宮崎市の職員が業務に関係がないのに職場のシステムを使い、知り合い4人の住所や納税などに関する個人情報を無断で盗み見ていたとして、2023年3月22日、戒告の懲戒処分を受けました。
処分を受けたのは、宮崎市佐土原総合支所に勤務する20代の男性職員です。
市によりますと、この職員は業務上の必要性がないにもかかわらず、去年の3月から12月にかけて職場の業務管理システムを使って知り合い4人の個人情報を、のべ17回、無断で盗み見ていました。
閲覧した情報には住所や所得額が分かる納税に関するものなどが含まれていたということです。
これまでのところ、外部への情報漏えいや悪用による被害は確認されていないということです。
宮崎市は、業務以外で市の管理する情報へのアクセスを禁じた「情報セキュリティポリシー」に違反し、信用を失墜させたとして、この職員を22日付けで戒告の懲戒処分にしました。
職員は市の聞き取り調査に対し、「個人的に知りたかった」と話しているということです。
また、市は上司2人についても監督不行き届きを理由に厳重注意の処分を行いました。