クラウドが普及して、サーバを立てるにもサーバを買わなくて済むようになり、ストレージを確保するにもストレージデバイスを調達しなくてもよくなった。
企業でもメール等はクラウド化が進んでいると思われる。
クラウドは非常に便利である。
しかし、その利便性は一般のエンドユーザのみならず、サイバー攻撃を行う側にも出ている。
というのも、サイバー攻撃事態もクラウドサービス化されており、サービス提供事業者にコンタクトできさえすれば、低額でサイバー攻撃を委託することができる。
トレンドマイクロの調査では、攻撃のカテゴリごとに下記のような価格でサイバー攻撃の委託が可能な模様。
■DDoS攻撃に必要なBotnetの価格
■標的型攻撃等で用いられるRAT(Remote Access Tool ⇒感染させることで端末の遠隔操作が可能になるマルウェア)の価格
■ランサムウェアの価格
■SMSへのメッセージ送信の価格
金額は米ドル表記だが、法定通貨を使うとどうしても足がつくため、決済は匿名性の高い仮想通貨で行われる。
それにしても金額が安い。
防御する側はそれなりの費用をかけて行っていると思うが、攻撃側のコストが非常に低いことには少し驚いた。