【セキュリティ事件簿#2023-082】慶応大学法学部の2年生が履修登録システムに不正アクセスし、他の学生の履修登録を消去


慶応大の学生が他の学生の履修登録システムに不正アクセスを繰り返し、履修登録を消去したなどとして、同大が停学3か月の処分をしていたことがわかった。処分は2023年2月20日付。履修登録を消されると単位が認定されなくなり、進級や卒業にも影響する可能性がある。

処分されたのは法学部の2年生。慶応大では、学生が受講する科目を一定期間にオンラインで申請する。この学生は、他の学生のアカウントでアクセスを繰り返し、履修科目を消去していたという。削除されたことに気づかなければ、出席しても単位が認められない恐れがあった。慶応大では、学生に向けた告示で「被害学生に多大な不利益をもたらし、プライバシーを侵害するもので、大学に学ぶ学生の本分に著しく反する行為」とした。