県立下田高等学校において、同校の「中学生一日体験入学」の参加申込みをGoogleフォームで行ったところ、設定ミスにより、一定の操作を行うと申込者136人の氏名を申込者が閲覧できる状態になっていた。なお、漏洩した情報は氏名・ふりがなのみであり、その他の入力情報は集計結果のみが閲覧可能となっており、氏名と紐付けされていない。
また、現在までSNS等への氏名の流出は確認されていない。
(概 要)
1 閲覧可能期間
令和6年5月17日(金)~令和6年6月10日(月)
2 閲覧できた内容
・申込者氏名・ふりがな
・中学校別人数の割合
・保護者の参加・不参加の割合
・理数科・普通科の申込み人数の割合
・理数科の理科・数学の体験授業希望の割合
※申込者氏名と他の情報(各種申込状況)とは紐づけされていない。
3 閲覧が可能であった中学生の人数
136人(6月10日確認時点)
4 問題の認知
6月10日(月)午後4時頃、申込者の中学校から電話連絡を受けた。
(原 因)
・フォームの設定時に、通常設定ではオフになっている「結果の概要を表示する」タブをオンにしてしまったこと。
(対 応)
1 学校の対応
・6月10日(月)の中学校からの連絡後、すぐに「結果の概要を表示する」タブをオフにし、閲覧できない状態にした。
・中学校長あて謝罪文を通知する。
・閲覧が可能となっていた136人の中学生へ謝罪メールを送信する。
2 当該校の再発防止策
・学校情報セキュリティ手順の再確認を行い、複数チェック体制を強化する。
・管理職によるコンプライアンス向上研修を実施する。
3 県教委による再発防止策
・個人情報収集時の注意点について、全県立学校に周知する。
・当該校に対し県教委による情報セキュリティに関する臨時の監査及び研修を実施する。