【セキュリティ事件簿#2024-213】株式会社巴商会 システム障害に関する調査結果のお知らせ 2024/8/2

 

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社のシステム障害の影響により、皆さまには多大なるご不便、ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。このたび、停止しておりましたシステムおよびネットワークを 8月 1日より再開いたしましたことをお知らせいたします。再開のご連絡と併せまして、外部専門会社によるフォレンジック調査で判明した内容および実施した対策につきましてお知らせいたします。

1.調査結果について

フォレンジック調査の結果、 5月 10日に発生した当社のシステム障害は、第三者の不正アクセスによるものであることが明らかになりました。調査において、攻撃者は外部(インターネット)と接続しているファイアウォールからリモートデスクトップ(RDP)接続によって当社のサーバに侵入し、ランサムウェアを実行したことが確認されております。

情報漏えいに関しましては、外部へのアップロード記録、ファイル・フォルダの操作痕跡、不審な圧縮ファイルの作成痕跡などを調査したところ、攻撃者が情報を持ち出したと考えられる明らかな痕跡は確認されませんでした。また、現在のところ、外部への情報漏えいや、お取引さまに影響を及ぼすような二次被害などは確認されておらず、ネット上のリークサイト等におきましても当社に関する情報は確認されておりません。

なお、情報漏えいに関連する痕跡は確認されておりませんが、情報漏えいの可能性を完全に否定することはできないことから、漏えいのおそれのある個人情報につきましては、個人情報保護法に則り、対象となるご本人様への通知を予定しております。今回の事案におきましては、当社およびグループ会社の従業員(退職者を含む)が通知の対象となっております。個人情報漏えいのおそれに関するお詫びとお知らせにつきましては、あらためましてホームページ上で公表いたしますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

2.セキュリティ対策について

システムおよびネットワークの再開にあたり、フォレンジック調査結果等を踏まえ、以下のセキュリティ対策を実施いたしました。

  • 感染したサーバ環境を廃止し、DR副環境を正環境として再構築を実施

  • 全パソコン、サーバOSの最新セキュリティパッチの適用

  • 全パソコン、サーバのウイルス対策の最新定義ファイルによる感染チェック実施

  • ファイアウォール装置の交換設置、最新のセキュリティパッチの適用

  • 外部からのRDP接続を停止(ファイアウォールポリシーの見直し)

  • 不正接続防止装置の適正設定(社用パソコン以外の接続不可)

  • 全サーバのアカウント調査実施(使用していないアカウントを削除)

  • 全サーバのパスワードの変更

  • 資産管理ツールによる監視強化(ログイン失敗や勤怠時間帯以外の監視)

  • EDRおよびSOCの導入

  • メールサーバ、ファイルサーバのクラウド化(自社サーバの廃止)

  • 多要素認証の導入

この度は長期にわたり関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを重ねて心よりお詫び申し上げます。

今般の事態を真摯に受け止め、さらなるセキュリティの強化に努めてまいります。

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【2024年5月16日リリース分】

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【セキュリティ事件簿#2024-344】ウォンテッドリー株式会社 募集機能および会社紹介機能におけるシステム設定不備による不具合のお知らせとお詫び 2024/7/30

 

先般、当社が提供するビジネスSNS「Wantedly」にて発生いたしましたアクセス設定の不具合に関しまして、ユーザーおよび関係者の皆さまに多大なるご迷惑およびご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

2024年4月24日付「募集機能および会社紹介機能におけるシステム設定不備による不具合のお知らせとお詫び(https://wantedlyinc.com/ja/news/entries/920) 」、及び2024年5月10日付「募集機能および会社紹介機能におけるシステム設定不備による不具合のお知らせとお詫び(第二報)(https://wantedlyinc.com/ja/news/entries/921) 」にて公表いたしました不具合におきまして、同様の問題が他の機能にも発生していないか、全体的な機能検査を実施しておりました。

その結果、類似の不具合が他の機能にも存在することが判明いたしました。以下に、判明した類似の不具合の概要についてご報告いたします。

この度の不具合により、ユーザーおよび関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

1.概要

2024年4月10日(水)に発見された「募集機能および会社紹介機能におけるシステム設定不備」に関連し、同様の問題が他の機能にも発生していないかの包括的なリスク評価を実施いたしました。その結果、合計で10件の類似の不具合が発見されました。これらの不具合は発見後直ちに対応を開始し、全ての問題の修正対応が2024年6月11日(火)までに完了しております。

2. 発見した類似の不具合の概要

未公開および削除された「募集記事」および「会社ページ」において、公開範囲を超えてブックマークやフォロー、募集に対する応募が可能であり、また特定のURLを入力することによりアクセス権限を持たない第三者によって閲覧できる状態となっていることが判明いたしました。調査の結果、これらは全てシステムの設定ミスによる影響であることが判明し、直ちに正しいアクセス設定を行い、対処を完了しております。

3.漏えいの可能性のある情報について

①会社ページ数、募集記事数、ユーザ数

  • アクセス権限を持たない第三者に閲覧された可能性のある会社ページ数は 24,435件です。

  • アクセス権限を持たない第三者に閲覧された可能性のある募集記事数は194,733件です。

  • アクセス権限を持たない第三者に閲覧された可能性のあるユーザー数は200,578名です。

②漏えいの可能性のあるデータについて

  • 会社ページもしくは募集記事の「メンバー」として登録されたユーザーの氏名、所属企業、職種、プロフィール画像、キャッチコピー・好きな言葉、自己紹介文、スキルと特徴、地域

  • その他、募集記事及び会社ページ上に記載のあった内容

③漏えいの可能性のある期間

  • 2013年10月17日(木)〜2024年06月10日(月)の間

4.被害の状況

現時点において当該情報の不正利用に関する報告やお問い合わせはなく、二次被害は確認されておりません。

5.再発防止に向けた対策と今後の方針

ソフトウェアの設計において、開発ルールの見直しやセキュリティ対策に関する教育を継続して行います。また、運用面においてもセキュリティ運用ルールを見直し、徹底した安全管理対策を実施してまいります。さらに、外部業者による脆弱性診断を行い、ネットワーク経路およびデータベースに対する調査・アドバイスに加えて、セキュリティ強化施策を実施するなど、技術的な安全管理を強化します。

このたびは、お客様ならびに関係者の皆様へ多大なご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、重ねて深くお詫び申し上げます。

より皆さまに安心してお使いいただけるサービスになるよう、改善を進めてまいります。

今後ともWantedlyをよろしくお願い申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2024-343】三菱電機ホーム機器株式会社 当社情報システムに対する不正アクセスによる個人情報流出の可能性に関するお知らせとお詫び 2024/8/5

 

当社が管理する個人情報が登録された情報システムサーバーに外部から不正アクセスされたことが、2024年 4 月 17 日に判明いたしました。

当社は直ちに個人情報保護委員会に報告するとともに、外部情報セキュリティー専門会社による詳細な調査を実施し、個人情報の流出の可能性を完全に否定することができないと判断した、従業員、元従業員及び当社の社員募集に応募いただいた 3,893 名の方に対して、ご連絡させていただきました(なお、流出の可能性がある情報は氏名、及び住所・電話番号・メールアドレスのいずれかであり、クレジットカード等の情報は含まれておりません)。

並行して、流出の痕跡がないサーバーにも対象を拡大して調査を継続した結果、 当社が保有する家電製品サービス履歴に含まれる顧客情報約 231 万名分を保管しているサーバーに対する 2 回のアクセス(13 秒と 12秒)が認められ、閲覧された可能性を否定できないことが 7 月 25 日に判明しました。当社の実証においては、この時間では個人情報が特定される形での閲覧の可能性は極めて低いと考えておりますが、念のため、対象の方々にご連絡を始めるとともに、本件に関する問い合わせ窓口を以下の通り用意いたしました(なお、閲覧

の可能性がある情報は氏名、及び住所・電話番号・メールアドレスのいずれかであり、クレジットカード等の情報は含まれておりません)。

対象となるお客様や関係者の皆様には多大なるご迷惑とご心配をお掛けいたしますこと、深くお詫び申し上げ

ます。今回の事態を重く受け止め、より一層情報セキュリティーの管理体制の強化に努めてまいります。

なお、現時点では個人情報の不正利用などの二次被害は確認されておりません。

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ランサムウェアギャングが発表した被害組織リスト(2024年7月)

 

2024年7月のランサムウェア被害を受けた日系企業のリスト。

HOYA Corporation


組織名

HOYA株式会社

ランサムウエアギャング

hunters

関連事件簿

【セキュリティ事件簿#2024-123】HOYA株式会社 当社グループにおけるシステム障害について


www.kumagaigumi.co.jp


組織名

株式会社熊谷組

ランサムウエアギャング

ransomhub

その他




Daikin


組織名

ダイキン工業株式会社

ランサムウエアギャング

meow

その他



【セキュリティ事件簿#2024-342】太陽商事株式会社 不正アクセスによる迷惑メールの送付に関するお知らせとお詫び 2024/7/25

 

平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

2024 年 7 月 22 日に、当社名および当社社員を装ったスパムメールが複数の方へ送信されていることを確認いたしました。メールを受信された皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

今回の不正アクセスによる機密情報の漏洩はなかったことを確認しております。

また、メールサーバーにおいては外部からのアクセスを遮断し、以降は迷惑メールの送付は行われておりません。

また、送信されたメールはフィッシングメールであることを確認しており、皆様に於かれましては、当該メールおよび添付ファイルの開封、URL のクリック等を行うことなく、削除していただきますよう、お願い申し上げます。

弊社におきましては、警視庁サイバーセキュリティ対策本部への通報・相談を行い、不正アクセス防止等での情報セキュリティには十分注意して、対策をより強化して参ります。

ご迷惑・ご心配をお掛けし誠に申し訳ございませんが、よろしくお願い申し上げます。 

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フィッシングサイトや偽サイトの注意喚起で載せるドメインについて

無課金おじさん

世の中には”例示用(掲載用)ドメイン”というものが存在する。

簡単に言うと、このドメインを例示用や掲載用に使って良いよ!ってもので、RFC(Request for Comments)で決められている。

https://www.nic.ad.jp/ja/newsletter/No24/090.html

フィッシング詐欺やサポート詐欺、偽サイトについて注意喚起を行う方は覚えておいた方が良い。

◆例示用(掲載用)ドメイン

  • example.com
  • example.net
  • example.org
  • example.jp
  • example.co.jp
  • example.ne.jp
これらのドメインついてはRFC6761やRFC2606、JPRSが例示用ドメインとして規定している。




例示用(掲載用)IPアドレス

IPv4
  • 192.0.2.0/24(Test-Net-1)
  • 198.51.100.0/24(Test-Net-2)
  • 203.0.113.0/24(Test-Net-3)

IPv6

  • 2001:DB8 ::/32
上記のIPアドレスついてはRFC5737やRFC3849で例示用IPアドレスとして規定されている。





【セキュリティ事件簿#2024-341】日本データ通信協会 電子メールの誤送信に関するお知らせとお詫び 2024/7/19

 

一般財団法人日本データ通信協会では、電気通信主任技術者講習(※1)の受講者の関係者へお知らせを送信する際、個人の氏名が入った電子メールを該当者以外の方のメールアドレスに誤って送信してしまいました。

関係の方々にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。

1 誤送信の内容

令和6年 7 月 8 日(月)、電気通信主任技術者講習の受講者の(所属会社等における)申請責任者に対して、お知らせ「事前課題受講のお願い」を送信する際、氏名(申請責任者 1 名及び受講者 1 名)が入った電子メール 17 通を別会社の申請責任者のメールアドレスに誤って送信してしまいました。

2 対応状況

同日、誤送信先である会社の申請責任者の方からの申告により事案が発覚したことを受け、ただちに当該誤送信先の方に該当メールの削除をお願いし、既に 17 通全て削除した旨の連絡をいただいております。これにより、拡散や 2 次被害などは生じないと考えております。

また、氏名等を誤送信してしまった受講者の関係者の方々に対して、事案のご説明とお詫びを申し上げております。

3 今後の対応

今後このような事態が生じないよう、電子メール送信前に送信者以外の者が宛先と文書内容を再確認すること等、個人情報のより一層厳重かつ適正な管理に努めて参ります。

※1 電気通信主任技術者講習:電気通信事業法第 49 条第4項で規定する講習。当協会は、電気通信事業法第 85 条の 2 の規定に基づく登録講習機関として講習を行っています。

【セキュリティ事件簿#2024-340】株式会社サインド 個人情報を含むノートパソコンの紛失に関するお詫びと報告 2024/8/1

 

この度、当社におきまして、個人情報が含まれた当社従業員の業務用ノートパソコン1台が紛失する事故が発生いたしました。このような事態を招き、お取引先様をはじめとする関係各位に多大なるご迷惑、ご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。

本件に関する経緯及び対応につきまして、以下のとおりご報告申し上げます。なお、紛失したパソコンは、紛失発覚後から当社内のセキュリティ監視システムを通じてリモート調査を継続しておりますが、現時点では第三者による不正使用などの事実は確認されておりません。

1.個人情報を含むノートパソコン紛失の経緯

2024年7月20日(土)の未明、当社社員が帰宅途中にパソコンが入ったカバンを紛失いたしました。紛失の発覚後、直ちに警察に遺失物届を提出するとともに、盗難の可能性も含めて関係各所への問い合わせ、並びにリモートロック等のセキュリティ施策と並行して捜索も継続しておりますが、現在までに紛失したパソコンの所在の確認、回収には至っておりません。

2.紛失したノートパソコンに保存されている個人情報等について

紛失したノートパソコンに新たにご契約いただきましたお客様(2社)から委託されましたシステム移行に伴う約6,000 人分の顧客情報(氏名、性別、Email アドレス等)が保存されておりました。なお、当社サービスの顧客情報、クレジットカード情報は含まれておりません。

3.今後の対応と再発防止策

引き続き関係各所からの情報収集に努めるとともに、当該パソコンの捜索に全力を尽くします。当社といたしましては、今回の紛失事案を重く受け止め、パソコンの社外持ち出し時の厳格な管理をより一層徹底するとともに、顧客情報移行フローの見直し及び個人情報の適切な取り扱いについても改めて周知徹底するなど、全従業員に対する教育・指導の再徹底を行い、再発防止に努めてまいります。

紛失したパソコンからの個人情報の流出につきましては、今後も継続してリモートによる調査及び監視を行うとともに、新しい事実が判明した際には、改めてご報告いたします。

なお、個人情報保護法に基づく報告及び委託元への報告は実施済みです。

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