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生活苦になったら不動産ローンどうするか?
武漢ウイルス(通称コロ助)の蔓延により、IMFなんかは大恐慌以上の不況が来るとか言っている。
そうなると企業の倒産の増加とともに、借金による自殺者なんかも増えてくることが想定される。
僕の大好きな難波金融伝 ミナミの帝王では「こんな紙切れで人は人生を狂わすんや」ってセリフがありましたが、まさにその通り。
借金が増えて首が回らなくなってくると、正常な判断が下せなくなるらしい。
目の前のお金(=利息)の調達しか頭が回らなくなって、闇金に行ってしまうんだとか。
難波金融伝 ミナミの帝王は好きだけど、闇金と借金苦の自殺は避けるようにしたいものだ。
今回は不動産投資ローンがある人が不況で(空室発生で持ち出しが発生し)生活苦に陥った場合に取るべきステップについて整理したいと思う。
1.ローンの返済を止める
ま、生活が苦しいんだから、仕方ないですわな。
ローン返済のお金を生活費に充当して命を繋ぎます。
2.返済方法の見直し
ローンの返済が止まれば、当然銀行から連絡が来る。
返済計画のリスケジュールと言って、金利を下げてもらったり、元金の返済を後ろ倒しにする等の対応が可能らしい。
3.任意売却(任売)
難波金融伝 ミナミの帝王でもおなじみのフレーズではないだろうか。
ちなみに任意売却は銀行の承諾が必要になるらしい。
難波金融伝では競売にすると脅して銀行に任売を認めさせるようなシーンを見た記憶がある。
4.民事再生
これ、実はウラケン不動産のYouTubeチャンネルで初めて知った。
サラリーマン大家には「給与所得者等再生」と言うのがあって、
銀行等の債権者の同意なしに実行できる。
自分は物件売却しても残債が残っている場合、全額頑張って返していかなければならないと思っていた。
ところが、残債全部を返す必要は無いようなのである。
その内容は、
物件売却後の残債額の1/10
もしくは
給与所得の可処分所得(給料-生活費)の2年分
のどちらか多いほうを3年~5年で返済するというもの。
例えば、物件を売却して残債が1000万円残ったとしても、
給与所得の可処分所得が2年で300万(年収460万の例)の場合、
300万円を3年~5年で返済すればよい。
ん、なんか割に合わないな。
そう。
債権者の同意なしに実行できる分、使い勝手が悪くなっている。
民事再生にはもう一つ、「小規模個人再生」というものがあり、こちらは債権者の同意が必要だが、返済額は「給与所得者等再生」よりもお得になる。
尚、民事再生を使うと家、車、給与等が差し押さえられることは無く、ある程度社会的身分を維持したまま再生が図れるが、クレジットカード作成やローンは5年程度不可能となる
5.自己破産
いわずとしれた、最後の手段。
5000万円までであれば、民事再生を使えるチャンスがあるが、5000万円超は自己破産しか選択肢が無くなる。
ただ、借金が帳消しになる代わりに、車や家など換金性のあるものは没収される。
さらに、給与収入も1/4程度差し押さえられる可能性が出てくる。
クレジットカードは5年~10年は作れなくなり、ローンは10年程度組むことができなくなる。
ちなみに自己破産は最後の手段にもかかわらず、申請には収入印紙等で数万円が必要となる。
自己破産くらい無償で受け付けてあげればいいのにと思う今日この頃。
【参考】
https://www.youtube.com/watch?v=9zSxiiiUasM
https://izumi-fujisawa.jp/column/saimuseiri/kojinsaisei-kyuyosyotokusya