このたび、当社並びに当社の子会社である株式会社キャディアン、株式会社トータル都市整備、株式会社青森アトム、株式会社エコ・トライ、株式会社タカミヤの愛菜、八女カイセー株式会社、株式会社イワタ、株式会社ヒラマツ及び株式会社ナカヤ機材(以下、各子会社を総称して「子会社ら」といい、当社と子会社らを総称して「当社グループ」といいます。)は、当社グループのサーバーに対して第三者による不正アクセスを受け、ランサムウェア感染被害を受けましたので、お知らせいたします。
本件につきましては、既に、対策本部を設置のうえ、外部専門家の助言を受けながら、原因特定・被害情報の確認・情報流出の有無などの調査を行い、自力復旧への対応を進めながら、発覚後速やかに、個人情報保護委員会や警察への報告につきましても行っております。引き続き、外部専門家や警察とも連携のうえ、対応を進めて参る所存です。
現状、攻撃の詳細等については継続して調査を行っており、全容を把握するまでには今しばらく時間を要する見込みですが、現時点で判明している内容につきまして、下記のとおりご報告申し上げます。今後、より詳しい状況が判明次第、速やかにご報告申し上げます。
なお、今回の不正アクセスが当社グループの業績、2023年3月期第3四半期決算発表に及ぼす影響については、現在精査中でございますが、開示が必要な場合は、速やかに公表いたします。
このたびは、皆さまに多大なるご心配とご迷惑をお掛けすることとなりまして、誠に申し訳ございません。衷心より深くお詫び申し上げます。
- 不正アクセスの概要
初期調査の結果によれば、攻撃者は、当社ベトナム拠点に対して不正アクセスを行ったうえで当社グループの社内サーバーに侵入し、ランサムウェアを実行し、ファイルの暗号化を行ったものと考えられます。その後、攻撃者のリークサイトに弊社名が掲載されていることを確認しております。 - 漏えい等の可能性がある情報
調査中ですが、現時点において把握しているものは以下のとおりです。
・当社グループの社内サーバーに保存されていた顧客情報(個人情報を含む)
・当社グループ全社の従業員情報
なお、漏えい等の可能性がある個人データの件数については、現在調査中です。
株式会社イワタ、株式会社ヒラマツ及び株式会社ナカヤ機材については、攻撃を受けたサーバー群に個人データを保有しておらず、当該三社が主体として取得・管理していた個人データに漏えい等のおそれがないことを確認しております。 - 発覚の経緯及びこれまでの対応状況
- 令和4(2022)年12月15日、当社の業務システムへのアクセス障害を確認したことから、当社のシステム管理者が調査を行い、社内サーバーに保存されていたファイルが暗号化されるなど、ランサムウェアであるLockBitに感染したことが判明しました。このため、当社は、当社のシステム管理者に、直ちに可能な範囲での被害拡大防止措置を講じさせるとともに、本件の対策本部を設置しました。
- 12月16日、当社のシステム管理者の調査により、当社の業務遂行における支障を生じさせない最低限の業務システムの復旧は可能な見込みであることが判明し、直ちに復旧作業を開始するとともに、外部専門家の弁護士及びセキュリティ専門企業に本件の対応に関する支援を依頼しました。
- 12月19日、当社において個人情報保護委員会に対する速報を行うとともに、攻撃対象サーバーに関するデジタルフォレンジック調査を実施する外部専門機関の選定作業等を開始しました。
- 継続調査により、子会社らにおける本件の影響を確認したため、12月23日、子会社らに関しても個人情報保護委員会に対する速報を行いました。
- 令和5(2023)年1月7日、当社グループに対してランサムウェア攻撃をしたと名乗るものからメールを受信し、また、攻撃者のリークサイトに当社名が掲載されていることを確認しました。
- 1月10日、攻撃者のリークサイトへの掲載を踏まえ、外部専門機関を起用したダークウェブ調査も開始しました。
- 1月11日の午前、当社において大阪府警担当課と会議を行い、現状の調査状況を報告し、今後の捜査の進め方につき協議を行いました。
- 1月11日、攻撃対象サーバーに関するデジタルフォレンジック調査を実施する外部専門機関からデジタルフォレンジック調査の初期報告を受けました。
- 令和4(2022)年12月15日、当社の業務システムへのアクセス障害を確認したことから、当社のシステム管理者が調査を行い、社内サーバーに保存されていたファイルが暗号化されるなど、ランサムウェアであるLockBitに感染したことが判明しました。このため、当社は、当社のシステム管理者に、直ちに可能な範囲での被害拡大防止措置を講じさせるとともに、本件の対策本部を設置しました。
- 今後の対応
- 引き続き、外部専門機関によるデジタルフォレンジック調査等を進めており、漏えい等した情報の項目・件数、侵入経路、被害範囲等を調査して参ります。また、攻撃者のリークサイトへの掲載を踏まえて、外部専門機関を起用したダークウェブ調査も継続して参ります。
- 当該調査の内容も踏まえて、外部専門家の弁護士及びセキュリティ専門企業の助言のもと、再発防止策の策定に向けた取り組みを進めて参ります。
- 引き続き、個人情報保護委員会や警察をはじめとした機関への報告・連携を進めて参ります。
このたびは、皆さまに多大なるご心配とご迷惑をお掛けすることとなりまして、重ねてお詫び申し上げます。