【セキュリティ事件簿#2025-324】⻄濃運輸株式会社 当社 web サービス不正アクセスの検知について 2025/8/21

 

平素より「カンガルー便」ならびに「マイセイノー」サービスをご利⽤いただき、誠にありがとうございます。

このたび、当社が運営する web サービスおよび「マイセイノー」サービスにおいて、第三者による不正アクセスの形跡が確認されました。現在、詳細な調査を進めておりますが、現時点で判明している状況およびお客さまへのお願いを以下にご案内申し上げます。

■ 現在の対応状況

• サーバーおよび業務システムへの影響は確認されておりません。

• クレジットカード情報や銀⾏⼝座情報の漏洩はございません。

• 不正ログインの可能性があるお客さまには、個別にご連絡を差し上げます。

■ お客さまへのお願い

• お客さまにおかれましては、念のためパスワードの変更をお願いいたします。

• 万が⼀、不審なログイン履歴等をご確認された場合は、速やかに当社までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

本件に関しまして、お客さまには多⼤なるご⼼配とご迷惑をおかけしておりますこと、⼼より深くお詫び申し上げます。今後このような事態が再発しないよう、セキュリティ体制の強化に努めてまいります。

何卒ご理解とご協⼒のほど、よろしくお願い申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-323】熊は守れてもサーバーは守れず?熊森協会、アカウント乗っ取り被害

 

野生動物の保護に尽力する「日本熊森協会」が、サイバー空間では無防備だった──そんな皮肉な事件が報じられました。

偽の破産通知、そして爆破予告…?

2025年8月、同協会の公式アカウントが第三者に乗っ取られ、なんと**「破産手続きが開始された」という偽のメールが会員に送信されるという騒動が発生しました。さらに中には「爆破予告」とも受け取れる内容の脅迫的メール**も含まれていたようです。

公式Instagramアカウントでは「当会とは一切関係のない内容」として警告が出され、警察や関係機関に相談中であることが公表されました。

事の発端は「不正アクセス」

協会によると、8月11日ごろからウェブサイトの管理サーバーにアクセスできなくなったことが発覚。不正アクセスによる被害と見られ、現在も公式サイトは閲覧できない状態が続いています。

また、メール送信用のアカウントも乗っ取られており、架空の弁護士名義で「破産手続きのお知らせ」などとするメールが送られるなど、極めて悪質な手口です。

SNS上の「デマ」も拍車をかける

実は同協会は、以前からSNS上で**「クマが射殺されると本部から抗議指示がある」「抗議マニュアルが配布されている」といった虚偽情報**に悩まされており、それに対する苦情や問い合わせが殺到していた最中でした。

今回のサイバー攻撃は、そうした“炎上”の火に油を注ぐ形となり、被害の拡大が懸念されています。

クマを守るか、人を守るか…そのはざまで

背景には、全国的にクマによる人身被害が相次いでいる現状があります。2024年度からは環境省がクマを「指定管理鳥獣」に追加し、計画的な捕獲が進められていますが、駆除に対する抗議や苦情は後を絶ちません

協会のような保護団体と、駆除に踏み切る自治体の双方がSNS上で誹謗中傷を受けるなど、「情報の暴走」と「対立の激化」が深刻な社会問題になりつつあります。


🔒 教訓:守るべきは自然だけじゃない

今回の事件は、社会貢献活動であってもサイバーリスクとは無縁ではいられないという現実を浮き彫りにしました。

いかなる団体であれ、**最低限のセキュリティ対策(多要素認証、アクセス制御、ログ監視など)**はもはや必須です。熊森協会のような善意の組織こそ、悪意に対する備えが求められる時代なのかもしれません。

出典:クマ保護団体にサイバー攻撃 「破産手続き開始」と偽メールを送信 駆除巡り誹謗中傷合戦アーカイブ

【セキュリティ事件簿#2025-322】株式会社オークワ 連結子会社におけるランサムウェア被害の発生について 2025/8/16

 

このたび、株式会社オークワ (以下、当社) の連結子会社である株式会社サンライズ (以下、サンライズ) のファイルサーバーのデータがランサムウェアによって暗号化される被害が発生したことをお知らせいたします。

本件につきまして、外部専門家の支援を受け、影響の調査と復旧への対応を進めております。

また、警察などの関係機関へ相談し、助言を受けております。

被害の全容の把握には今しばらく時間を要する見込みですが、現時点で判明している内容について下記の通り ご報告いたします。

関係先の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。

1. 経緯

8月 14 日 (木) にサンライズのファイルサーバーのデータがランサムウェアによって暗号化される被害が発生していることを確認しました。

2. 現在の状況と対応

現在外部専門家の協力のもと原因究明とシステムの復旧に向けて作業を進めております。なお、現時点において情報流出は確認されておりませんが、引き続き調査中です。

また、サンライズのファイルサーバーは、当社グループの他の会社とは個別に構築、運用されており、サンライズ以外の当社グループ会社においては本件に関する影響は確認されておりません。

3. 業績への影響

本件が当社グループの業績に及ぼす影響については現在精査中です。 今後、業績に重大な影響があると判断した場合は速やかに公表いたします。

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【セキュリティ事件簿#2025-321】三浦工業株式会社 当社ネットワークへの不正アクセスによるシステム障害について 2025/8/15

 

三浦工業株式会社(東京本社:東京都港区、代表取締役:米田剛)は、2025年8月14日に当社ネットワークが海外グループ会社を通じて第三者による不正アクセスを受けたことを確認しました。

社内調査を実施した結果、不正アクセスによりシステム障害が発生し、一部のサービスが提供できないことが判明しました。詳細に関しては調査中ですが、外部の専門機関による調査も行っており、個人情報、お客様情報含め、重要な情報など情報流出の有無について確認中です。

なお、不正アクセスを認識後、速やかに警察及び個人情報保護委員会への報告を行うとともに、外部からのアクセスを制御するなどの対応は実施済みです。

関係する方々に多大なるご心配とご迷惑をおかけすることを、深くお詫び申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-320】株式会社エコ配 個人情報漏洩に関するお詫びとご報告 2025/8/12

 

平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、弊社が運営するサイトにおいて、システムの不備により一部個人情報が第三者によって閲覧可能な状態となっていたことが判明いたしました。関係する皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます。

■事象の概要

弊社サイト内にて貨物の追跡または再配達依頼の機能をご利用の際に第三者が任意のお問い合わせ番号を入力することで、お問合せ受付フォームに遷移した際に当該番号に紐づく受取人様の一部情報が閲覧できる状態にありました。

■個人情報漏洩の可能性がある情報

● 件数:149,063件

● 期間:2025年2月12日から2025年7月23日まで

● 内容:郵便番号、住所、お名前、電話番号、メールアドレス(※一部のお客様)

■対応状況と再発防止策

現在、当該機能は停止し、原因となったシステムの修正を完了しております。

今後、以下の対策を徹底してまいります。

● システム設計時および改修時のセキュリティレビュー体制の強化

● 個人情報の表示における認証プロセスの厳格化

● 社員への個人情報保護に関する教育の再徹底

■対象のお客さまへのご案内について

情報が漏えいした可能性のあるお客さまに対しては、順次、個別にご連絡させていただきます。個別のご連絡が困難なお客さまについては、本公表をもって当社からのご連絡に代えさせていただきます。

このたびの件を重く受け止め、再発防止と信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-319】史跡鳥取藩主池田家墓所保存会で不正アクセス──約180人分の個人情報をお漏らし

 

またしても「文化系団体」のお漏らし事件

公益財団法人「史跡鳥取藩主池田家墓所保存会」が、メールサーバーを不正アクセスされて約180人分の個人情報をお漏らししたと報じられました。発表日は8月12日ですが、公式サイトにリリース文は見当たらず、報道ベースで事実が広まっている状況です。

対象となった情報は氏名や電話番号など。現代の感覚からすれば「たった180人?」と思うかもしれませんが、逆にこの規模でやらかすあたりに“セキュリティ意識の低さ”がにじみ出ています。


「文化財保存」より「メール保存」?

池田家墓所は江戸時代に鳥取藩を治めた大名の墓所で、国の史跡に指定されている由緒ある場所。その保存・管理を担う団体が「墓所の保存」より先に「メールサーバの保存」に失敗したわけです。これでは文化財の威厳も台無し。


ありがちな二次被害シナリオ

  • 「保存会」を名乗るなりすまし寄付要請メール

  • 文化イベントを装ったフィッシング

  • 名簿流出による迷惑電話スパム

正直、使い道が限定的な情報ではありますが、「文化×高齢層」という絶好のだましやすいターゲットが想定される点は注意です。


公益財団法人ならではの“対応力”

通常、こうした個人情報漏えいが発覚した場合は

  • 個人情報保護委員会(PPC)への速報・確報(原則30日以内)

  • 本人通知と公式リリース

が必須ですが、現時点では「お知らせ」らしき文書は確認できず。記者クラブにだけ紙で投げたのか、あるいは沈黙戦略なのか…。透明性よりも“事なかれ主義”を優先している印象を拭えません。


皮肉なまとめ

史跡の保存会がやるべきことは「大名墓の石垣を守る」ことだけでなく、「現代の情報資産を守る」ことも含まれる時代です。

文化財は国指定、セキュリティは自己責任。

そんな笑えない現実を突きつけられた事件でした。


出典

【セキュリティ事件簿#2025-318】三菱オートリース株式会社 弊社が利用するモバイルデバイス管理サーバーへの不正アクセスによる 弊社社員等の情報流出について 2025/8/8


この度、弊社が第三者による不正アクセスを受け、一部の従業者等の個人情報が流出したことが判明しましたのでお知らせ致します。

以下の通りご報告致しますとともに、関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をお掛けする事態となりましたことを、心より深くお詫び申し上げます。

なお、本事案においてお客様及びお取引先様に関する情報の流出はございません。また、本日時点で従業者等の情報を利用した二次被害も確認されておりません。

本事案の概要等

2025 年5月 31 日、外部の第三者が、弊社が利用するモバイルデバイス管理サーバーのあらたな脆弱性を悪用して不正アクセスしたことを検知(同脆弱性について、解消の為の対策を実施済み)。その後、調査会社において影響調査を実施した結果、今般、従業者等*1 に関する情報の漏えいが判明しました。

*1 2013 年~2025 年に弊社に在籍していた弊社及び業務委託先の従業者

【影響範囲】

弊社の従業者等に関する個人データ

項目:従業者等の氏名、会社メールアドレス、その他(会社 PC の Windows パスワードのハッシュ値*2)

件数:1,166 件

*2 ハッシュ値とは、任意のデータ(文字やファイルなど)から計算される固定長の数値や文字列のこと。同じデータからは常に同じハッシュ値が得られ、異なるデータからは異なるハッシュ値になる特徴があり、主にデータの整合性チェックやパスワード管理などに使われるもの。

なお、退職者・離任者の会社 PC アカウントおよびメールアドレスは、退職・離任時点で既に無効化済みです。ただし、在籍当時に会社 PC で利用していたパスワードを、現在も他のシステムや私用サービス等でご使用の場合は、パスワードを変更いただくことを推奨致します。

【当社の対応及び再発防止策】

該当する従業者等には個別にご連絡させていただいております。退職等により個別にご連絡ができない方には、本発表にてお知らせさせていただくとともに、本事案に関する問い合わせ窓口(下記)を設置し、対応させていただきます。また、関係機関に対する本事案の報告も完了しており、引き続き、セキュリティ専門機関等の協力を得ながら再発防止策を講じて参ります。本事案に関連して、弊社の従業者・退職者等を装った不審な連絡や、弊社になりすました詐欺的行為が発生する可能性がございます。お客様、お取引先様におかれましては、弊社従業者を名乗る不審なメールや電話にご注意ください。特に普段と異なる連絡方法や急ぎの振込・送金を求める内容には十分ご警戒ください。大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

【セキュリティ事件簿#2025-316】一般社団法人日本筋ジストロフィー協会 ホームページ閲覧不可および個人情報漏えいの可能性に関するお詫びと復旧のお知らせ 2025/8/8

 

平素より弊社ホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。

令和7年6月14日(土)未明から令和7年8月 7 日にかけて、ホームページが閲覧できない状態となっておりました。

会員ならびに関係者の皆様には、ご不便、ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

障害はすでに復旧し、8 月 8 日以降順次ご利用いただける状態となりました。

【閲覧不可となった日時】

令和7年6月14日(土)~ 令和7年8月 7 日(木)

【原因】

弊協会が運営する「日本筋ジストロフィー協会」公式サイトにおいて、何者かがなりすましで管理画面へ不正アクセスし、不正なプラグインを導入した上で、レンタルサーバー上の資材を改変するサイバー攻撃が発生したため。

【内容】 

本障害により、ご利用者の皆さまに以下の影響が発生いたしました。

1. 弊協会ホームページの閲覧不能

2. 2025 年 4 月以降に HP から入会申し込みされた方 9 名の個人情報漏えいの可能性

(1) HP からの入会申し込み時にご入力いただきました情報

入会申し込み時に入力いただいた情報については適宜削除していましたが、不正アクセス時には、4 月以降に HP から

入会申し込みされた9件分が HP サーバに残っておりました。

(2) 項目

在宅/入所区分、施設名、病型、氏名、氏名(ふりがな)、性別、生年月日、年齢、

郵便番号、住所、住所(ふりがな)、電話番号、FAX 番号、身体障害者手帳取得有無、メールアドレス、

ご家族の氏名、続柄、生年月日 など 入会申込時にご本人の申し出により知り得た情報。

【漏えいの可能性判明後の該当者、行政機関への対応】

(1) 6/20(金)漏洩の可能性のある9名に、経過説明と謝罪文を発送

(2) 6/20(金)個人情報保護委員会に「要配慮個人情報及び不正の目的での漏えいのおそれ」がある旨速報を提出

(3) 8/8(金)個人情報保護委員会に「要配慮個人情報及び不正の目的での漏えいのおそれ」の確報を提出

【再発防止のための措置】

1. 協会サイト公開は一旦完全停止

2. 管理画面など不正侵入のリスクとなる機能は設けず、重要な個人情報についてもレンタルサーバー上には保存しない方

針で、ホームページはバックアップデータから復元し、安全かつシンプルな仕組みに再構築

この度は多大なご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、重ねてお詫び申し上げます。

専門業者と連携し、セキュリティ対策を継続して強化を図り、今後同様の事象が生じないよう取り組んでまいります。

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