ワンワールド特典航空券の計算で必要になる総旅程距離(マイル)を一覧化してみた

 

そろそろ来年の旅程の検討に入らねばならない。

手持ちのJALマイルが12万以上あるため、2025年はワンワールド特典航空券を活用する予定。

2022年から連続でワンワールド特典航空券を利用させていただいており、ありがたい限りだが、JALマイルは貯めるのも使うのもコツがいる。

一応自分のルールとしては、12万マイル以上ある場合は翌年ワンワールド特典航空券を活用することにしており、12万マイル未満の場合は海外発見で有償航空券を発券することにしている。

12万マイルという基準はワンワールド特典航空券のビジネスクラスでのスイートスポットと認識しているレンジ。うまく活用できると東南アジアとヨーロッパをビジネスクラスでそれぞれ往復できる。


ちなみにワンワールド特典航空券のルールは以下の通り。
  1. 全旅程とも同じクラスでの利用が前提(旅程の一部において異なるクラスを利用の場合、特典交換には上位クラスのマイル数)
  2. 1特典で、地上移動区間を除き、8区間まで利用可
  3. 日本国内区間の利用は、旅程全体で2区間まで
  4. 途中降機(24時間以上の一都市滞在ならびに地上移動区間)は旅程全体で7回まで可能
  5. 日本発着の旅程の場合、日本国内の途中降機不可
  6. 1特典で1つの都市は3回まで利用可。ただし、途中降機は1都市、1回まで
  7. 旅程全体で1回、地上移動区間の設定が可能
  8. 地上移動区間は、1回の途中降機とみなす
  9. 地上移動の2地点間は、「総旅程距離(マイル)*」に含まない。ただし、地上移動区間の設定によっては利用不可(地上移動の2地点間の距離が、第一区間出発地から地上移動区間の始点までの距離よりも長い場合など)
  10. 片道でも利用可
  11. 出発地と最終帰着地が異なる旅程や、出発地と最終帰着地が異なる国でも利用可
  12. 出発地へ戻り、さらに出発地以外の都市へ行く旅程は不可
  13. 出発国へ戻り、さらに第三国へ行く旅程は不可
  14. 搭乗者名・航空会社・区間・クラス・経路の変更、逆方向への変更、異なる特典への変更は不可

結構ルールが複雑だが、理解できるといろいろと楽しいことができる。

これまでに5回使ってきたが、注意が必要なのはNo14。予約した路線が撤退されると必然的に全予約のキャンセルが必要となる。具体的な経験を言うと、昔予約したフライトの中にスリランカ航空のTYO-CMB線があったのだが、スリランカ航空の路線運休によりNo14のルールに抵触することになって、全区間キャンセルすることとなった。ちなみにこのケースでキャンセルした場合、キャンセルに伴って戻されるマイルは戻ってきた時点から3年有効となり実質マイルの延命が可能となる。

実際に航空券を抑えるのは12月に入ってからだが、下準備として各フライト区間の総旅程距離を整理してみることにした。

総旅程距離はJALのサイトでも確認できるが、いざ予約をする際は空席を探して、総旅程距離を考慮して・・・といろいろタイヘン。

ちなみに12万JALマイルで国際線ビジネスクラス特典航空券に交換する場合、総旅程距離は2万マイル以下にする必要がある。


アメリカは有償航空券で行くとして、ワンワールド特典航空券では、

アジア→日本(TYO)→タイ→ヨーロッパ/中東/etc→日本(OSA/NGO)→東南アジア

というルートを取りたい。

まずは東京発着のワンワールドアライアンスの路線と総旅程距離

アジア→日本は2025年のゴールデンウィークの時期となるため、有名どころはあきらめるしかない。ジャカルタ、ベトナム、中国路線あたりで空席が出ることを祈りたい。

■NRT発着

  • フランクフルト(FRA):5,929
  • アメリカ・ダラス(DFW):6,436
  • アメリカ・ロサンゼルス(LAX):5,458
  • アメリカ・ラスベガス(LAS):5,528
  • アメリカ・ボストン(BOS):6,700
  • アメリカ・サンフランシスコ(SFO):5,130
  • アメリカ・シアトル(SEA):4,775
  • アメリカ・サンディエゴ(SAN):5,563
  • アメリカ・ホノルル(HNL):3,831
  • アメリカ・コナ(KOA):3,996
  • アメリカ・グアム(GUM):1,561
  • 上海(PVG/SHA):1,111
  • マドリッド(MAD):6,795
  • ドーハ(DOH)5,143
  • シンガポール(SIN):3,312
  • バンコク(BKK):2,869
  • マレーシア・クアラルンプール(KUL):3,345
  • マレーシア・コタキナバル(BKI):2559
  • 香港(HKG):1,823
  • ヘルシンキ(HEL):5,229
  • バンクーバー(YVR):4,681
  • バンガロール(BLR):4,147
  • 台北(TPE):1,330
  • マニラ(MNL):1,880
  • ベトナム・ホーチミン(SGN):2,706
  • ベトナム・ハノイ(HAN):2,294
  • オーストラリア・ブリスベン(BNE):4,441
  • オーストラリア・メルボルン(MEL):5,091
  • コロンボ(CMB):4,266
  • ジャカルタ(JKT/CGK)3,345

■HND発着路線

  • パリ(CDG/PAR):6,207
  • アメリカ・ダラス(DFW):6,436
  • アメリカ・シカゴ(ORD/CHI):6,283
  • アメリカ・ニューヨーク(JFK/NYC):6,739
  • アメリカ・ロサンゼルス(LAX):5,458
  • アメリカ・サンフランシスコ(SFO):5,130
  • アメリカ・ホノルル(HNL):3,831
  • 上海(PVG/SHA):1,111
  • 北京(PEK/BJS):1,313
  • 広州(CAN):1,822
  • 香港(HKG):1,823
  • 大連(DLC):1,042
  • ロンドン(LHR/LON):6,220
  • ドーハ(DOH):5,143
  • シンガポール(SIN):3,312
  • バンコク(BKK):2,869
  • デリー(DEL):3,656
  • ヘルシンキ(HEL):5,229
  • シドニー(SYD):4,863
  • マニラ(MNL):1,880
  • 台北(TSE):1,330
ちなみに東京が全滅した場合に備えて、大阪発着と名古屋発着のワンワールド路線も整理しておく。穴場は上海かな?

■KIX発着路線

  • 上海(PVG/SHA):831
  • ドーハ(DOH):4,921
  • アメリカ・ロサンゼルス(LAX):5,721
  • バンコク(BKK):2,592
  • クアラルンプール(KUL):3,084
  • ヘルシンキ(HEL):5,123
  • 台北(TPE):1,061
  • アメリカ・ホノルル(HNL):4,106
  • 香港(HKG):1,548
■NGO発着路線
  • 上海(PVG/SHA):919
  • 香港(HKG):1,632
  • ヘルシンキ(HEL):5,162
  • 台北(TPE・TSE):1,142
  • アメリカ・ホノルル(HNL):4,019
  • 天津(TSN):
■BKK発着路線

日本→タイ→ヨーロッパ/中東/etcの部分だが、バンコク発のワンワールドアライアンスの就航先は結構限られている。ただ、行先は限られるものの空席は比較的ある印象。

後、少し意外だったのが、キャセイパシフィック航空が以遠権フライトでバンコク-シンガポール間を飛ばしていることを発見したこと。
  • ロンドン(LHR/LON):5,928
  • ドーハ(DOH):3,275
  • シンガポール(SIN):890
  • クアラルンプール(KUL):768
  • 香港(HKG):1,049
  • ヘルシンキ(HEL):4,905
  • シドニー(SYD):4,679
  • アンマン(AMM):4,243
  • コロンボ(CMB):1,485
バンコクから先を考えた際に面白そうなのがアンマン。ロイヤルヨルダン航空はまだ乗ったことがない。
気になる発着路線をピックアップしてみるが、アンマン自体行ったことがないので、ロイヤルヨルダン搭乗ならアンマン滞在だな。

■AMM発着路線
  • イスタンブール(IST):755
  • フランクフルト(FRA):1,893
  • パリ(CDG):2,102
  • アムステルダム(AMS):2,114
  • ロンドン(LHR):2,280
  • マドリッド(MAD):2,270
  • ドーハ(DOH):1,046
  • ジェッダ(JED):734
  • ブリュッセル(BRU):2,072
  • デュッセルドルフ(DUS):2,006
  • アテネ(ATH):807
  • ストックホルム(ARN/STO):2,094
  • ベルリン(BER):1,820
  • キプロス(LCA):257
時点はヘルシンキ。今年はリトアニアにしか目が行っていなかったが、いくつか行っていない国をピックアップしてみる。
  • リスボン(LIS):2,091
  • ブダペスト(BUD):919
  • リガ(RIX):238
  • レイキャビク(KEF/REK):1,509
  • ドブロニク(DBV):1,261
  • タリン(TLL):60
  • リュブリャ(LJU):1,064
次はドーハ。カタール航空に乗れるとアフリカや南アメリカが視野に入る。
  • アディスアベバ(ADD):1,406
  • ブカレスト(OTP/BUH):1,950
  • セルビア(BEG):2,205
  • ウズベキスタン(TAS):1,503
  • ブルガリア(SOF):1,999
  • 南アフリカ(CPT):4,631
  • アルジェリア(ALG):2,941
  • キプロス(LCA):1,260
  • クロアチア(ZAG):2,418
  • ケニア(NBO):2,086
  • アルメニア(EVN):1,108
  • ジョージア(TBS):1,195
  • バーレーン(BAH):92
  • レバノン(BEY):1,133
  • ナイジェリア(LOS):3,434
  • ネパール(KTM):2,088
  • バングラデシュ(DAC):2,432
  • タンザニア(DAR):2,373
  • パキスタン(ISB):1,396
  • アンゴラ(LAD):3,497
  • ガーナ(ACC):3,679
  • ボスニア(SJJ):2,262
  • ウガンダ(EBB):2,163
  • ザンビア(LUN):3,210
  • モザンビーク(MPM):3,759
  • セイシェル(SEZ):2,082
  • ジブチ(JIB):1,098
疲れてきたのでこの辺にしておく。

■11/11追記

こういうルートで取りたい。ってふと思ったのでメモ

【5/10頃】
CGK/HAN/SGN/SIN/PVG/PEK/CAN/DLC/TSN→TYO/NGO/KIX ※直行便(1区間消費)希望

【8月ころ】
TYO/KIX→BKK→AMM/CMB/LHR/HEL/DOH→TYO/NGO/KIX ※4区間未満

【12月ころ】
TYO/NGO/KIX→TPE/SEL/MNL ※直行便(1区間消費)

※別切り有償航空券でTPE/SEL/MNL→TYO→MYJ→TYO→TPE/SEL/MNL発券して東京戻り

【26年3月ころ】
TYO→MYJ→TYO ※別切り有償航空券

【26年4月ころ】
TYO→TPE/SEL/MNL  ※別切り有償航空券

TPE/SEL/MNL→KUL/HKG→BKK ※2区間

■11/17追記

少し現実的なルートに見直したのでアップデート

【5/10頃】
PVG/PEK/CAN/SIN/HKG/DLC/SGN/SHA/TSA→HND
PVG/SIN/HKG/TPE/MNL/SGN/CGK/HAN→NRT
PVG/HKG/TPE→KIX→TYO 
PVG/HKG/TPE/TSN→NGO→TYO

※直行便(1区間消費)希望。
※途中降機を避けるため、KIX/NGOの場合は乗り継ぎ(2区間消費)でTYOに移動
※TSN-NGOが漏れていたので追加

【8月ころ】
TYO→BKK→AMM/CMB/LHR/HEL/DOH→・・・→SEL/NGO/KIX ※4区間未満

※戻りでTYOは途中降機できないため、国内の場合はNGO/KIX or 国内のどこか
※HKG(CX便)経由の場合はKIX、NGO、FUK、CTS、
※SELの場合、SEL→TYOまでは別切り有償航空券
 プランA:SEL→TYO→東南アジア→TYO→SEL)
 プランB:SEL→TYO→MYJ→TYO→SEL)

【12月ころ(12/27土~1/3土)】
TYO→東南アジア→TYO ※別切り有償航空券プランA

【26年3月ころ】
TYO→MYJ→TYO ※別切り有償航空券プランB

【26年4月ころ】
TYO→SEL  ※別切り有償航空券
 SEL→KUL/HKG→BKK ※2区間

TYO→OSA  ※別切り有償航空券
 KIX→BKK ※JAL便利用で1区間
 KIX→KUL/HKG→BKK ※経由便で2区間消費

※26年度は有償航空券
 バンコク発アメリカ往復 or 韓国発バンコク往復、etc