【搭乗記】マレーシア航空MH70便 マレーシア・クアラルンプール国際空港(KUL)⇒成田国際空港(NRT)

 

 2025年に取得したワンワールド特典航空券の3区間目のフライトでクアラルンプールから成田に向かいます。

このフライト、以前は週3~4便だったのだが、夏季スケジュールでデイリー運行となり、増便⇒特典航空券の提供座席も増ということで、めでたく確保に成功した。

空港移動

今回の出発は空港近くのHoliday Innから。

一応IHGプラチナ資格を持っていたおかげで、前日は朝8時に突撃したにもかかわらずチェックインさせていただき、最上階のExectiveフロアにアップグレードさせていただき、さらにクラブラウンジにも招待いただきまして、大変ありがとうございました。

ちなみにポイント泊で、1泊13,000ポイントでした。別途税金がかかるようで、10MYR必要になりますが、クレカ決済OKでした。


ホテルからは無料送迎バスが出ているため、利用させていただきました。

バスでホテル~ターミナル1まで15分くらいかかるため、徒歩は自殺行為です。


空港に無事到着。本日のフライト(MH70便)は定刻通りになりそうです。


チェックイン

マレーシア航空はワンワールドアライアンス加盟航空会社であるため、クラスに関係なくビジネスクラスチェックインカウンターが利用可能。待ちは一組程度でサクッとチェックイン完了できました。


マレーシア航空のビジネスクラスですが、こちらの記事で、サテライトターミナル間の送迎に高級車を利用したサービスを展開していると聞いて、一度試してみたいと思っていました。

完全に裏メニュー的なサービスかと思っていたのですが、普通にカウンターでも案内がされていました。

更にチケット受け取るときにも「G1ゲートに行ってね」との補足が。

こえ、事前の情報を知らずに言われていたら完全に聞き流していたと思う。


サテライトターミナルへの空港送迎体験


そんなわけでチェックインを済ませてサクッと出国審査も終えます。

クアラルンプール国際空港の出国審査はプライオリティレーンもありますが、日本人は自動化ゲートが利用できるため、有人のプライオリティレーンに並ぶよりも一般の自動化ゲートの方が早いです。

そしてG1ゲートに向かいます。


ゲート入り口で搭乗券のチェックを受けます。

先に進んでいくと待合エリアが。利用者は一組ごとに送迎をしているため、順番が来るまでこちらで待ちます。


そして私の番が回ってきました。何を隠そう、ベンツに乗るのはこれが初めてです。

空港内を走行するため、屋根にランプが取り付けられている点が特徴的です。


車内の感じ。運転席はフルデジタル化されていました。


「スゲー」って思っている間にサテライトに到着し、ベンツ試乗会終了。

出口を歩いてくると、往路でお世話になったゲートに出てきました。


つまり、

本館⇒サテライト:高級車による送迎

サテライト⇒本館:専用バスによる送迎

という提供形態であることを理解した。

とはいえ、このサービスは恐らくメインターミナルとサテライトターミナルの間を移動する電車(エアロトレイン)の故障に伴う一時的なモノ。

エアロトレインの故障に伴って不便を与える一方で、それを逆手にとって新たな顧客体験を提供する航空会社の発想の転換は素晴らしいですね。

ラウンジ


サテライトのゴールデンラウンジに入室。

スリランカカレーでお腹を破壊されてしまっているため、ベジタリアンヌードルとお水だけ頂いて静かにしています。


搭乗

時間が近づき、搭乗ゲートに向かって歩いていると、ふと中心部にあるジャングルが目に入ってきた。

どうせ搭乗ゲートは手荷物検査で混雑しているだろうし、次回クアラルンプール訪問の予定は立っていないため、せっかくだから入ってみることにした。

中はこんな感じ。熱帯雨林を再現しているのか、暑いわ湿度は高いわで一気にメガネが曇って、熱帯雨林特有のまとわりつくような暑さを体験できた。


空港で熱帯雨林を体験できるのはレアだけど、長居する場所ではない。

そそくさと室内に戻り、搭乗ゲートに向かいます。

クアラルンプールは搭乗ゲート前で手荷物検査をする方式。どう考えても非効率にしか見えない。検査機器は各ゲート分用意しないといけないし、各ゲートに検査機器設置してもフライトがない時間帯は検査機器は遊んでいることになるし。。。

一方で搭乗と降機の導線が同じになるため、乗り継ぎの人には優しい空港ということになっている模様

搭乗ゲートは相変わらず長蛇の列。


並ぶのは嫌なので、ベンチに座ってヒューマンウォッチングをしながら列がはけるのを待つ。

一つ気になったことがあるのだが、日本人の搭乗率は2割くらいしかない感じだった。

以前、この時期はゴールデンウィークを海外で過ごした日本人の帰国ラッシュで満席になる印象だった。過去の印象では日本人8割、外国人2割の印象。

ところが武漢ウイルス(コロナウイルス)が終息し、日本円が貧弱になった影響なのか、搭乗率は満席でも日本人比率は2割に減少。

うーん。なんか悲しい。。。

機材

今回の機材はA330-300。


今更思ったのだが、エアバスのオーバーヘッドコンパートメントは出し入れがやりにくい。

ボーイングのオーバーヘッドコンパートメントは開けると出し入れしやすいよう出し入れの口が少し下がってくれるのだが、A330は扉が開くだけで出し入れの口が高いままなのである。

イメージ的にはこんな感じ。


機体番号は9M-MTOで、直近のフライトスケジュールは以下な感じ。

搭乗機はインドのムンバイから飛んできた機材。東京往復ののち、シドニーに向かう模様。


マレーシア航空、一時期財務状況悪化のせいか日本人CAが姿を消していたが、先日の関空便、今回の成田便と日本人CAが乗務していた。

タレントのMEGUMIさんを彷彿とさせるようなCAさんもいた。

座席はこんな感じ。座席にある白いものは敷パッド。その下にあるのがブランケット。

日本人乗務員の方から「敷パッドは最初にセットしておくことをお勧めしております~」ということで、離陸前に敷パッドを設置。頭の部分にかぶせるような形態なので、フルフラットにしなくても装着できる点が良い。

辺りを見回したらみんな同様に敷パッドの早着を終えていた。


また、座席のストレージボックスにはヘッドフォンとアメニティポーチがありました。

アメニティポーチは後日開封したところこんな感じ。歯ブラシ、リップクリーム、アイマスク、靴下、ハンドクリームなどなど。

ワンワールドアライアンスメンバーのアメニティポーチ収集が最近の趣味でして、1社攻略完了です。

これで未制覇は、AS、AA、FJ、IB、QF、RJとなりました。



今回の機材ですが、Wi-FIとモバイルローミング搭載機材となります。


このモバイルローミングですが、楽天モバイルも利用可能ということで、離陸後にさっそく試したところ、無事繋がりました。


回線速度は期待してはだめです。無料で提供するマレーシア航空は太っ腹ですね!


機内安全ビデオを視聴ののち離陸です。

個人的にはマレーシア航空の機内安全ビデオが一番好きかな。写真だけだと機内安全ビデオに見えないユーモアな作りが好き。ちなみに次点はJALの目力最強な機内安全ビデオです。


全編はこちらからどうぞ。



機内サービス

搭乗後はおしぼりとウェルカムドリンクのサービスがありました。

シグネチャドリンクのハイビスカスジュースはとても旨し。数年前にはなかった気がするので、良い意味でのマレーシア航空のチャレンジと変化がうかがえます。


機内食メニューは4品から選択です。


スリランカカレーでお腹を破壊されているため、刺激がありそうなものと重そうなものを避けた結果、和食のチョイスに至ります。

まずはドリンクとスナックの提供から。シグネチャドリンクのハイビスカスジュースを再リクエストします。ちなみに竹串に刺さっているのはロンガンの実です。


続いてサテー。ミックスを頼んだら関空線の時よりも1本多くもらえました。ありがとうございます。


続いて和食。正確には和食というよりも「和食にインスピレーションを受けたマレーシア航空オリジナル料理」という認識で食するのが良いかと思います。


こちらがメイン。


ま、多くは語りません。

強いて言うなら2点。

普段和食を選択することは無いのですが、航空会社でこんなにも差が出るものなんだと理解した。

併せて、JALの機内食のレベルの高さを改めて実感できた良い機会となった。

ちなみにメニューにはデザートがあったのですが、なぜか和食の人には提供されずでした(お腹の問題もあり、催促することもせず・・・)

食後にPCを出してワークしようと思ったのですが、A330のオーバーヘッドコンパートメントの不便さとお腹の調子を理由にフルフラットで睡眠をとることに。

着陸2時間前を切ったあたりからCAさんから軽食の提案を受けます。気流が悪いところを飛行しているため、ホットドリンクはサービス不可ということで、フルーツを頂きました。


その後銚子上空を遊覧飛行して成田空港に着陸。


ビジネスクラスだと6時間は物足りない感じ。それくらい快適なフライトでした。

着陸後

第2ターミナルのサテライトに到着したようで、500メートルの道のりを歩いて入国を果たします。


時刻は夕飯時なので、第3ターミナルに夕食の配給を受けに向かいます。第2ターミナル~第3ターミナル間の移動は約10分といった感じ。


第3ターミナルに着いたらフードコートに直行します。


有難く夕食の配給を受けます。旅をしていると意外と食費はかからないものです。


夕食後東京駅までどうやって出るかを思案します。選択肢はバスと成田エクスプレス(NEX)。

JRE BANK特典で4割引きでNEXに乗車できるため、今回はNEXを選択してみます。

ちなみに4割引きでNEXに乗車しても、金額的にはまだバスの方が安いです。でも座席の広さと移動時間はNEXに軍配が上がります。

直近で20分後の列車があったため、オンラインで予約し第2ターミナルに戻ります。

10分で第2ターミナルに戻り、残り10分。自動券売機で切符の受け取りが必要なものの、そんなに時間はかからないと思っていたものの、券売機には長蛇の列が発生中。空港という特殊要因を考慮していませんでした。

若干焦ったものの、回転が速く、何とか出発の3分前に切符を受け取り、乗車することができました。


成田空港でのえきねっと当日予約&受け取りは少し時間的な余裕を持った方がいいですね。

でも頑張ってJRE BANK特典を使って4割引きでNEXに乗車しなくても、普通にバスで帰れば良い気がしてきた。

そういう意味では一つ良い試行ができた。

【Playback of flight MH70 on 5 MAR 2025】