ラベル インシデント:内部犯行 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル インシデント:内部犯行 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

【セキュリティ事件簿#2023-495】仙台市 懲戒処分の公表について


1 所属 

 総務局人材育成部

2 職位

 係長職

3 年代

 50歳代

4 処分の内容

 停職6月

5 処分の理由

市民局区政部において住民基本台帳事務を担当していた令和4年8月6日、業務とは関係ない私的な理由から、住民情報システムを用いて、知人女性の住所情報を不正に収集したもの。

また、令和3年6月30日に、総務局人事課から、当該女性に対するつきまとい行為等に係る指導を受けていたにもかかわらず、不正に収集した住所情報を用いて、複数回にわたり当該女性宅付近を訪れたほか、令和5年3月12日に当該女性宅前で待ち伏せ行為を行ったもの。

6 処分年月日

 令和5年12月1日

7 上司の処分

 訓告1名

【セキュリティ事件簿#2023-486】株式会社ヴィセント 弊社元社員の報道について

7/6より一部報道されておりますとおり、弊社元社員が在職中から退職後までの数か月もの期間に、数十回における社内サーバー等に不正アクセスし、弊社従業員のPWをのっとるなどでの業務を妨害した容疑で今回逮捕されております。現時点で弊社が把握している限り、お客様およびお取引先様の個人情報を含め、保管データの外部流出は確認されておりません。

弊社は、今般の事態を踏まえ、情報管理体制の一層の強化およびコンプライアンス教育の徹底を図り、企業理念に沿ったマネジメントを推進することで再発防止に努めてまいります。

今後、弊社から公表すべき事柄が発生した場合には、速やかに開示いたします。



【セキュリティ事件簿#2023-470】NHK 取材に関する情報の流出について


NHKの記者が、 先月、 取材したインタビューの内容メモなどが、インターネット上に流出したことが分かりました。この内容メモに接することができる人物の中から流出させた者の特定を進めた結果、NNHKの子会社が契約している派遣スタッフが、 きょう、自分が流出させたと認めました。この派遣スタッフは、「 大変なことをしてしまい、申し訳ありません」と話しています。

NHKは、インタビューに協力していただいた方に、お詫びいたしました。

(NHKコメント)
「取材に関わる情報が外部に流出したことは、 取材対象者との信頼関係を損なうだけでなく、NHKに対する視聴者の皆さまからの信頼を損なう、あってはならないことで、深くお詫び申し上げます。 事実関係をさらに調査したうえで、厳正に対処してまいります。また、 管理体制を強化するなど再発防止策をとりまとめ、信頼の回復に努めます」

【セキュリティ事件簿#2023-459】株式会社ダイナックホールディングス 弊社従業員の不適切な SNS 投稿についてのお詫びとお知らせ

この度、弊社子会社㈱ダイナックパートナーズが運営受託しておりますゴルフ場(オータニにしきカントリークラブ)のレストランに勤務する従業員が、業務で知り得たお客様(2 名)の個人情報を本人の SNS で投稿するという事案が発生いたしました。弊社として今般の事態を厳粛に受け止め、当該関係者の皆様に誠意をもって謝罪させていただくとともに、当該従業員及び担当役員に対して厳正に処分を行う所存でございます。

弊社は、本事案を真摯に受け止め、個人情報保護に関する教育を再度徹底するとともに、再発防止に努めてまいります。この度は関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。



【セキュリティ事件簿#2023-449】一般財団法人日本情報経済社会推進協会 【お詫び】プライバシーマーク審査関連資料の漏えいについて(第2報)


2023年8月10日付「プライバシーマーク審査関連資料の漏えいについて」※1 にて公表いたしました件について、その後の調査を通じて確認した事実関係及び再発防止策等をご報告いたします。

当協会と審査業務に関する契約を締結していたプライバシーマーク審査員1名(以下、当該審査員)が、個人所有のパソコンにより審査業務を行った後、本来廃棄すべき審査関連資料を、審査業務委託契約及び当協会の規程に違反して外部記憶媒体等に保管していたところ、当該情報が外部に漏えいしたことが判明いたしました。本件についてデジタルフォレンジック※2調査等を行った結果、これまでにプライバシーマークを取得した事業者様のうち最大888社の審査関連資料と、審査員名簿(過去のものを含む)が漏えいしたおそれがあることを確認いたしました。なお、現時点において、審査関連資料及び審査員名簿の不正利用等は報告されておりません。

関係者の皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。プライバシーマークを付与する立場である当協会がこのような事態を起こしたことについて極めて重く受け止め、当協会を挙げて再発防止に取り組んでまいります。

※2 コンピューターなどの電子機器に残る記録の証拠保全や調査、分析を行う手段や技術の総称

1.本事案の概要と経緯

2023年8月8日、過去にプライバシーマークを取得されていた事業者様1社から当協会に対し、インターネット上で自社に関するプライバシーマークの審査関連資料と思われるファイルが閲覧可能となっている旨のご連絡をいただきました。

これを受け、当協会で直ちに調査を開始したところ、当該資料は当該審査員が作成したものであることを確認し、情報の漏えい元と推定されるパソコン及び周辺機器をネットワークから隔離いたしました。

なお、当該審査員は当協会の他に一般社団法人日本印刷産業連合会の審査業務も受託しており、当該審査関連資料も同様に保管していました。

その後、外部の専門調査機関と連携し調査を進めたところ、当該審査員が2005年10月から2023年7月までに実施したプライバシーマーク審査の関連資料と2005年から2011年まで当協会と契約していた審査員名簿(一般社団法人日本印刷産業連合会は2008年から2011年)が、少なくとも2020年7月から2023年8月までインターネット上で閲覧可能な状態となっていたことがわかりました。また、その期間中に少なくとも3種類のランサムウェアによる攻撃を受けて暗号化されたファイルがあることも確認いたしました。

(1)漏えいを確認した又は漏えいのおそれがある情報

①プライバシーマーク取得事業者様
a)事業者様の数
漏えいを確認した事業者様の数 1社
漏えいのおそれがある事業者様の数
最大888社(当協会審査分 500社、一般社団法人日本印刷産業連合会審査分 388社)

b)情報の内容
<事業者様情報>
・事業者名
・所在地、電話番号
・代表者名、個人情報保護管理者名、個人情報保護監査責任者名及び担当者名並びに当該者の役職名及び部署名並びに一部担当者のメールアドレス(当協会分約3,500名、一般社団法人日本印刷産業連合会分は調査中)
なお、銀行口座番号、クレジットカード番号等の情報は一切含まれておりません。

<審査関連資料>
審査員がプライバシーマークの審査にあたって作成した審査報告書及び関連資料
・個人情報保護規程類の整備状況
・個人情報保護規程類に基づく運用状況
・個人情報保護マネジメントシステムの体制

②審査員名簿※3
 ※3 当協会若しくは一般社団法人日本印刷産業連合会とプライバシーマーク審査業務委託契約を現在締結している又は過去に締結していた審査員の名簿
a)審査員の数
漏えいのおそれがある審査員の数(当協会642名、一般社団法人日本印刷産業連合会27名)

b)情報の内容
氏名、メールアドレス、電話番号、住所
なお、銀行口座番号、クレジットカード番号等の情報は一切含まれておりません。

(2)発生原因

①当協会は、審査員に対して当協会が事前に許可した場合に限り、審査員が自宅で個人所有のパソコンを用いてプライバシーマークの審査業務の一部を行うことを認めておりました。

ただし、許可の申請に当たっては、事前にパソコンの機種やOSのバージョン、ウイルス対策等の作業環境に関する情報を提出させるとともに、作業終了後、当該審査関連資料は廃棄することと定めておりました。

しかしながら、当該審査員は、許可の申請の際に届けていない機器を複数用いるなど、申請内容と大きく異なる作業環境において審査作業を行っていたことに加え、作業終了後も審査関連資料を保管し続けておりました。

このような状況下、審査関連資料及び審査員名簿を保管していたファイルサーバー(NAS:Network Attached Storage)に適切なセキュリティ対策がなされておらず、インターネット上で閲覧できる状態となっていました。

本件判明後、当協会は直ちに当該審査員に対する審査業務の委託を停止し、11月9日付で審査員資格を取り消しました。

②当協会は、審査業務委託契約に基づく作業終了後に審査関連資料を全て廃棄しているとの審査員の届出を信用して確認しておりませんでした。

2.再発防止策と今後の対応

(1)再発防止策

①当協会と審査業務委託契約を締結している全審査員に対し、個人所有のパソコン等に審査関連資料を保管していないことを確認し、万一保管している資料があれば速やかに廃棄するよう指示しました。また、個人所有のパソコンでの審査作業を全面的に禁止いたしました。今後は、当協会が貸与する十分なセキュリティ対策(他の機器との接続不可を含む。)を施したパソコンのみを用いて審査業務を行うこととします。(貸与完了予定時期:本年12月)

また、全ての審査員に対して、審査関連資料の適切な取扱いを改めて周知徹底するとともに、貸与パソコンの取扱状況の監視・点検を行います。

さらに、これらに関する定期的な研修を強化し、今回のような事案が決して再発しないよう、取り組んでまいります。

②上記①の措置が確実に行われていることを担保するために、担当部門が行う貸与パソコンの取扱い状況の監視・点検や審査員研修の実施状況について、担当部門以外の者が定期的に監査するなど、当協会としての監査体制を強化します。

③他の審査機関の審査員に対しても、個人所有のパソコン等に審査関連資料を保管していないことを確認し、万一保管している資料があれば速やかに廃棄するよう指示したことを確認しました。また、各審査機関の実態をふまえて、当協会と同じようなレベルでのセキュリティを確保するよう要請しました。

(2)漏えいを確認した又は漏えいのおそれがある事業者様及び審査員への対応

現在までに漏えいを確認した事業者様及び漏えいのおそれがある事業者様につきましては、既に書面にてご連絡を差し上げております。専用のご相談窓口(コールセンター)を設置いたしましたので、ご不明な点等がございましたらご連絡ください。また、個人情報の漏えいのおそれがある審査員につきましても、既にご連絡いたしております。

【セキュリティ事件簿#2023-439】大阪市 大阪市立中学校における個人情報を含む文書の漏えいについて

大阪市立中学校の教員が、令和5年10月2日(月曜日)、「数学科単元テスト範囲表(以下、「テスト範囲表」という。)」を個人情報が記載された用紙を裏紙として再利用して印刷し、一部の生徒に対して配付していたことが判明しました。

このたびの事案が発生しましたことにつきまして、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、市民の皆様の信頼を損ねることになったことに対しまして、深くお詫び申しあげますとともに、再発防止に努めてまいります。

1  概要と事実経過

令和5年10月2日(月曜日)18時20分頃、ある大阪市立中学校の教頭に、テスト範囲表を受け取った生徒の保護者から「配付されたテスト範囲表の裏に個人情報が記載されている」との連絡がありました。すぐに教頭が担当教員に確認したところ、9月28日(木曜日)の授業で3年生生徒にテスト範囲表を配付するにあたり、9月27日(水曜日)にA4サイズの裏紙35枚を再利用して計70部印刷した際、裏面に計28世帯69名の個人情報が記載されている用紙を一部再利用していたことが判明しました。

令和5年10月3日(火曜日)以降、教員がテスト範囲表を配付した生徒の全家庭を訪問した結果、配付した70部のうち54部を回収し、16部は家庭で破棄されていることを確認しました。また、回収した54部のうち8部が個人情報の含まれた文書を裏面として利用していたことが判明しました。

2  再利用された個人情報を含む文書と記載内容

  • 平成29年度10月 振替結果一覧表(給食)1項
    学年、組、生徒名、口座番号、口座名義、振替不能理由
  • 平成29年度10月 振替結果一覧表(給食)2項
    学年、組、生徒名、口座番号、口座名義、振替不能理由
  • 平成29年度4・5月分学校給食費督促状作成リスト
    学年、組、生徒名、保護者名、郵便番号、住所、未納金額
  • 給食費未納一覧(年度不明)
    保護者名、生徒名等
計28世帯69名分

3 判明後の対応

令和5年10月5日(木曜日)から10月13日(金曜日)までに、校長及び教頭が個人情報漏えいの対象となる家庭に訪問し、経過説明及び謝罪を終える見込みです。

4 原因

当該校では、個人情報が含まれる文書は再利用置き場に入れないよう周知していたものの周知が徹底していなかったこと、「テスト範囲表」の印刷及び配付時に裏面の確認をしていなかったこと、また、管理職による指導が不十分であったことが原因です。

5  再発防止について

教育委員会といたしましては、これまでも各校に対して個人情報の管理を指導していたにもかかわらず、このような事案を起こしたことについて深く受け止めております。

当該校に対しては、再発防止策として、個人情報を含む文書の適切な廃棄を徹底すること及び個人情報管理に関する校内規定を点検する等、管理の徹底を指導してまいります。

各校に対しては、今回の事案を共有するとともに注意喚起を図り、個人情報の管理の徹底と、さらなる意識の向上について指導し、再発防止に努めてまいります。

【セキュリティ事件簿#2023-416】株式会社NTTマーケティングアクトProCX NTTビジネスソリューションズに派遣された元派遣社員によるお客さま情報の不正流出について(お詫び)

当社(株式会社NTTマーケティングアクトProCX)が利用するコールセンタシステムの運用保守業務を担うNTTビジネスソリューションズ株式会社(以下、NTTビジネスソリューションズ)において、同システムの運用保守業務従事者(NTTビジネスソリューションズに派遣された元派遣社員)がお客さま情報を不正に持ち出し、第三者に流出させていたことが判明いたしました。

不正に持ち出されたお客さま情報は、当社へテレマーケティング業務を委託いただいていた一部のクライアントさまのお客さま情報であることを確認しました。

クライアントさま並びにクライアントさまのお客さまへ多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

1.概要

当社が利用するコールセンタシステムを提供するNTTビジネスソリューションズの同システムの運用保守業務従事者(NTTビジネスソリューションズに派遣された元派遣社員)が、システム管理者アカウントを悪用のうえ、お客さまデータが保管されているサーバへアクセスし、お客さま情報を不正に持ち出し。

(1)不正に持ち出された件数

お客さま数:約900万件 クライアント数:59(現時点判明分)

※今後新たな情報が判明いたしましたら、随時公表してまいります。

(2)不正に持ち出されたお客さま情報の内容

クライアントさまよりお預かりしたお客さま情報(氏名/住所/電話番号等)

2.本件に関する対応と再発防止策

当社及びNTTビジネスソリューションズは、今回の事案を厳粛に受け止め、クライアントさまのご不安の解消に向けて対応いたします。

まず、本テレマーケティング業務については、システム面および運用管理面から緊急的な対処策を講じ、新たに不正な情報持ち出しが生じることを抑止しました。さらに、今後、お客さま情報を取り扱う全業務について再点検を実施することで、個人情報管理体制の一層の強化を図ってまいります。加えて、当社及びNTTビジネスソリューションズの従業員に対して、これまで以上に情報の取り扱い・保護に関する教育の充実を図り、個人情報保護の重要性に関わる当事者意識の醸成を図ってまいります。

3.クライアントさまへのご対応について

クライアントさまのお客さまへの対応に向けて、クライアントさまのお考えをお伺いしながら、お客さまの特定に向けた対応を始めています。また、その後のお客さまへの対応については、クライアントさまのお考えをお伺いしながら、クライアントさまに真摯に向き合って対応してまいります。

リリース文アーカイブ

【セキュリティ事件簿#2023-394】双日株式会社 当社元社員の逮捕について

 

本日、当社元社員が不正競争防止法違反の容疑で警視庁に逮捕されたと発表がありました。

このような事態に至り、お客様や株主などステークホルダーの皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけすることになり、心よりお詫び申し上げます。

当社グループでは、かねてより、その持続的な成長と企業価値の向上のためにはコンプライアンスを徹底することが不可欠であると考え、特に、情報管理に関しては、キャリア入社社員に対して、前職で業務上知り得た機密情報を当社に持ち込まないことについて明記した誓約書を入社時に差入させるなどの未然防止および社員の教育と啓蒙に努めてまいりました。そのような中、このたび、上記元社員が、前職企業から情報を不正に持ち出したとして逮捕されたことは極めて遺憾です。当社で調査した結果、上記元社員に情報の持ち出しを指示したなどの事実、および情報を当社事業に不正に用いたとの事実など、組織的関与は把握しておりません。

しかしながら、引き続き捜査に全面的に協力するとともに、事態を重く受け止め、再発防止に向けたいっそうの取り組みを実施してまいります。

リリース文アーカイブ

【セキュリティ事件簿#2023-399】日本山村硝子株式会社 当社元社員の逮捕について

 

本日、当社の元社員が、兵庫県警察に不正競争防止法違反の容疑で逮捕されました。

このような事件が発生し、株主の皆様、取引先ならびに当社に関係する全ての方々に多大なるご心配とご迷惑をお掛けいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

本事案は、当該元社員が当社の機密情報を無断で社外に持ち出したというものです。2022 年6月に本件が判明し、社内調査を実施した結果、当社は、2022 年 11 月に当該元社員を懲戒解雇処分としました。

持ち出された情報については、ガラスびんの軽量化に関する当社固有の製造技術の情報であり、当社に関係する全ての皆様方に係る情報(個人情報、当社の取引先に関する情報等)は一切含まれておりません。

また、社内で検証した結果、当社のシステムやネットワークに対する外部からの不正アクセスの形跡や、不正プログラム等の検知はございませんでした。

なお、捜査や公判への影響を避ける必要があることから、詳細の公表は差し控えさせていただきます。

当社はこれまで、捜査当局からの協力要請に対し全面的に協力してきましたが、引き続き協力していくと共に、営業秘密の管理体制を一層強化し、再発防止に向けて取り組んでまいります。

リリース文アーカイブ

【セキュリティ事件簿#2023-397】薩摩川内市 令和5年度上半期 懲戒処分の公表について(市長部局)


鹿児島県薩摩川内市は、市民の個人情報を業務外で不適切にアクセスしたとして、水道局の40代職員を戒告の懲戒処分にし、上長には訓告処分を行ったと発表しました。この処分は9月27日付けで通知されました。市によると、職員は5月1日に市の住民情報システムを使って、漏水の問題で対応した住民の情報を業務終了後も2回閲覧していました。職員は約6カ月間漏水関連の調査業務に従事しており、閲覧した理由として、漏水を訴えた住民のその後が気になったためと述べ、悪意はなかったものの、業務外での閲覧については反省していると表明しました。また、職員は情報漏洩を否定しています。

この問題は、住民からの相談がきっかけで発覚しました。相談者は職員が第三者に対して住民の旧姓、年収、勤務地、親戚の住所などの個人情報を話していると訴えました。しかし、市の調査では、職員に与えられた閲覧権限を超えたアクセスは確認されず、親戚の住所については調べる手立てがないとされました。そのため、市は職員による第三者への情報漏洩はなかったと判断しました。

同市は再発防止策として、職員全体に対して個人情報の取り扱いを含むセキュリティ研修を進めるとともに、綱紀粛正の通知を発出しています。


【セキュリティ事件簿#2023-394】兼松株式会社 元従業員の逮捕について


昨日(2023/9/27)、昨年 6 月末に当社を退職した元従業員(以下「元従業員」)が不正競争防止法違反の容疑で警視庁に逮捕されました。

当社は、元従業員の退職後に実施した社内調査によって、元従業員が当社の営業秘密(以下「営業秘密」)を不正に取得した疑いがあることを把握したため、直ちに警視庁に相談し、捜査に全面的に協力して参りました。

本日現在、元従業員による営業秘密の不正利用や第三者に対する漏洩等は確認されておらず、公判への影響を避ける必要もございますので、詳細の公表は控えさせていただきます。

当社は、引き続き、捜査当局による捜査に全面的に協力して参ります。

【セキュリティ事件簿#2023-392】内閣府職員の不正行為: 公益財団に対する情報を意図的に漏洩

 

2023年9月29日、内閣府は公益法人行政担当室に所属する職員Aが公益財団の職員から受け取った情報を故意にその公益財団に漏らしていたことを公表しました。

この情報提供は2022年10月に行われ、職員Aは公益財団のウェブサイトの問い合わせフォームを通じて情報提供の事実と情報提供者の氏名を漏らしました。

この事態は2023年8月に情報提供者が国を相手に訴訟を起こしたことで明らかとなりました。

職員Aは、この漏洩事件を認め、その時点で文部科学省から公益法人行政担当室に出向していたことも判明しました。

内閣府の公益法人行政担当室はこの事件を受けて、マニュアルを改訂し、研修を強化することで再発防止を図ると明言しています​。

出典:内閣府の職員が公益財団に情報提供者の氏名や内容を流出

【セキュリティ事件簿#2023-391】三重県 宇治山田高校における高校生活入門講座参加登録者の個人メールアドレスの再漏洩について 2023年09月27日

 

1 要旨

宇治山田高校において、高校生活入門講座参加登録者421名に対し、メールアドレスが宛先欄に入ったメールが送信され、再度、メールアドレスが漏洩しました。

2 内容

(前回の概要)

令和5年9月19日(火)、本校教頭が高校生活入門講座参加登録者421名に、入門講座のアンケートへの回答依頼のメールを送信した際、メールアドレスを宛先欄に入力して送信したことにより、メールアドレスが漏洩しました。 

(今回の概要)

・9月26日(火)11時26分、教頭が、19日の誤送信メールを整理した際、メール機能について十分に理解しないまま操作を行ったため、高校生活入門講座参加登録者421名にメールアドレスが宛先欄に入ったメールが自動的に送信されました。

・教頭は、19日付メールを削除する目的で、メールの「メッセージの取り消し」機能を使用しました。「メッセージの取り消し」機能では、送信済みのメールは削除できず、19日付メールの送信先全員に「このメールを取り消します」旨が自動的に送信されました。宛先も19日と同様の状態で送信されました。

・11時30分頃、入門講座参加登録者の保護者から学校に電話で「メールが届いたが、今回もアドレスが見られる状態にある」と指摘があり、漏洩が判明しました。

・13時06分に、学校から参加登録者全員にお詫びと、再度削除依頼のメールを送信しました。


3 今後の対応

今後、決してこのようなことのないよう、改めてメールアドレスの管理を確実に行うとともに、アプリケーションソフトの操作方法についての研修を深め、再発防止を徹底します。

【セキュリティ事件簿#2023-371】中学校で生徒のGoogleアカウントのパスワード一覧が教師のずさんな管理により漏れる ~何故に教員はパスワード一覧を印刷して持ち歩くかねー~


 岡山県の津山市教育委員会は22日、市内の中学校で、生徒2人がほかの生徒のグーグルアカウントを使って、不正にアクセスしていたと発表した。

市教委などは不正アクセス禁止法違反などの疑いもあるとみて津山署に相談している。市教委によると、4月13日の授業中、生徒1人が、教壇の上に置いてあった1クラス約30人分の名前やID、パスワードを記載した一覧表を、教員が教壇を離れた隙にタブレットのカメラを使って撮影した。

夏休みに入った7月末以降、この生徒を含む2人が、計8人のアカウントを使ってアクセスした。

その上で、2人は嫌がらせやからかい目的に、それぞれが保存している体育や音楽の課題に取り組む動画をダウンロードしたり、壁紙を貼り替えたりした。

校外への流出は確認されていないという。

9月14日、ほかの生徒の保護者から「不正アクセスのうわさがある」との情報が学校に寄せられて発覚した。

一覧表は職員室内で取り扱う決まりになっていたが、教員はパスワードを忘れた生徒のため、印刷して持ち出したという。

出典:中学校で生徒用のGoogleアカウントが漏洩 生徒が不正アクセスか 岡山・津山市

【セキュリティ事件簿#2023-363】元勤務先のクラウドシステムにある名刺情報数万人分を転職先に提供してタイーホされる。

 

2023年9月15日、警視庁は、以前勤務していた人材派遣会社の名刺情報管理システムにアクセス可能なIDやパスワードを転職先の同僚に提供し、システム内の個人情報を不正に提供したとして、会社員の人見正喜容疑者(43歳、埼玉県川口市在住)を個人情報保護法違反と不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕した。

事件の背景には、人見容疑者が以前勤務していた会社が使用していた名刺情報管理システム「Sansan」へのアクセス情報を、転職先の社員に提供したことがある。このシステムには、営業先の数万件の名刺データが保管されており、共有されたIDやパスワードを使用することで、これらの情報を全て閲覧することが可能だった。

人見容疑者は、「転職先での営業に使えると思った」との理由でこの行為を行ったと容疑を認めている。また、不正に得た名刺情報を元に、転職先での営業活動が行われ、実際に成約に至った事例も存在するとされている。

この事件は、個人情報保護法の不正提供罪を適用した初のケースとなり、関連する法律や規定の見直しの必要性が浮き彫りとなった。

【セキュリティ事件簿#2023-352】茨城・土浦市役所職員、同僚の人事情報を不正収集し書類送検される。



 茨城県土浦市役所の31歳の男性職員が、他の職員の人事評価や役職、経歴などの情報を不正に収集し、私用のハードディスクに保存していたとして、不正アクセス禁止法違反および市の個人情報保護条例違反の疑いで書類送検されました。この事件は、昨年9月に「人事課しか知らない情報を知っている職員がいる」との情報が別の職員から提供されたことをきっかけに発覚しました。

男性職員は、2021年12月18日に市のサーバーから836人の職員の情報を収集し、私用のハードディスクに保存していたとされています。彼はこの行為について、「自らの評価を上げるため、希望部署などの職員の評価を知りたかった」と説明しています。また、彼は今年3月から休職中であり、外部への情報の漏洩は確認されていません。

土浦市役所はこの事件について、市民や関係者に対して謝罪し、新たなセキュリティーシステムの導入や職員教育の強化を行うとの声明を発表しました。

出典:不正アクセス疑い、茨城・土浦市職員を書類送検

【セキュリティ事件簿#2023-340】オリエンタルエアブリッジ株式会社 退職者による社内情報のデータ持ち出しについて 2023年8月28日


平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

報道されておりますとおり、昨年当社を退職した社員が、退職直前に会社の機密情報を持ち出したことが確認されております。

お客様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

警察による捜査の結果、今回持ち出された社内情報が元社員から第三者に渡った事実は確認されておりませんので、お客様が航空機をご利用いただく際の安全につきまして影響はございません。

再発防止につきましては、航空局および専門家の意見を聞きながら実施しておりますが、引き続き情報セキュリティの強化に努めて参りたいと存じます。

改めて、お客様にご心配とご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。

【セキュリティ事件簿#2023-319】日置市 懲戒処分の公表 2023年8月4日


事案

1 件 名 コンピュータの不適正使用

2 処分日 令和5年8月4日(金)

3 処分者

(1) 教育委員会 主査 ( 36歳)  

ア 概要

当該職員は、業務用パソコンから他の職員のIDとパスワードを推測し、 令和5年1月1日から4月 21日までの間に、 61人、延べ697回にわたり不正ログインを行い、メール等の閲覧を行った。
また、人事評価記録書等の電子データを自身の業務用パソコンに保存した。

 イ 処 分 

職 名 等 処分内容 期 間 備 考
教育委員会 主査 減給( 1/10) 3月 8月4日付け

(2) 教育委員会 課長補佐 ( 58歳)

ア 概要

当該職員は、業務用パソコンから他の職員のIDとパスワードを推測し、令和5年1月1日から4月 21日までの間に、 14人、延べ 38回にわたり不正ログインを行い、メール等の閲覧を行った。
また、職員の給与明細の閲覧を行った。

イ 処分 

職 名 等
処分内容
期 間
備 考
教育委員会 課長補佐
戒告
8月4日付け

(3) 産業建設部 主事補 ( 23歳)

ア 概要

当該職員は、業務用パソコンから他の職員のIDとパスワードを推測し、令和5年1月1日から4月 21日までの間に、 37人、延べ232回にわたり不正ログインを行い、メール等の閲覧を行った。

イ 処分 

職 名 等
処分内容
期 間
備 考
産業建設部 主事補
戒告
8月4日付け

(4) 管理監督責任(当時含む)

 所属長を厳重注意(8月4日付け)

【市長・教育長コメント】

コンピュータの不適正使用を行い、本市行政の信頼を大きく損ねたことを市民の皆様に深くお詫び申し上げます。

今後は、職員一人ひとりがより一層のコンプライアンスの徹底を図るため、情報セキュリティ研修を実施するとともに、再発防止と市民の皆様への信頼回復に職員一丸となって取り組んでまいります。

【セキュリティ事件簿#2023-314】株式会社ビジョナリーホールディングス お客さまの個人情報漏洩並びに不正利用の可能性のお知らせとお詫びについて 2023 年 8 月 15 日


株式会社ビジョナリーホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松本大輔)は、当社グループが保有する顧客個人情報の第三者による不正取得と利用の可能性が生じていることを確認いたしました。お客さまをはじめご関係先の皆様にご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。現在も調査を継続しており、今後新たな情報が判明する可能性がございますが、現時点(2023 年 8 月 15 日 16 時現在)で確認できた事実関係の概要は次の通りです。

1. 事象概要

2023 年 8 月 11 日に当社の社員 1 名宛に「永福眼鏡店」というメガネ小売店から DM が届きました。

この「永福眼鏡店」については、前代表取締役社長の星﨑尚彦氏による当社企業価値を毀損する行為の疑い等の調査のために発足した第三者委員会が作成した 2023 年 5 月 31 日付及び同年 7 月 27 日付けの調査報告書において、当社旧永福町店が合理性が疑われるプロセスにより閉鎖され、法律上無効である可能性がある契約に基づき、当社旧永福町店の事業を移転させるために、当社から当該店舗の運営会社に対して資産等の譲渡が行われたと指摘がされています。

このように「永福眼鏡店」には法律上必要な手続きを経ないまま、当社旧永福町店の資産等が譲渡されたものでありますが、DM が届いた該当社員は「永福眼鏡店」の近隣在住ながらも当該店舗を利用したことがなく、当該社員に「永福眼鏡店」から DM が届いたことにより、当社が保有していた個人情報が「永福眼鏡店」により不正に利用されたことが疑われることとなりました。

そこで、2023 年 8 月 12 日に、2022 年 8 月頃から法律上無効なプロセスにより「永福眼鏡店」の運営会社に貸与されていた当社 POS から情報漏洩した可能性を検証したところ、当社顧客として登録されていた該当社員の情報を 2023 年 2 月 4 日に該当 POS で検索した形跡が確認されました。

この操作は、2023 年 2 月に「永福眼鏡店」への不当な応援に従事をさせられていた当社社員が行なったことが確認できましたが、同年 8 月 12 日に本人に聞き取りを行なったところ、該当 POS の開局処理は本人の ID・パスワードを使用したものの、顧客検索は行なっていないことが判明しました。また、同年 8 月 13 日には、該当の POS に関して、不当に事業譲渡をされた 2022 年 8 月頃から 2023 年 3 月 28日まで「永福眼鏡店」の運営会社が当社顧客情報にアクセスできる環境となっていたこと、また旧永福町店と同じく法律上有効なプロセスを経ずに「星組経営会議メンバー」が代表を務める一社に事業譲渡された当社旧千歳船橋店でも同様に同期間に顧客検索がされていることも判明しました。

なお、該当期間にその POS で顧客検索により第三者が意図して取得し不正に利用できた可能性がある件数は 4,061 件あることが判明しておりますが、該当 POS では顧客情報をダウンロードや外部メディアに移すことができない仕様になっており、個人情報を POS から取得する際は、個人情報を検索し2た際に POS 画面に表示された登録情報をプリンターで一枚ずつ出力するか、一つ一つ手書きや写真などを撮影するしか方法がないため、漏洩した可能性は最大でも 4,061 件と考えられます。

また、この 4,061 件には、同期間に当社から不当な応援に従事をさせられていた当社社員 3 名が行った顧客検査も含まれておりますが、いずれの当社社員も大量の顧客検索をしたことはないことから、第三者による ID・パスワードの不正な取得、また開局した POS 利用による個人情報の不正取得の可能性が生じております。

更に、2023 年 8 月 13 日に、当社旧永福店、旧千歳船橋店の資産等が法律上必要な手続きを経ずに移転された際、本来当社で引き上げ、管理すべき顧客約 5,707 件分の視力測定結果が記入されたシートと151 件分の聴力測定結果が記入されたシートが紙の状態で、譲渡先である「永福眼鏡店」「ちとふな眼鏡店」にそのまま保管されている可能性があることが判明しました。この顧客視力測定結果並びに聴力測定結果にはお客さまの氏名、住所、電話番号などの個人情報とメガネや補聴器の作成に必要な視力、聴力などの測定データや作成いただいたメガネ、補聴器に関する情報等が記載されております。

現在 DM が届いた社員以外の個人情報の不正利用は判明しておらず、個人情報がどれだけ不正に取得され、利用されたかは調査中です。なお、警察への通報および個人情報保護委員会への報告は完了しており、不当に使用された可能性がある当社社員の ID・パスワードは全て変更済みです。

2022 年
8 月~11 月
  • 前代表の星﨑氏の主導の下、当社旧永福町店、旧千歳船橋店が法律上有効な手続きを経ずに「星組経営会議メンバー」が代表者を務める一社に事業譲渡される
2023 年
2 月 4 日
  • 今回 DM が届いた当社社員の顧客情報が検索される
  • 上記含め 2022 年 8 月~2023 年 3 月 28 日までに旧永福町店と旧千歳船橋店の顧客情報 4,061 名分が検索される
8 月 11 日 
  • 当社社員宛に「永福眼鏡店」から DM が到着
8 月 12 日 
  • 該当社員の個人情報が不当に事業譲渡をされたプロセスで貸与されていた当社 POS で検索された形跡を確認
8 月 13 日 
  • 2022 年 8 月~2023 年 3 月 28 日まで貸与 PC で顧客検索がされていたことが判明
  • 顧客の視力測定結果が記入されたものが 5,707 件、聴力測定結果が記入されたものが 151 件、それぞれ紙の状態で「永福眼鏡店」「ちとふな眼鏡店」にそのまま保管されている可能性があることが判明
3. 漏洩した可能性がある個人情報の件数と内容

① 顧客情報
件数:最大 4,061 件
内容:・氏名 ・性別 ・生年月日 ・国籍 ・住所 ・電話番号(自宅、携帯)
・メールアドレス ・メガネ使用歴 ・購入した商品、サービスの全ての種類、金額、時期
・作成したレンズの度数・購入したコンタクトレンズのパラメータ
・購入がない来店履歴(調整・クリーニング等) ・DM 送付履歴
・有料延長保証、コンタクト定期便などサブスクリプションサービスの加入状況
・支払い方法(現金・カード・QR、バーコード決済等)
・家族の利用歴
※クレジットカード情報など決済に必要な情報は含まれておりません

②顧客視力測定結果
件数:最大 5,707 件
内容:・氏名 ・性別 ・生年月日 ・住所 ・電話番号(自宅、携帯)
・メールアドレス ・メガネ使用歴 ・購入した商品、サービスの全ての種類、金額、時期
・作成前のメガネや目の使用状況など
・作成したレンズに必要な視力測定データなど ・決定した度数
・有料延長保証、コンタクト定期便などサブスクリプションサービスの加入有無
※クレジットカード情報など決済に必要な情報は含まれておりません

③顧客聴力測定結果

件数:最大 151 件

内容:・氏名 ・性別 ・生年月日 ・住所 ・電話番号(自宅、携帯)

・メールアドレス ・補聴器使用歴 ・購入した商品の種類、金額、時期

・作成前の聞こえの状況など ・作成した補聴器に必要であった聴力測定データなど

・補聴器のフィッティング、調整履歴

※クレジットカード情報など決済に必要な情報は含まれておりません

4. お客さまへのお願い

  • 当社旧永福町店、千歳船橋店を過去にご利用の方、あるいはその他当社店舗のご利用でも該当店舗周辺にお住まいの方で、メガネ、コンタクトレンズ、補聴器等の案内を行う心当たりのない不審なDM、電話、メールなどがありましたら、以下 6 に記載の電話番号までご一報いただけますようお願いを申し上げます

5. 今後の対応

  • 個人情報の漏洩の可能性があるお客さまには本日から順次郵送でご連絡してまいります
  • 調査の進捗があり次第、当社ホームページ並びにプレスリリースで公表してまいります
  • 警察等と相談しながら不正取得の経緯と範囲を早急に把握しつつ、適切な対応と再発防止策を取って参ります

リリース文アーカイブ

【セキュリティ事件簿#2023-300】 内部関係者によるセキュリティ侵害:高知の行政書士が罰金刑に


事件の概要
2023年4月、高知県高知市に住む行政書士が、過去に勤務していた法人のクラウドサービスに不正にアクセスしました。この行政書士は、職員のアカウントを削除するなどの妨害行為に及び、インターネット上で職員に対して誹謗中傷を繰り返していました。その後、逮捕され、書類送検を経て略式起訴されました。最終的に、高地簡易裁判所から罰金30万円の略式命令が発されました。

不正アクセスの背景
この事件は、日本国内での内部関係者による情報漏洩や不正アクセスが増加している中で発生しました。2023年7月にも、大手通信企業やIT企業などで同様の事件が起きています。

考察と対策
この事件は、企業のセキュリティ対策の重要性を改めて浮き彫りにしています。内部からの不正アクセスに対しても、適切な対策が求められる時代となっています。中小企業から大企業まで、情報漏洩対策の基本を理解し、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。