岡山県の津山市教育委員会は22日、市内の中学校で、生徒2人がほかの生徒のグーグルアカウントを使って、不正にアクセスしていたと発表した。
市教委などは不正アクセス禁止法違反などの疑いもあるとみて津山署に相談している。市教委によると、4月13日の授業中、生徒1人が、教壇の上に置いてあった1クラス約30人分の名前やID、パスワードを記載した一覧表を、教員が教壇を離れた隙にタブレットのカメラを使って撮影した。
夏休みに入った7月末以降、この生徒を含む2人が、計8人のアカウントを使ってアクセスした。
その上で、2人は嫌がらせやからかい目的に、それぞれが保存している体育や音楽の課題に取り組む動画をダウンロードしたり、壁紙を貼り替えたりした。
校外への流出は確認されていないという。
9月14日、ほかの生徒の保護者から「不正アクセスのうわさがある」との情報が学校に寄せられて発覚した。
一覧表は職員室内で取り扱う決まりになっていたが、教員はパスワードを忘れた生徒のため、印刷して持ち出したという。