2020年3月13日~16日に航空会社のマイルとクレジットカードに関する調査が行われ、その結果が公開されている。
日本国内での調査となるので、当然ながら、9割はJALかANAになるという結果は想像に難くない。ちょっと意外だったのはANAが全体の半数以上を占めており、この辺はマイルのため安さがそのまま調査結果に表れているのだろうと思った。
自分はJALのステータス保持者(且つ、ANAは平会員)のため、JALマイルしか貯めていないが、陸マイルで貯めるのであれば、ANAの方がやりやすいと感じている。
更に言うと、バイマイルのJALよりはANAの方が手段が多かったりする。
あと、調査結果で気になったのは、特典航空券に交換したことがない人が45.0%もいるということ。
特典航空券は貯めるのに知恵と時間が必要だが、使うのにも知恵がいる。
特に会社員の場合、休みが取れるのは正月かゴールデンウィークか夏休みとなり、必然的にハイシーズンとなる。
ハイシーズンと言うことは、当然ながらその時期の特典航空券の取得は至難の業と言うことになる。
どうしてもANAやJALの特典航空券をハイシーズンに抑えたければ365日前からの争奪戦に参加しなければならない。
これはかなり難易度が高いので、代替策をとることになる。
ハイシーズンを避けるとか。
提携会社やアライアンスの特典航空券にするとか。
直行便ではなく、経由便にするとか。
最後に気になったネタは、最もよく使うクレジットカード。
大多数の人がJALカードもしくはANAカードがメインになっていた。
JALマイルなりANAマイルなりを貯めるのであれば、当然JALやANAが発行するクレカが最もよく貯まる”はず”という気持ちは良く分かる。
だが、現実は異なるのである。
自分の場合、ステータス維持のために当然JALカードは持っているが、メインではない。
現在のメインはセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードとなっている。
セゾンクラッセの攻略を組み合わせることで、還元率は最高1.125%となる。
また、マイラー界隈ではSPGアメックスカードが有名だと思う。
(個人的にはホテルマイルには興味が無いため、入っていない)
こちらはポイント還元率自体は1%だが、ポイントをマイルに変換する際、通常3万ポイントで1万マイルになるのだが、6万ポイントをまとめて変換すると5000マイルのボーナスが付く(マイル移行ボーナス)。
このマイル移行ボーナスを活用することで還元率は最高1.25%となる。
投資の世界にも言えることだが、たかが1%、されど1%である。
こういうところへのこだわりが、数年後の特典航空券のチケットがエコノミーになるのか、ビジネスになるのかの明暗を分けるといっても過言ではないだろう。
総括すると、特典航空券への交換率の低さや、メインカードの選択状況から、この調査の母数はマイルの素人なんだと思った。
【参考】