保育関係者向けサイトに不正アクセス - クレカやアカウント情報が流出(転載)~想定損害賠償額は約6000万円か~


「Hoickオンラインショップ」からのカード情報漏えい

保育関係者向けサイトに不正アクセス - クレカやアカウント情報が流出

 幼稚園の教諭や保育士を対象としたサイト「Hoick」のオンラインショップが不正アクセスを受け、利用者の個人情報が外部に流出した可能性があることが判明した。

同サイトを運営するソングブックカフェによれば、ウェブサイトが改ざんされ、2020年10月29日から2021年4月8日にかけて同サイトのオンラインショップを利用した顧客のクレジットカード情報が外部に流出し、不正に利用された可能性があることが判明したもの。

期間中に同サイト上で入力されたクレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードなど最大2365件が対象で、注文が完了していない場合も含まれる。あわせて同期間にログインのため入力されたメールアドレスおよびパスワード最大1740件についても流出したおそれがあることが判明している。

4月9日にクレジットカード会社より情報流出の可能性について指摘を受けたという。同社では、外部事業者による調査を実施し、6月2日に最終報告を受けた。同月17日に個人情報保護委員会へ報告。警察にも被害を相談している。

対象となる顧客に対しては、7月6日よりメールで経緯を説明し、謝罪。クレジットカードにおいて身に覚えのない請求がないか確認したり、他サイトにおいてパスワードを使いまわしている場合は、変更するよう注意喚起を行っている。