Windows10からWindows Defenderというウイルス対策ソフトが同梱されており、「これでいいんじゃね?」っていう声や相談をちらほら聞く。
実際のところ、どうなのだろうか?
答えは個人と法人で少し状況が異なる。
まず、個人については「OK」
無料なので、ウイルス検知の性能に不安を感じるかもしれないが、検知能力は有料のウイルス対策ソフトとそん色ない。
ちなみにウイルス対策ソフトの検知能力については下記のサイトで確認することができる。
次に法人について。
法人は正直ケースバイケースとなる。
何がケースバイケースかというと、管理機能の要否で状況が変わってくるからである。
個人事業主や従業員数名クラスの会社はIT担当やセキュリティ担当なんて置けないので、必然的にウイルス対策ソフトの管理機能は不要となる⇒Windows DefenderでOK
一方、IT担当やセキュリティ担当を設置してしっかり管理しようとすると、管理機能の提供が無いWindows Defenderでは不都合が出てくる。
管理機能が無いとパターンファイルが更新されていない端末、ウイルス対策ソフトのバージョンが古いままの端末、ウイルス検知したものの事後処理が必要な端末の洗い出しができないのである。
ある程度の組織規模で、IT管理やセキュリティ管理に対して相応の責任を求められる企業においては、管理機能付きの有償のウイルス対策ソフトが必要となる。