大阪市の総合病院がサイバー攻撃を受けた問題で、ウイルスは、この病院に患者用の食事を提供している業者を経由して侵入してきた可能性が高いことがわかりました。
この業者は、社会医療法人「生長会」が運営する給食業者の「ベルキッチン」で、サイバー攻撃を受けた「大阪急性期・総合医療センター」に患者用の食事を提供しています。給食業者によりますと、10月31日の朝、一部の端末でシステムが立ち上がらなくなり、身代金要求型の「ランサムウエア」への感染がわかったということです。
大阪府・吉村洋文知事「給食事業者のサーバーから(ウイルスが) 侵入した可能性が高いと報告を受けています」
病院と給食業者はサーバーでつながっていて、病院は、11月7日午後7時から会見を開き、状況を説明するとしています。
【大阪急性期・総合医療センター 外来診療にお越しの患者さまへ 2022年10月31日】
10/31 に「ランサムウエア」と思われる攻撃により電子カルテシステムに障害が発生し、緊急以外の手術や外来診療の一時停止など通常診療ができない状況となっています。
現時点(10/31 21 時現在)で復旧のめどが立っておらず明日の診療についても休診とさせていただきます。
なお、復旧のめどが立ち次第、ホームページでご案内いたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。