先日、人生45年目、社会人(社畜歴)23年目を迎えました。
過去に書き残したものを参考にしながら、今回も思ったことをいろいろ書き残しておこうと思う。
自己投資
「継続は力なり」というが、習慣化して継続させることは比較的得意というか好きなんだと思う。
去年から始めた習慣が幾つかある。
1日1食生活
基本は夜だけ。体に悪い白いもの(白米、小麦、砂糖、塩、シ〇ブ)を極力取らないようにする。
食という三大欲求の一つと戦うため、結構習慣化するのが大変で、習慣化しても週末のイベントで崩してしまったり、旅行で崩してしまったりで、2年前に63キロくらいだった体重は1年前に50キロまで落とし、その後56キロくらいにリバウンドしている。
定期的に内科に行って血液検査をしているが、体重はリバウンドしているものの、2年前に課題になった高脂血症・コレステロール・中性脂肪などは正常値をキープできている。血圧だけ若干上昇気味なので、頑張ってコントロールしたい。
ちなみに何故健康に気を付けるか?これは長生きしたいというのもあるが、実は投資に繋がっている。健康でないと正常な投資判断が下せなくなるのである。
お腹周りについては2年前は腹囲84cm程度のズボンを買っていたが、1年前は腹囲73cmのズボンがジャストフィット。今は73cm~76cmがちょうどいい感じ。
〇〇体操
肩こりが消えてうつ病の解消にもなるというまさに必殺技の〇〇体操も継続できている。
マッサージに行くと、相変わらず「カタい」と言われるが、肩こりで困ることはなくなっている。
唯一気になるのは、体操時に左右の肩が異なる動き方をする点。恐らくどちらかの肩が凝り過ぎていると思われるので、原因究明と解消を目指したい。
キンドル出版
昨年1日1食生活を始めて、朝と昼は自分のための時間を作ることが可能になった。
その結果、朝はブログ作成に時間を割くことが可能となった。本職との親和性からインシデント事件簿を継続できている。
インシデントは当事者からするとあまり公開したくないもので、数日や数か月の公開期間を経て削除されてしまう。一方でインシデントには様々な教訓が隠れているもので、それらを残すためにインシデント事件簿としてスクラップ記事を残している。
一方、昼は執筆活動に振り向けることが可能となり、1日1時間の執筆活動の積み重ねで昨年人生初のキンドル出版を実現させることができた。
そして、今年2冊目も出版することができた。
昨年1冊だったので、今年は2冊の出版を目指してみたい。
個人的には太平洋戦争を中心とした近現代史に興味があるので、ブログでの旅行記や搭乗記と併せてキンドル出版も継続していきたい。
自分はコツコツ型が性に合っているため、1日に少しずつでもコツコツ積み重ね、年に1回でもアウトプットを出せればよいと考えている。
Duolingo
NHKラジオ英会話の代わりに始めたDuolingoも継続中。英語力の糧にするには1日のレッスン回数を増やす必要があるが、一応715日継続中。
Try Hack Me
スキル向上の一環でセミナーに参加するが、テクニカルなものが足りていない気がするので、Try Hack Meを実施している。こちらもぼちぼちやっているが、スピードアップを図っていきたい。
資産形成
資産形成については2023年に巨額な自己投資を通じて学習を進め、ある意味答えのようなものにたどり着くことができた。
その答えとは、”シンプル イズ ベスト”で、「バックテスト」「ドルコスト平均法」「適切なレバレッジ」を意識して経済面での脱社畜を引き続き目指したい。
前年も触れた「株式」「債権」「実物」「その他」の分類で近況を整理してみる。
株式
継続して米国ETF(S&P500)を継続的に買い付け。「バックテスト」ができて、「適切なレバレッジ」を掛けられて、「人口が右肩上がりの国」に投資することを考えると、株式はS&P500の一択だと思っている。もちろん、S&P500の暴落時の最大下落率を加味して、米長期国債ETFと金を45%保持するようにしている。
債権
FRBのインフレ対策で金利が高止まりしている。米国債がとても魅力的になっていて、昨年は上述の株式を購入する一方で米国債(所謂生債権)を購入。併せて、契約していた外貨建て生命保険も途中解約して米国債に乗せ換えた。
実物
については金利上昇リスクは見込んで、ローン金利を固定化できる物件は固定化し、出来ない物件は売却した。打つべき手は打ったので、実物不動産については大きな変動はない。
その他
海外に銀行口座を作ってみた。これが44歳で行った一番大きい事だったかもしれない。ちなみにカンボジアではなく、先進国です。ただ、作っては見たものの、活用方法をしっかり見いだせておらず、とりあえず作って維持している状態。入金はオンラインでできるものの、出金は現地に渡航しなければならず、金利もべらぼうに低いため、資産形成とは違う観点で活用方法を模索する必要がありそう。
特別企画:人生後半の戦略
普段読書をする癖は無いのだが、旅に出る時くらいは本を1冊持って、空港やホテルのプールや飛行機内で読んで、その後の人生に活かしていきたい。
今回読んだのはこちらの本。
最近衰えを感じるシーンが増えてきており、発想の転換を求めて読んでみた。
読んだ感想として、この本は、所謂社会的な成功者向けの本だった。自分自身は決して成功者ではないため、感じる部分は少なかったもののそれでも得るものはあった。
リバースバケットリスト
『無節操に生きる人の渇望は、つる植物のように伸びていく(中略)このあさましくしつこい渇望に溺れれば、雨後の草のごとく悲しみが育つ』by 法句経
これは何がポイントかと言うと、「幸せの定義が移動する人はいつまでたっても幸せになれない」ということ。
バケットリスト自体は作ることによる時間の有限性⇒時間の上手な使い方に着目させる効果があるが、無節操に作ったところでいつまでたっても幸せにはなれない。
リバースバケットリストは次のステップで進める。
ステップ1:無節操なバケットリストの作成
世俗的な欲と執着は分類が存在するので、その分類で整理してみる。
【お金】
【権力】
【快楽】
【名誉】
ステップ2:5年後の自分の想像
(例)
幸福で心は穏やか。自分の人生を大方楽しんでいる。満足して、目的と意義に根差した生活を送っている。
未来の人生に含まれるどんな要素(信念、家族、友情、他社に奉仕できる仕事)が、幸福に大きく貢献しているのかを書き出してみる。
ステップ3:ステップ1と、ステップ2の幸福の要素を比べ、時間、注意、リソースを割くに値するかを考え、バケットリストの見直しを行う。
幸福因子
人生を幸せで健康に導く、コントロール可能な因子は7つある。
- 禁煙
- 禁酒
- ウエイトコントロール(正常範囲の体重を維持し、バランスの取れた健康的な食事をとる。無理なダイエットや食事制限はしない)
- 運動(1日1万歩の散歩)
- 適応的対処(目の前の問題から逃げない。過剰に思いつめない)
- 教育(生涯を通して目的意識をもって学ぶ。読書をたくさんする)
- 安定した長期的な人間関係(人生に何が起きようと、共に成長していける相手、信頼できる相手。夫婦関係である場合が多いが、夫婦関係とは限らない)
ちなみに7つの内、最も重要なのは最後のNo7。困ったことに自分が最も弱点としている領域。
友情のレベル
友情は主に上中下の3段階に分類できる。
- 上(完璧な友情):
お互いのウェルビーイングを願い、両者の利得を超えた善や美徳を共に目指せる友情(例:宗教上の信念、大義への情熱)
※ウェルビーイング:身体的、精神的、社会的な健康と幸福
- 中(快楽に支えられた友情):
好意や憧れによってつながっている友達(例:一緒にいて楽しい、面白い、美しい、頭がいい)
- 下(利便性に支えられた友情):
「手段」という言葉に置き換えられる友達(例:仕事の成功)
当然ながら、人生後半を幸せに過ごすためには、「完璧な友情」クラスの友達が必要になる。
人生後半を幸せに生きるために答えられないといけない質問(次の人生の憲章)
- 人生の次の段階で続ける活動は何?
- 人生の次の段階で進化させやり方を変える活動は何?
- 人生の次の段階でやめる活動は?
- 人生の次の段階で新しく学ぶ活動は?
- 次の段階を始めるために、新しい自分に進化するために、来週何をする?
- 次の段階を始めるために、新しい自分に進化するために、来月何をする?
- 次の段階を始めるために、新しい自分に進化するために、半年後に何をする?
- 1年後、それらの活動の結果として現れる最初の成果は何?
毎年この時期に1年後、5年後の自分のイメージと自分のミッションを見直しているが、この本の内容を一つでも取り入れてみたい。
1年後の理想の姿(仕事、ライフスタイル、住む場所、人間関係、感情)
仕事
会社員(社畜)を継続していて、カンファレンスやセミナーなどに参加してスキルの維持・向上を図る。一方で脱社畜に向けてビジネス脳を鍛えたり、副業の種まき(書き物系)を継続している。
情報セキュリティや旅に関する情報発信をブログやSNSを通じて継続(購読者が増えると嬉しいが、まずはコンテンツストックにフォーカス)
英語力の強化を継続(Duolingo1,000日連続記録達成とか)。海外セキュリティカンファレンスに参加し、海外から情報を取得する経験をしている。
ライフスタイル
会社員生活をしているが、海外発券を駆使して、年3~4回は海外に旅に出かけている。旅でお金を浪費するのではなく、得られた体験や知見を整理して情報発信して何かしらの貢献に繋げられている。
フライトはJALのマイルや海外発券を活用して1回あたりの旅のコストを低減し、普通の人が1回の旅行で使うお金で2~3回は旅行できるようになっている。
ホテルのステイタスプログラムを活用して旅における滞在を上手に行う。普通の人が素泊まりする最安値の部屋の料金でスイートやラウンジアクセス権や朝食をゲットしている。
睡眠をたっぷり(8h/日 以上)とって目覚ましより前に自然に目が覚める生活が送れている。
1日1食生活を継続するとともに、自炊をもっと楽しむ。
残業=人生における貴重な時間の浪費と考え、残業はしない。
人生を共に過ごすパートナーを見つけ、遺伝子を後世に残す。
住む場所
現在は社宅。結婚したら家を買うかもしれないが、買った家に縛られないような買い方をする。
人間関係
お互いのウェルビーイング(身体的、精神的、社会的な健康と幸福)を願い、両者の利得を超えた善や美徳を共に目指せる友人を探す。
感情
日々出会ういいことを記録してポジティブ思考で幸せ感度を日々高めている。
5年後の理想の姿(仕事、ライフスタイル、住む場所、人間関係、感情)
仕事
ビジネスと資産(投資)が順調に育ち、ビジネス収入+配当収入の合計が、会社からの給与所得を超える状態。会社は正社員⇒パートナー社員に契約を変えて1日の勤務時間は4時間程度(朝出社して、昼過ぎには退社)になっている。
世界各地で開催されるIT・セキュリティカンファレンスに足を運び、現地参加ならではのホットトピックをブログを通じて情報発信し、日本のセキュリティレベルの向上に貢献している。
更にその際のフライトや宿泊の経験もブログを通じて情報発信し、日本人の旅のスキル向上に貢献している。
情報セキュリティに関する相談を無料で受け、リソース的にセキュリティ対策が難しい中小企業や個人事業主への支援を通じて、セキュリティインシデントで悲しい思いをする人を一人でも減らすことに貢献している。
ライフスタイル
世界各地で開催されるセキュリティカンファレンスへの参加に伴う飛行機の搭乗記、ホテルの宿泊記や開催地の旅情報もブログで発信し、旅x情報セキュリティという新ジャンル(!?)を確立する。
労働時間が半分になったことで、自身の得意な事ややりたかったことに振り向ける。
自分は何が得意で何をやりたかったのだろうか?
これは大きな課題。
延長線上で考えるとIT、特にセキュリティで困っている人を助けることで世の中に貢献する。
興味や関心の延長線上で考えると、太平洋戦争を中心とした近現代史への興味から、歴史を記録(戦跡の保管)したり、遺骨収集の支援、情報発信といったところを考えてみたい。
睡眠をたっぷり(8h/日 以上)とって目覚ましより前に自然に目が覚める生活が送れている。
パートナーと協力して自分の遺伝子が入った子供を育てている
住む場所
未婚なら社宅。結婚したら家を買って引っ越すかもしれないが、買った家に人生が縛られないような買い方をしている。
人間関係
お互いのウェルビーイングを願い、両者の利得を超えた善や美徳を共に目指せる友人と共に充実した人生を送れている。
感情
幸せ感度が高く、悪い事よりも良いことが自然と沢山目に入ってくる。
自分のミッション
情報セキュリティに関する情報発信を通じて日本の情報セキュリティのレベルの底上げに貢献すること。また、セキュリティインシデントで悲しむ人を一人でも減らすこと。
海外カンファレンスを追いかけて世界を旅した際の搭乗記、旅行記、マイル・ホテルテクニックなどを発信して日本人の旅行レベルの向上に貢献すること。
太平洋戦争を正しく理解し、反省すべき点は反省し、自信を持つべきところは自信を持ち日本人の誇りと自信の向上に貢献すること。
最後に
今年の抱負とか1年後の抱負とかを考えると「こうなりたいよね~」みたいなことを考えられるのだが、5年後どうありたいかを考える時、「5年後は50歳」みたいな重い現実が最初にのしかかってくる。
ま、人生はそれだけ有限で時間的には限られているということである。
また、この先の人生において、私が乗り越えないといけない課題は2点
- 天職探し(自分の好きな事、得意な事、人生におけるお金の問題が解決したら取り組みたいもの)
- ウェルビーイング(身体的、精神的、社会的な健康と幸福)を願いあえる真の友人探し
「今日が人生で最も若い日である」ということも忘れずに日々を過ごしていきたい。