【セキュリティ事件簿#2024-044】株式会社アイル 当社サーバーへの不正アクセスによるシステム停止事案のお知らせ

 

この度、当社ファイルサーバーへのウイルス感染により、検体検査の遅延が発生し、大変ご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。これまでに判明している経緯と対応につきまして、以下の通りお知らせいたします。

1.これまでの経緯

2024/2/5 早朝、文書管理サーバーにて障害を感知し、確認したところ、サーバーにてウイルス感染を確認いたしました。

直ちに、被害拡大を防止するため、全システムを停止させ全ての経路を遮断し、影響範囲の確認と特定および対策・復旧を行いました。

① 8:20 頃 サーバー障害を確認
② 8:45 頃 サーバーへのウイルス感染を確認
③ 8:50 頃 ネットワーク遮断
④ 9:00 頃 管理会社への支援要請
⑤ 10:00 頃 影響範囲の確認と特定および対策・復旧対応開始

2.現況及び今後の対応

現在、検査業務については平常に戻り結果報告の遅延はありません。ランサムウェア感染に関しては、所轄警察署ならびに第三者機関の個人情報保護委員会、プライバシーマーク審査機関への報告を済ませております。

更に、ウイルス感染したサーバーを外部機関に解析調査依頼し、被害状況や情報漏洩度など詳細な解明を行い、恒久的対策を検討してまいります。

現時点においては個人情報の流出は確認されておりませんが、流出の完全否定は出来ておりませんので、引き続き調査を進めてまいります。

【セキュリティ事件簿#2023-464】LINE ヤフー株式会社 不正アクセスによる個人情報漏えいへの再発防止策に関するお知らせ


LINE ヤフー株式会社は、2023 年 11 月 27 日に公表した不正アクセスを受け策定した再発防止策を以下のとおりお知らせいたします。

当社は、ユーザーおよび関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけする事態となりましたことを、改めて心より深くお詫び申し上げるとともに、今回の事態を重く受け止め再発防止に努めてまいります。

■発生した事象

第三者による不正アクセスを受け、ユーザー情報・取引先情報・従業者等に関する情報の漏えいがあることが判明しました。当社関係会社である韓国 NAVER Cloud 社の委託先かつ当社の委託先でもある企業の従業者が所持する PC がマルウェアに感染したことが契機となります。

■原因と再発防止について

□原因

本事案の原因は、「委託先企業への安全管理措置」および「NAVER と旧 LINE 株式会社間(以下、旧 LINE 社)のシステム・ネットワークのあり方」、「旧 LINE 社における従業員システムのセキュリティ」に課題があったためと捉えており、主に以下の再発防止策を順次実施してまいります。

□再発防止

・委託先管理の強化

委託先のセキュリティリスク評価方法を見直すとともに、外部の第三者の協力も得て、より実効性を高めたモニタリングや管理・監督方法を策定します。当社外部委託先が当社社内ネットワークにアクセスする場合における、当社管理下の PCの利用および当社ネットワークに接続する際の二要素認証の徹底を進めてまいります。

また、NAVER Cloud 社含む本件の原因となった当社委託先に対して、本事案を踏まえた改善策について実施状況を確認し、必要に応じた管理の強化等を要請します。

・システム・ネットワークのリスク解消・強化(NAVER Cloud 社との認証基盤の分離含む)

NAVER Cloud 社と旧 LINE 社間のネットワークアクセスの管理を強化します。具体的には、ファイアーウォールの導入やセーフリスト化により、ネットワークへの異常な接続や攻撃を防ぎ、ネットワークを保護する仕組みを構築します。また、旧 LINE 社環境の従業員向けシステムで共通化している NAVER Cloud 社との従業者情報を扱う認証基盤環境を分離
し、LINE ヤフー専用の認証基盤への移行を行います。

加えて、更なる対策として、NAVER 社および NAVER Cloud 社とのシステムのつながりによる不正アクセスのリスクを解消するため、従業員向けシステムおよびネットワークの分離も行います。

・従業員システムのセキュリティ強化

従業員向けシステムへのアクセス制御と制限を強化するため、二要素認証の適用を標準とする方針とします。

さらに、データ分析システム等の重要なシステムに対して、アクセス制御のメカニズムが適切に機能していることを検証する目的で、追加的なセキュリティ診断を実施します。

上記の再発防止策については、外部企業による計画の妥当性・有効性の客観的な評価を実施します。

また、上記の再発防止策に加え、原因の再分析およびリスクシナリオの再定義、再発防止策の妥当性検証、追加対策計画の策定等についても、今後検討を続けていく予定です。

改めまして、ユーザーおよび関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。発生させてしまった事象について深く反省し、再発防止に努めてまいります。

【セキュリティ事件簿#2024-039】北海道大病院 メールアカウントの不正使用によるフィッシングメールの送信について


令和5年12月27日、北海道大学病院の職員が個人の業務用として管理しているメールアカウントが第三者により不正使用され、約3万件の外部メールアドレス宛にフィッシングメールが送信されたことが判明しました。

当該メールアカウントについては、事案の発見後、速やかにパスワードを変更し、メールの送信を停止いたしましたが、メールを受信された方々に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

なお、調査の結果、当該アカウントがメール送信のみに悪用されたことを確認済であり、第三者によるメール閲覧など、個人情報漏洩の可能性はございません。

本件は、リスト型攻撃によりメールアカウントが不正使用されたとみられており、本院といたしましては今回の事態を重く受け止め、アカウントやパスワード等の適切な管理について再度周知徹底を図るとともに、アクセスログの監視等の強化により一層の情報セキュリティ対策の強化に努めてまいります。

【セキュリティ事件簿#2024-038】環境保全株式会社 メールアカウントへの不正アクセスに関するお詫びと注意喚起のお知らせ


平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社は、2024 年1月 21 日、当社従業員1名のメールアカウントが、第三者による不正アクセス攻撃を受ける事象が発生し、当該メールアドレスが不正利用され、同日 7:23~10:37 の間に、不特定多数の方に不審メールが送信された事実を確認いたしました。

これらのメールは、当社の情報漏えいによるものではなく、また、当社の社員が送信したものではございません。メールを受信された皆様には多大なご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます。 

この不正利用されたメールアドレスにつきましては、同日 10:45 にアカウントロック(メール送信停止)をしております。

不正利用により送信されたメールには、フィッシングサイトへの誘導のリスクが高いため、当社の社員を装った不審なメールや心当たりのないメールを受信した場合は 、ウイルス感染や不正アクセスなどの危険がありますので、メールに添付されているメールおよび添付ファイルの開封、メール本文中の URL のクリック等を行うことなく、削除していただきますようお願い申し上げます。 

【不審メールの例】
宛 先: xxxxx@yahoo.co.jp
件 名: 【重要なお知らせ】支払い方法を更新してください 2024-01-21
差出人: Amazon.co.jp <x-xxxxxxxxx@kankyou-hozen.jp>
 表示: Amazon.co.jp
 メールアドレス: x-xxxxxxxxx@kankyou-hozen.jp

当社としましては、不正アクセス防止などの情報セキュリティには十分注意しておりますが、今回の事象を重く受け止め、再度周知徹底など全社で再発防止に取組み、引き続き情報セキュリティの強化に努めてまいります。

ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 

【セキュリティ事件簿#2024-037】玉川大学 通信教育課程システムへの不正アクセスによる情報漏洩の可能性に関するお知らせ

 

2024年1月10日、本学で運用している通信教育課程サーバの一部で不正アクセスを受けたことが確認され、本学が保有する学生(卒業生を含む)情報が漏洩した可能性を排除できないということが判明しました。

なお、詳細は調査中でありますが状況が分かり次第改めてご報告させていただきます。

【セキュリティ事件簿#2024-036】モイ株式会社 当社サーバーに対する外部攻撃に関するお知らせ


このたび、当社が運営するライブ配信サービス「ツイキャス」に対する外部からの外部攻撃により、当社サービスにアクセスしづらい等のシステム障害が発生していることを確認しております。

本件につきましては、直ちに対策チームを設置のうえ、警察への通報および相談を行いつつ、継続している当該事象の収束に向けて、調査と対応を継続しておりますが、現時点で判明している事実及び当社の対応について、下記の通りお知らせいたします。

関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。

1 本件の概要

2024 年1月 30 日から、当社サービス「ツイキャス」のサーバーに対して大規模な DDoS 攻撃※が断続的に行われており、当社サービス全体にアクセスしづらくなる、ライブ配信を視聴しづらくなる、トップページが表示されなくなる等の被害が発生していることを確認しました。

当社では、当該事象の確認後、直ちに社内対策チームを発足し、被害拡大を防止するための措置を実施しましたが、外部からの攻撃は引き続き発生する可能性があり、新たなセキュリティ対策を講じた上で当該攻撃に対するシステムの保護と復旧作業を進めております。

なお、本件によって当社が保有する個人情報を含む各種情報にアクセスされた形跡はなく、また外部へ当該情報が流出した事実や、攻撃者による当社情報の公開は確認されておりません。また、当社サービスにおける決済は、各決済代行会社を通して行われておりますので、本件によって、クレジットカード番号等、決済代行会社が保有している情報が流出する可能性はございません。

※DDoS(Distributed Denial of Service)攻撃とは、インターネット上のトラフィックを増大させ、通信を処理しているネットワーク回線やサーバーの機能を占有する帯域飽和型のサイバー攻撃のこと。

2 今後の対応

引き続き、警察への相談を行いつつ、外部専門家を交えて当該攻撃者に対する対応、今後のセキュリティ対策などに鋭意取り組んでまいります。

ツイキャスユーザーの皆様をはじめ関係者の皆様におかれましては、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、重ねて深くお詫び申し上げます。

3 業績への影響

当社業績への影響については現在精査中です。今後、公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。

電子メール追跡のためのOSINTツール「Zehef」

GitHubユーザーのN0rz3が、電子メールを効果的に追跡するために開発したオープンソースのインテリジェンス(OSINT)ツール「Zehef」を開発しました。

Zehefは、漏えいした個人または企業の電子メールとその登録場所を、ターゲットに警告することなく能動的に検出することで、セキュリティを強化します

Zehefの能力

  • ウェブサイトのスクレイピング: Zehefは「holehe」モジュールを使用してウェブサイトをスクレイピングし、電子メール登録をチェックします。

  • 漏洩チェック: 侵害や漏えいをチェックし、漏えいした電子メールについて警告を発します。

  • 評判のチェック:Zehefはemailrep.io APIを使用し、ターゲットメールのレピュテーションを評価します。

  • アカウントチェック: SnapchatとTikTokのアカウントを様々なフォーマットで検証します。

  • Pastebinチェック: Pastebin上の関連リンクを検索します。

Zehefのビルドとインストール

ZehefはPythonを使用して構築しました。このツールはさまざまなライブラリーとAPIを統合しており、コミュニティ・コラボレーション用にGitHubで公開されています。

インストール手順の概要

  1. まず、Python 3がインストールされていることを確認してください。
  2. ターミナルまたはコマンドプロンプトを開きます。
  3. Zehef リポジトリをクローンします。: git clone
    https://github.com/N0rz3/Zehef.git
  4. Zehef ディレクトリに移動します。: cd Zehef
  5. 必要なライブラリをインストールします。: pip install -r requirements.txt

Zehef を実行

  1. Zehefディレクトリで次のように実行します。: python zehef.py
  2. 調査したいメールアドレスを入力してください。
Zehefは、電子メールのセキュリティを心配する人々にとって強力な味方です。サイバーセキュリティの専門家だけでなく、個人にも最適です。

Zehefは重要な洞察を提供してくれますが、教育目的でのみ倫理的に使用することを忘れないでください。

メールのセキュリティ状況を理解することで、保護対策を講じることができます 。

【セキュリティ事件簿#2024-035】豊郷町 個人情報の流出について

豊郷町
 

このたび、個人情報の記載された名簿が流出し、町民の方々に多大なご迷惑をおかけしたことに対しまして、心よりお詫びします。今回、町職員が、このような不祥事を引き起こし、皆様の信頼を裏切る結果となりましたことは、痛恨の極みです。

今後は、このような事態を招いたことを反省し、速やかに全職員を対象に研修を実施し、個人情報の保護の重要性について徹底するとともに、電算システムのセキュリティ対策と再発防止に取り組むことといたしました。

今後、調査・対策について、適時、町民の皆様にご報告いたしますので、ご理解をいただけますよう、お願いいたします。

 豊郷町長  伊藤 定勉 

現時点で判明していること、対応の経緯などをお知らせします。

1.事案発生の経緯

匿名住民より「字の役員名簿が詳しすぎる。役場から情報が漏洩していないか。」と相談があり、本職員への聞き取りにて名簿を紙で渡したことが発覚。現物は回収または破棄、現在追加調査中。

2.原因

職員の独断で、悪用がされないと判断し、個人情報の認識が不十分であった。

3.その他判明した内容

漏洩した内容:氏名(漢字・カナ)、住所、生年月日、性別、世帯主、続柄の書いた名簿

漏洩した件数:646件(過去分は含まず)

回収状況:今年分の名簿は回収済み(コピーも含む)

4.今後の対応

全職員を対象に研修を実施し、個人情報の保護の重要性について徹底するとともに、電算システムのセキュリティ対策と再発防止対策に取り組んでいきます。

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