ユナイテッド航空のマイルの原価が判明!?


好きな航空会社はどこですか?

基本自分はワンワールド派なので、日本航空(JL)、キャセイパシフィック航空(CX)、カタール航空(QR)などが気に入っています。

日本航空はやはりサービスがいいですね。

キャセイパシフィックのビジネスも素晴らしいです(ただしエコノミーはイマイチ)

カタールは機材が素晴らしいですね。

では、嫌いな航空会社はどこですか?

真っ先に出てくるのはユナイテッド航空(UA)とフィリピン航空(PR)である。

ユナイテッド航空の国内線ファーストクラスは間違いなく世界一しょぼい。
(しかもマイル修行で共同運航便の罠にはまり、トラウマ継続中)

フィリピン航空は全般的に機材がしょぼい。
バンコク-マニラ間のフライトで、故障により機内エンターテインメントが一切使えなかった恨みは未だに忘れない。

前置きが長くなったが、そんな僕が大嫌いなユナイテッド航空が、マイレージサービス会員からの将来収益見込みタテに借入を試みているらしい。

端的に言うと、「当社のマイレージサービスの顧客は毎年総額で約〇〇億ドルもお金を使ってくれるから、〇〇億ドル貸して」的な感じらしい。

その中で、ユナイテッドのマイレージサービスの一面を垣間見ることができた。

・会員は全世界で1億人超

・フライト収益の半分以上がマイレージメンバーからのものである

・マイレージサービスの平均会員は30歳から64歳

・マイレージサービスの会員の3分の2近くが年間100,000ドル以上を稼ぐ。

・マイレージサービスの会員の半分はユナイテッドハブ地域外に在住(つまり米国外!?)

・2017年から2019年の間に発行されたマイルは平均6%増加。一方、実際の引き換えマイルは同じ期間に4%のみの増加。

・交換されたすべてのマイルの80%がユナイテッドのフライトで使用。

・全マイルの71%はクレジットカードプログラムによる獲得。

・メンバーがクレジットカードパートナーから15,000マイルを獲得すると、パートナーはユナイテッドからマイルを0.02ドルで購入し、300ドルの利益を得る。

メンバーがそれらのマイルをフライトに引き換えると、マイレージサービス(United MileagePlus)はユナイテッドからチケットを0.01ドル/マイル、又は150ドルで購入する。

ひょんなことからユナイテッドの1マイルの原価が分かってしまった。

■クレジットカード会社等の提携パートナーには1マイル0.02ドル(=2.15円)

■マイレージサービス(United MileagePlus)には1マイル0.01ドル(=1.07円)

ちなみにこのニュースと直接関係あるか分からないが、ユナイテッド航空はNASDAQ100構成銘柄から2020年6月22日に削除されるらしい。

【参考】
https://www.flyertalk.com/articles/united-takes-5-billion-loan-against-mileageplus-user-data.html