2023年の投資戦略を考える(NISA、iDecoは使わない。富裕層にたどりついてみたい。)

 

2022年、寅年は荒れると言われていたが、本当にすごい荒れ方をした。

特にドル円なんか、年初に115円くらいだったのが、150円までつけ、その後130円前後で落ち着くという、荒れまくりの展開だった。

FXメインでやっていた人は退場を強いられた人がかなりいたと思う(市場からの退場だけならまだしも、人生からの退場になっていないことを祈る)

また、2022年はこれまでの人生で一番自己投資した年だった。その投資額約〇〇〇万円。社畜の分際で年収の45%近くを投じていたので、自分でもびっくりしたが、得られるものもあった。

一つは健康。

一昨年までは高脂血症に高血圧で、薬を飲み始めるか、真剣に生活改善するかの2択を迫られる中で、1日1食生活&白物(米、小麦、砂糖、塩、シャブ(笑))を抜く&適度な運動(1万歩/日)をする生活をし、体重は10キロ以上落ち、高脂血症は解消し、血圧も正常値に戻った。3か月ごとに内科に通院しており、いつも通院すると先生が積極的に次回の日程を決めに来てくれるが、それすらもなくなってしまった。昨年の健康診断では肥満度がマイナスになってしまい、違う意味でウエイトコントロールが必要と診断されてしまった。

1日1食(夜)生活により、基本的に昼食を取るという習慣が無くなったため、この時間を執筆に振り向け、これまでの旅の記録をまとめてキンドル出版をし、作家になることを目指している。

もう一つ得られた大きなものは投資のマインド。

実は投資を行うにあたって最も重要なのは健康。健康でない人が投資をすると間違った判断をしてしまい、最悪市場や人生からの撤退を迫られてしまう。

んで、自分がたどり着いた投資はシンプルイズベストでインデックス投資。

どこのインデックスかというと、アメリカ。

その理由もシンプルで実績ベースで株価と人口が増えているから。

バックテストができて、株価と人口が増え続けている国はアメリカしかない。

ちなみに2022年はFXから撤退しました。

FXは以前からゼロサムゲームと言われており、利益が出る裏には必ず損を出している人がいるということで、頭では理解しているものの、罪悪感を感じないように自動売買でブン回していた。

ところが、多額の資金を投じて学んだ投資マインドを踏まえると撤退すべきという気持ちが高まり、覚悟を決めて撤退した。

ちなみに撤退時期は丁度ドル円が150円に向けて円安に突き進んでいる時期だったので、損失は最小限に抑えられた。

自動売買は円高に動くと自動的に買いの仕掛けをしていくため、ドル円が150円を付けて円高方向に向かっていったが、この局面だと、逆に損失が拡大して撤退は難しくなっていた。


そんな訳で投資についてはインデックス投資をメインとし、米国株(S&P500)と、万が一のために逆相関の関係にある米国長期債、それに有事の金をベースとしてポートフォリオを組み立てていく。

ちなみにこれ、仮に2005年に100ドルから投資を始めて、毎月100ドルずつドルコスト平均法で18年間投資を続けていたとすると、以下のような結果になり、総資産は50,000ドルを超えるか超えないかのところまで来る。


仮に貯金(≒銀行預金)だけだったとすると、100ドル×12ヵ月×18年で21,680ドルとなるため、貯金と比較しても倍以上のパフォーマンスが出ていることになる。

丁度日本でも2024年からNISAが新しくなり、NISAで頑張って資産運用していこうという話になるが、実はNISAは使わないで行こうと思っている。

NISAには2種類あるが、まず、つみたてNISA(新NISA制度:つみたて投資枠)。

結論として、つみたてNISAは論外。

理由は投資信託しか購入できないこと。投資信託は間に信託会社が入って色々手数料がかかる。最近はノーロードだったり良心的なように見えるが、しっかりコストがかかっている。その顕著な例が分配である。例えばS&P500を直接米国ETFで買い付ければ配当が出るが、S&P500の投資信託(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))とかだと、過去一度も分配が無い。


つまり、S&P500を直接米国ETFで買い付ければインカムゲインとキャピタルゲインの両方が期待できるのに対して、投資信託ではキャピタルゲインしか期待できない。

S&P500(例えばvoo)の配当は1株4ドル/年程度。単純計算で100万円分のvooを持っていると、1,000,000円÷130円/ドル÷350ドル(voo単価)×4ドル(配当)≒80ドル程度、年間配当が付くので、その分投資信託よりもパフォーマンスは上ということになる。

次に一般NISA(新NISA制度:成長投資枠)。

一般NISAだと、S&P500を直接米国ETFで買い付けることができる。なので、一般的にはオススメである。

しかし、自分は下記の理由から使わないことに決めた。

1.信用取引ができない

2.損失時に確定申告で損失繰越ができない

投資における基本的なスタンスとしてはアメリカの成長に期待することとなるが、そこが明確でキャピタルゲイン狙いに絞れるのであれば、信用取引やCFD、先物などを活用してレバレッジをかけていくのも手だと思っている。一般NISAだとレバレッジがかけられれず、非課税よりも資金効率の悪さがデメリットとして強く映ってしまっている。

そんな訳で世の中と逆行している感じがしなくもないが、当面の投資戦略としてはNISAやiDecoは使わず、資金効率も考慮しながら米国ETFの現物、信用取引や、先物を上手く織り交ぜて資産形成を進めていきたい。

また、今年からプラットフォームの分散も意識した投資を進めていきたい。

要は1ヵ所に資産を寄せすぎないということなのだが、以下のような感じで分散を進めていこうと考えている。

・国内銀行(SU銀行):円預金  ~20%

・海外銀行(検討中):外貨預金 ~20%

・SA証券:CFD&先物運用    10%~50%

・SB証券:国債&信用取引運用  ~50%

・MO証券:現物&信用取引運用  10%~50%