンス教育の徹底を図り、企業理念に沿ったマネジメントを推進することで再発防止に努めてまいります。

今後、弊社から公表すべき事柄が発生した場合には、速やかに開示いたします。

【セキュリティ事件簿#2023-249】東京都水道局 東京水道株式会社社員による個人情報の 不正提供の疑いについて 2023年6月30日


水道局の業務委託先である東京水道株式会社(東京都政策連携団体)(以下「東京水道(株)」という。)の社員が、個人情報を第三者に不正に提供していた疑いで書類送検されたとの情報が、本日、警視庁からありました。

この間、警視庁からの要請により情報管理を行ってまいりましたが、上記の状況を踏まえ、本日発表することといたしました。お客さま及び関係者の皆様に多大なご心配をお掛けし、深くお詫び申し上げます。

今後、個人情報保護の取組強化及びコンプライアンスの一層の徹底に取り組んでまいります。

1 概要

東京水道(株)の社員が、令和3年8月頃から令和4年9月頃にかけ、知人からの求めに応じて、水道局から貸与されているシステム端末を操作してお客さま情報(十数名程度の住所、氏名及び電話番号)を不正に入手し、報酬を得て当該知人に提供していた疑いがあります。

なお、現時点で、提供された個人情報が犯罪に使われたとの情報はありません。

2 経緯

令和5年2月、警視庁からの情報により、東京水道(株)社員による不正提供の疑いがあることが判明。以降、警視庁の捜査に最大限協力するとともに当該社員からの聴取や緊急の取組などを実施。

本日、廃止前の東京都個人情報の保護に関する条例違反の疑いで、警視庁が在宅のまま本件を送検

3 対応

今後、詳細が明らかになり次第、事実関係に基づき、不正提供の対象となったお客さまに対して説明及び謝罪を行うとともに、当該社員に対して、厳正に対処してまいります。なお、当該社員は、事案の判明後速やかに、お客さま情報を取り扱わない部署に異動しています。

また、東京水道(株)において、この間、緊急の対応策を行ってまいりましたが、今後、個人情報の適正な取扱いについて社員へ改めて周知徹底を図るとともに、更なる個人情報保護の取組強化策を講じてまいります。さらに、水道局においても同社に対して改めて指導等を行い、東京水道グループとしてコンプライアンスの一層の徹底に取り組んでまいります。

【セキュリティ事件簿#2023-222】近畿日本ツーリスト株式会社 個人情報の不正閲覧・取得及び漏えいについて 2023年6月2日

当社が東京都より受託しました「東京都陽性者登録センター」の業務において、再委託先である株式会社綜合キャリアオプションに派遣されたスタッフ(以下「当該スタッフ」といいます)が、個人情報を不正に閲覧、取得するとともに、その一部を知人に漏えいしていたことが発覚しました。

個人情報を持ち出された皆様、東京都様へ多大なご迷惑をおかけしましたことを、衷心よりお詫び申し上げます。

1.概要
令和5年4月、当社の再委託先である株式会社綜合キャリアオプションに派遣された当該スタッフが、HER-SYS を不適切に使用し、37 名の個人情報を不正に閲覧し、その情報をメモに取り自宅に持ち帰った。また、その一部を当該スタッフの知人1 名へ LINEで送信した。

2.個人情報の内容
(1) 不正に閲覧、取得された個人情報
東京都民 37 名の氏名、住所、電話番号
(2)当該スタッフが知人 1 名に漏えいした個人情報
(1)のうち 4 名の氏名、住所、電話番号

3.発覚後の対応
  1. 個人情報保護委員会へ報告を行った。
  2. 当該スタッフの PC、携帯電話などを、外部専門調査会社によりフォレンジック調査を行った。その結果、知人 1 名への送信を除き、該当の個人情報の外部への流出の痕跡は確認されていない。
  3. 個人情報を不正に閲覧、取得された方々に謝罪、説明を行った。
4.個人情報漏えいの状況
現時点で、知人 1 名以外への漏えいは確認されておらず、且つ、二次被害も確認されていない。

5.再発防止について
今後は、派遣スタッフへの個人情報に関する教育の徹底と監視体制を強化し、再発防止に努めます。

この度は、個人情報を持ち出された皆様、東京都様へ多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。

【セキュリティ事件簿#2023-204】神奈川新聞の記者、読者から寄せられた情報を当事者にお漏らしする


神奈川新聞社は、読者から寄せられた情報を記者が家族に漏洩していたことを公表しました。該当の記者は統合編集局の30代の記者で、この問題は読者からの指摘により発覚しました。

具体的には、今年3月に神奈川新聞社の紙面で紹介された飲食店について、読者から4月26日に同店に関する指摘がありました。この情報に接した記者が、その指摘内容を同店の経営者である家族に伝えたとのことです。経営者はSNSで指摘内容に関して投稿し、それを見た読者から情報漏洩について指摘があり、問題が発覚しました。

神奈川新聞社は、情報を漏洩した記者に対して提供情報の閲覧を禁止し、社内ルールに基づき厳正に対処すると表明しています。また、従業員に対し、業務遂行以外の目的で秘密情報を利用、持ち出し、頒布などを禁止する社内規程の順守徹底を図るとしています。

神奈川新聞社の秋山理砂・取締役統合編集局長は、「読者から寄せられた情報は新聞の言論、報道のみに利用し、第三者への漏洩は決して認められない。記者教育を徹底する」と述べています。

以上の事態を受け、メディア各社は情報管理の重要性を再認識し、読者からの情報を適切に取り扱うことの重要性を改めて強調しています。

【セキュリティ事件簿#2023-154】静岡市教育委員会 静岡市教職員の懲戒処分等の公表について 2023年4月25日


静岡市教育委員会は、教職員の懲戒処分を次のとおり行いました。

1 懲戒処分の概要

(1) 所属の種 別:小学校

(2) 学校の所在する区別:葵区

(3) 職 名:教諭

(4) 年 代:40 代

(5) 性 別:男性

(6) 事 由:信用失墜行為(個人情報の漏えい)
教諭は、専門知識をもった特定の児童の保護者に対して、生徒指導上の助言を受けるため、他の児童や保護者についての複数の個人情報を漏えいさせた。
漏えいさせていた期間は、約1年5カ月にわたる。漏えいした内容は、児童の特殊な家庭環境や保護者の特性等についてであった。
その保護者が当時の校長に報告したことで、本件は発覚した。
しかし、その保護者は、聞かされた個人情報を他言しなかったため、情報は拡散していない。

(7) 内 容:戒告

(8) 年 月 日:令和5年4月 25 日

2 監督者への措置の概要

当時の校長は、現在、管理監督職でないため、措置は行わない。

【教育長コメント】
今回の不祥事は、市民の皆様の学校教育に対する信頼を著しく失うものであり、児童生徒、保護者及び市民の皆様に、深くお詫び申し上げます。
市教育委員会といたしましては、このことを大変重く受け止め、教職員としての自覚をなお一層喚起し、綱紀の粛正、厳正な服務規律の確保に一段と努めるとともに、これまでの取り組みを再確認し、信用失墜行為の根絶に向けて、所属職員への指導を指示したところです。今後は、再発防止に向け、指導を徹底し信頼回復に努めてまいります。

【セキュリティ事件簿#2023-152】個人情報漏洩に関するご報告とお詫び 株式会社小学館 2023年4月25日


このたび、弊社取締役が使用する会社貸与スマートフォンから、同スマートフォンに登録されていた個人情報が漏洩したおそれがあることが判明しました。社内調査のうえ、個人情報が漏洩した可能性がある方々には個別に連絡を差し上げ、お詫びと説明をさせていただいております。 

取引先、関係先の皆さまに多大なるご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。 

現時点で判明している事実について、以下の通りご報告いたします。引き続き調査のうえ、新たな事実が判明した場合には、当サイトにてあらためてお知らせいたします。なおこれまでに、個人情報の漏洩による被害発生の報告はございません。 

1.経緯 

2023年4月4日に弊社取締役が使用する会社貸与スマートフォンに、宅配業者を装ったSMSが届き、それを真正の不在通知と誤認してアカウント、パスワードを入力。その後、スマートフォンに表示された通知によって、第三者による不正アクセスが行われたことが判明しました。 

2.漏洩した可能性のある個人情報 

・当該スマートフォンに登録されていた302件の「氏名」「電話番号」「メールアドレス」(一部「住所」「会社名」含む) 

*今回不正アクセスがあったのは、弊社が保有する会社貸与スマートフォンです。読者アンケート等に関する機密情報や、弊社が運用する「小学館ID」に登録された個人情報は、切り離された別システムで保管・管理していますので漏洩しておりません。 

3.弊社の対応 

個人情報が漏洩した可能性がある方々には、個別にご連絡を差し上げて、お詫びとご説明をさせていただいております。 

4月7日に個人情報保護委員会に報告し、警察に相談のうえ、弊社セキュリティ部門が引き続き状況を精査しております。 

4.再発防止策 

弊社では、今回の事態を厳粛に受け止め、あらためて全社に対してアカウントの適切な管理や個人情報の取扱いについて指導を徹底するとともに、セキュリティ対策の継続的な強化に努め、再発防止に取り組んでまいります。 

【セキュリティ事件簿#2023-138】大阪市 保健所における個人情報等を含むデータの持ち出し等について 2023年3月30日


大阪市保健所に勤務する派遣職員が、自宅での業務学習目的のために、個人情報を含むデータを、許可を得ずに自身が所有する端末(以下、「個人用端末」という。)に送信するなど不適切な事務をしていたことが令和5年2月14日(火曜日)までに判明しました。

このたびの事案が発生したことにつきまして、関係者の皆様にご迷惑をおかけし、市民の皆様の信頼を損ねることになったことに対しまして、深くお詫び申しあげますとともに、再発防止に努めてまいります。

1 概要と事実経過

令和5年2月3日(金曜日)に、大阪市保健所で新型コロナウイルス感染症入院医療費公費負担関係業務を行う派遣職員が、様式を変更した資料で業務を行っていることに大阪市保健所職員が気付いたことから、当該派遣職員へ事情聴取するとともに、業務用端末のメール送信状況を調査しました。

調査の結果、当該派遣職員が自宅での業務学習目的のため新型コロナウイルス感染症にり患された方のデータを、持ち出しの許可を得ず個人用端末にメール送信していたことが、令和5年2月6日(月曜日)に判明しました。(当該派遣職員以外に外部へのデータ送信がないことを確認しています。)

また、令和5年1月25日(水曜日)に当該派遣職員が同様の目的で、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)(以下、「ハーシス」という。)に、個人用端末からログインし、PDFファイルをダウンロードしていたことも、令和5年2月14日(火曜日)に判明しました。

2 データに含まれる個人情報等

個人の名前、生年月日、性別等を含む保健所内で取り扱う個人情報で、件数は次のとおりです。
  • メール送信した個人情報:17,914件
  • ハーシスからダウンロードした個人情報:最大3件
3 判明後の対応

判明後すぐに本市と派遣元事業者とが協議し、派遣元事業者において、当該派遣職員から個人用端末の提出を受けたうえで、第三者へのデータ流出がないこと、データが完全に削除されるなど、今後データの利用が不可能な状況にあることの調査を実施することとしました。

本調査は令和5年3月中旬まで実施され、3月28日(火曜日)に派遣元事業者から、「個人用端末について、外部の専門業者に調査を依頼した結果、また、当該派遣職員が利用するクラウドサービス上の調査について当社において調査した結果、いずれも第三者への送信は確認されず、データも残存しないことから今後データの利用が不可能な状態であることを確認した。」と報告書の提出がありました。また、報告書よりハーシスからダウンロードしたPDFファイルは3件のみであることを確認しました。

なお、当該派遣職員については、令和5年2月7日(火曜日)以降、本市への派遣はありません。

4 原因

当該派遣職員の個人情報等の取り扱いに関する認識が不十分であり、個人での業務学習目的のため、業務用資料データを持ち出しの許可を得ずメール送信したことが原因です。

また、ハーシスのログインについて、2次認証のアクセス者を目視で確認のうえ認証していましたが、適切にできていませんでした。

5 再発防止について

派遣元事業者により派遣職員全員に対して、個人情報保護に関する研修を実施しました。本市からも改めて、個人情報をはじめとする業務用資料は職場外への持出厳禁である旨、周知徹底を図りました。また、業務用端末からメールを送信できないように制限をしました。

加えて、ハーシスのログインの認証を行う職員に対し、2次認証の重要性を改めて周知するとともに、目視によるアクセス者の確認に加え暗証番号の伝達による認証を行うこととし、これまで以上にアクセス者の確認を徹底しました。

【セキュリティ事件簿#2023-137】中学校で個人情報が流出!? 校務員のコピー事件から始まったSNS騒動とは?

 

箕面市教育委員会は、市立第一中学校で個人情報に関する資料が生徒側に流出したことを2023年4月7日に発表しました。男性校務員が教職員の書類を無断でコピーし、それを撮影した生徒がSNSを通じて別の生徒らに送っていたということです。

流出した内容は、新3年生6クラス234人分の学級編成の検討資料、問題行動・不登校・就学援助対象の生徒名、病気や家庭状況に関する手書きメモなどでした。現在は削除されているとされています。

校務員は4日に新3年生の副担任に「クラス分けの資料を見せてほしい」と理由を告げずに依頼。副担任が職員室の自席からファイルを取り出して生徒の個人情報に関する資料(A3判1枚)を見せたあと、無施錠の自席の引き出しにしまったとのことです。

校務員はこのファイルを無断で取り出して、資料をコピーし、部活動で登校していた普段から付き合いのある生徒4人に、コピーを校務員室で見せました。この生徒らはスマートフォンのカメラで資料を撮影し、その後、インスタグラムのダイレクトメッセージやLINEを使って別の生徒らに転送していたということです。なお、学校側はスマホの持ち込みを禁止していました。

4日夜、画像を受け取った生徒の保護者から学校側に連絡があり、この問題が発覚しました。石橋充久校長は「このような事態を起こし、申し訳ない。様々な子どもが傷ついており、心のケアをしていく」と話しています。

参考:箕面市の中学校務員、問題行動や不登校児の情報コピーし生徒に見せる

【セキュリティ事件簿#2023-136】メディカル&ヘルスケア甲賀システム 個人情報(写真)流出の件について 2023年4月11日

平素は、わたくしどもの施設運営にご理解ご協力を賜り誠に有難うございます。

このたび、グループホームそまの夢に従事している非常勤職員(以下、当該職員とします。)が、個人の SNS(インスタグラム)に自身と利用者様が一緒に写っている写真を、許可なく投稿していたことが判明致しました。当該職員は良い施設で利用者様に囲まれながら楽しく働いている日常を SNS でフォロワーに発信したかったようですが、弊社はコンプライアンス上の問題があると判断し、本人に事実関係を確認致しました。

当該職員によれば、令和5年 2 月中旬にこの写真を投稿しており、自身とつながりのあるユーザーであれば閲覧できる状態にあったということですが、問題が発覚した 3 月 16 日当日中に該当部分全ての削除を行っております。また、掲載写真に該当した利用者様とご家族様につきましては、既に先日より個別にお詫びと事実関係のご説明をさせて頂く機会を頂戴致しております。

現在、当該職員は既に退職し在籍しておりませんが、弊社では今回の事態を厳粛に受け止め、在職中の全職員にむけてコンプライアンス研修、就職時の誓約文書の見直し、管理体制の見直し等を行い、再発防止に努めて参ります。

今回、皆様にご心配ご不安をお掛けすることとなりました事は誠に遺憾であり、大変申し訳なく思っております。今後は決してこのようなことが無いよう、また、皆様からの信頼を失わないよう、精一杯努力することをお約束致します。これからも何卒宜しくお願い申し上げます。

なお、本件についてのお問い合わせなどございましたら、下記までご連絡いただければ幸いです。

【セキュリティ事件簿#2023-130】愛媛県東温市 「優越感」の魅力に取りつかれてデータを不正持出した職員が処分される


東温市の市役所で、なんとシステム管理者権限を悪用して、市長を含む職員363人分の給与明細データを不正に複製!さらに、監視カメラの管理サーバーからは、複数の女性職員の画像データも盗んでいたとか!

そして、その犯人はなんと、市社会福祉課の男性主任主事(34)!しかも、この職員、おととしの12月に給与明細書のデータをUSBで持ち帰って自宅のパソコンに保存していたというから、計画性もあるようですね。

一般市民の被害や個人情報の外部漏えいは確認されていないとのことですが、それでもこれだけの悪事を働いたので、停職4カ月の懲戒処分は当然でしょう。市長も『市政や公務員への信頼を大きく失墜させたことは誠に遺憾であり、市民に深くおわびする』とコメントしています。こんな事件が二度と起こらないよう、綱紀粛正に努めてほしいものです!

【セキュリティ事件簿#2023-120】北九州市立大学 北九州市立大学教員の懲戒処分について 2023年4月13日


公立大学法人北九州市立大学において、以下のとおり懲戒処分を行ったので公表します。 

1 被処分者 

文学部人間関係学科 准教授 髙西 敏正 55歳 

2 処分年月日 

令和5年2月7日(令和5年2月10日退職) 

3 処分の種類

及び程度 懲戒処分 諭旨解雇 

4 処分理由 

 被処分者において、次の行為が確認された。

①研究費不正使用

②無許可兼業等

③不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反

 これらの行為は、公立大学法人北九州市立大学職員就業規則第57条第1項第1号に規定する「正当な理由なく無断欠勤をした場合」、第3号に規定する「故意又は重大な過失により本学に損害を与えた場合」、第5号に規定する「本学の信用又は名誉を著しく傷つけた場合」及び第9号に規定する「前各号に定めるもののほか、この規則によって遵守すべき事項に違反し、又は前各号に準ずる不都合な行為があった場合」に該当するため。 

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【セキュリティ事件簿#2023-118】エイ・ケイ・フランチャイズシステム株式会社 ノートパソコンの盗難に関するご報告とお詫び 2023年3月22日


この度、弊社が運営するファミリーマート下記店舗のアルバイト従業員に係る個人情報漏えいの問題が発生しました。

なお、下記対象店舗には、弊社が第三者から過去に運営を引き継いだ店舗が含まれております。

[対象店舗] 
栗生四丁目店 
シーノ大宮店 
池袋グリーン大通り店
池袋北口店 
東池袋明治通り店 
としまエコミューゼタウン店
サンシャイン南店 
上野駅前店 
日本青年館店
伊藤忠ビル店 
メトロ外苑前店 
神宮スタジアム通り店
青山ビル店 
中野弥生町本郷通り店 
城陽寺田店
城陽平川店 
東大阪三島店 
一津屋三丁目店
堺大野芝町店 
光明池南店 
吉井町二丁目店
南海春木駅前店 
福岡蒲田店 
香椎パークポート店
福岡パルコ店 
福岡平和店 

計 26 店

このような事態を招いたことにつきまして、深くお詫び申し上げます。

〇個人情報漏えいのおそれが発生した状況
  • 令和 5 年 3 月 6 日の夜間、弊社社員が帰宅途中に立ち寄った先で、ロッカーに入れていたカバンが盗難被害にあいました。
  • 弊社は、直ちに警察に被害届を提出いたしましたが、現在まで、盗難にあったカバン及び内容物は発見、回収されておりません。
  • 盗難にあったカバン内にはノートパソコンが入っており、ノートパソコン内には、アルバイト従業員の個人情報ファイル(住所、氏名、生年月日、電話番号、性別、銀行口座、社会保険加入状況、時給 等)が含まれておりました。
当該ノートパソコンについては、ログインパスワードを設定しており、当該パスワードなしに個人情報ファイルにアクセスすることはできません。

また、個人情報ファイルは既退職者の方のデータを非表示設定しており、上記ログインパスワードとは別のパスワードを更に入力しなければ表示されることはありません。

現時点では第三者への個人情報の流出及び不正使用等は確認されておりません。

弊社では、今回の事態を重く受け止め、深く反省し、再発防止策を早急に実施すると共に、個人情報の適切な取り扱いを周知徹底致します。


【セキュリティ事件簿#2023-114】アイ工務店 お客様情報の流出に関するお詫びとご報告 2023年3月13日


このたび、弊社に資料請求等いただいたお客様情報が外部に流出していたことが判明いたしました。

当該お客様情報流出の概要と対応につきまして、下記のとおりご報告いたしますとともに、 お客様をはじめとする関係者の皆様に多大なるご心配をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます。

1 概要

2023年3月4日、弊社顧客情報流出について外部から情報提供があり、事実確認の結果、元従員がお客様情報を不正に持ち出していたことが判明いたしました。

社内調査を進め、元従業員が転職した先の企業に不正に情報提供していた事実が判明したことから、当該企業へは個人データの返却といかなる利用も停止するよう申し入れており、併せて警察へも破害を申告しております。

2 対象となる個人データの内容

(1) 氏名
(2) 電話番号
(3) 住所
(4) メールアドレス
 ※ 銀行口座、クレジットカード番号の情報はありません。

3 再発防止に向けて

このたびの事態を厳粛に受け止め、 現状の管理体制の改善と監視体制の強化、 従業員教育の徹底を図り、全社的に再発防止に努めてまいります。

【セキュリティ事件簿#2023-113】平塚市 職員の懲戒処分 2023年3月10日


 地方公務員法第29条第1項の規定に基づき、次のとおり職員の懲戒処分を行いましたので報告いたします。

所属部局市長部局
職名主査
性別男性
年齢38歳
処分年月日令和5年3月10日
事案の概要1 当該職員は、令和4年7月12日に、権限が無いにもかかわらず、他の職員がログインしていた住民記録システムの端末から、同僚職員Aの家族の住所を不正に収集し、同僚職員Aを誹謗中傷する文書を、市民である同僚職員Aの家族に郵送した。
2 また、令和4年11月末から令和5年1月初旬の間に、前所属において、業務上知り、記憶していた市民の秘密情報を、同僚職員Bと同僚職員Cの計2人に対して、文書で漏えいした。
 さらに、同情報を市役所内のD課とE課の2課に対して、本市ウェブ内の各課への問い合わせフォームから送信し、漏えいした。
3 さらに、前所属において、平成29年度から令和3年度の間に住民記録システムの端末を利用し、約70人の市職員の個人情報を職務以外の目的で閲覧した。
処分内容停職6月
管理監督者の処分課長及び課長代理、課長(当時)及び課長代理(当時) 文書訓告

【セキュリティ事件簿#2023-105】名古屋市消防局の31歳の男性消防士長、ファイルサーバに不正アクセスして昇任試験のデータを入手するも解凍に失敗。試験不合格に加えて懲戒処分のオマケもゲット!!

 

名古屋市消防局の昇任試験問題のデータを不正に入手したとして、消防士長が懲戒処分されました。データにはパスワードがかかっていて、消防士長は試験に「不合格」でした。

停職1カ月の懲戒処分を受けたのは、名古屋市消防局の31歳の男性消防士長で、2022年6月下旬までに総務部のファイルサーバーにアクセスし、受験する予定の昇任試験の問題などのデータを不正に入手しました。

消防士長は消防の指令システムの管理などをする担当で、他部署のサーバーにもアクセスする権限を持っていたということです。

試験問題のデータにはパスワードがかかっていたため、消防士長は中身を見ることはできず、昇任試験で不合格となっていました。

市の聞き取りに対して、消防士長は「ただただ反省させていただくしかできない」と話しているということです。

出典:昇任試験問題のデータを不正入手…名古屋市消防局の31歳職員を懲戒処分 内容見られず試験は「不合格」