公表日:2026年3月11日
組織:愛知県(委託先:株式会社日本総合研究所)
原因:メール送信時の設定ミス(BCCではなくTo欄で送信)
攻撃手法:誤送信(ヒューマンエラー)
影響範囲:セミナー申込者151名のメールアドレス
深刻度:低(限定的な情報漏えい・件数明確)
分類:誤操作 / 委託先管理
本件は、委託先企業によるメール誤送信により、申込者のメールアドレスが相互に閲覧可能となったヒューマンエラー型の情報漏えい事案である。
事件概要
愛知県は2026年3月、委託先企業によるメール誤送信により、セミナー申込者のメールアドレスが漏えいしたと発表した。
同県によると、株式会社日本総合研究所がセミナー案内メールを一斉送信した際、本来BCCで送るべきところをTo欄で送信したという。
この結果、申込者151名のメールアドレスが互いに閲覧できる状態となった。
誤送信発覚後、委託先は対象者へ謝罪とメール削除の依頼を実施し、県も委託業者への指導と再発防止の徹底を行うとしている。
本記事では、愛知県が公表した公式発表をもとに内容を整理している。
分析
今回の事案では、委託先企業によるメール送信時の設定ミスにより、メールアドレスが公開状態となった点が特徴である。
一般的にこの種の事案は、BCC設定の誤りなどヒューマンエラーによって発生するケースが多く、特に一斉送信時に起きやすいとされる。
発生要因としては、送信前の確認不足や運用ルールの不徹底などが背景にある場合が多い。
企業や自治体では、誤送信発覚後に対象者への連絡や削除依頼を行い、あわせて再発防止策の見直しが進められるのが一般的である。
今回の発表も、こうしたメール誤送信による情報漏えい事案として整理できる内容となっている。
この事件からわかること
今回の発表から読み取れるポイントとして、一般的には次のような点が挙げられる。
- メール誤送信はヒューマンエラーとして一定数発生している
一斉送信時の宛先設定ミスなど、基本的な操作ミスが原因となるケースは少なくない。 - 委託先を含めた情報管理体制の重要性
外部委託先が関与する場合でも、同様の管理基準や運用ルールの徹底が求められる。 - インシデント発覚後は迅速な対応が行われる
対象者への謝罪や削除依頼など、初動対応の速さが重視される傾向にある。 - 再発防止に向けた運用見直しが実施される
送信手順の確認強化やチェック体制の見直しなどが一般的に行われる。
関連事件
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公式発表(アーカイブ)
2026年3月11日リリース分:委託業者による個人情報(メールアドレス)の漏えいについて
愛知県が株式会社日本総合研究所に委託し開催した、企業向け生物多様性セミナー「今からはじめるネイチャーポジティブ経営~自然と共に生きる企業へ~」の申込者のメールアドレスを、他の申込者にも閲覧できる形でメール送信する事案が発生しました。
申込者の皆様に御迷惑をおかけしたことを深くお詫びするとともに、個人情報の適切な管理及び取扱いを徹底し、再発防止に努めてまいります。
1 情報漏えいの内容
(1)発生日時
2026年3月10日(火曜日)午前11時11分
(2)発生状況
株式会社日本総合研究所から、セミナーのアーカイブの案内について、申込者151名に対してメールで一斉送信した際に、誤って全ての申込者のメールアドレスが閲覧できる形で送信した。
(3)発生の原因
本来、メールアドレス(宛先)は、BCC欄を使用すべきところを、To欄を使用して送信した。
(4)発生後の対応
誤送信した株式会社日本総合研究所は、全ての申込者に、3月10日(火曜日)午後7時36分にメールによりお詫びを申し上げ、併せて当該メールの削除及び削除した旨の報告をお願いした。
2 県の対応
今回の事案を踏まえ、個人情報の適正な管理及び取扱いについて、改めて委託業者を指導するとともに、同様の事案が発生しないよう、個人情報の漏えい防止及びその他の安全管理の一層の徹底を図り、再発防止に努める。
