名古屋市消防局の昇任試験問題のデータを不正に入手したとして、消防士長が懲戒処分されました。データにはパスワードがかかっていて、消防士長は試験に「不合格」でした。
停職1カ月の懲戒処分を受けたのは、名古屋市消防局の31歳の男性消防士長で、2022年6月下旬までに総務部のファイルサーバーにアクセスし、受験する予定の昇任試験の問題などのデータを不正に入手しました。
消防士長は消防の指令システムの管理などをする担当で、他部署のサーバーにもアクセスする権限を持っていたということです。
試験問題のデータにはパスワードがかかっていたため、消防士長は中身を見ることはできず、昇任試験で不合格となっていました。
市の聞き取りに対して、消防士長は「ただただ反省させていただくしかできない」と話しているということです。