塩野義製薬株式会社の100%子会社である台湾塩野義製薬(本社:台北市、以下「台湾塩野義」)が2020年10月21日に外部からのサイバー攻撃を受け、一部の情報流出が確認されました。これまでの経緯につきまして、以下の通りご報告いたします。
■サイバー攻撃の被害範囲および復旧対応について
外部のサイバーセキュリティ専門家による調査を実施した結果、台湾塩野義が保有するサーバー・PCにランサムウェアの一種と推測されるマルウェアの攻撃痕跡を確認いたしました。
当社グループでは、外部の専門家による確認ののち、安全対策に万全を期し、特別な監視体制を敷いたうえで台湾塩野義のシステムを全面的に復旧いたしました。
また、当社グループの日本・米国における拠点への影響につきましても通信ログおよびシステムのログの確認を行いましたが不正アクセスの痕跡は発見されず、当社グループのその他地域への不正なアクセスはなかったと判断いたしました。
■情報漏洩の可能性について
台湾塩野義で保有していた従業員の情報がダークウェブ上に掲示されておりましたが、顧客の個人情報および機密情報が流出した事実は確認されておりません。
■再発防止策について
当社は本件の発生を厳粛に受けとめ、台湾塩野義を含めたシオノギグループ全体においてITセキュリティおよび情報管理体制のさらなる強化を図ってまいります。