ドコモショップ市川インター店の”クソ野郎”メモ


知人が携帯電話の機種変更のために、同店を訪れたところ「親代表の一括請求の子番号です。つまり クソ野郎」「親が支払いしているから、お金に無トンチャクだと思うから」などと、客を侮辱する内容が記されたメモが同店から渡された書類のなかに紛れていたというのが、Twitterに投稿・炎上し、ドコモショップが謝罪した。

客を侮辱したメモには、“新プランにかえて、Disneyはベタ付け”や“「バックアップめんどくさくないですか?」からのいちおしパックをつけてあげてください”などの指示も含まれている。

“新プランにかえて、Disneyベタ付け”とは、ドコモの新料金プランに加入することで、月額700円のディズニ公式動画配信サービス「Disney DELUXE」が12ヶ月間実質無料になることから、旧料金プランから新料金プランへの変更を促す指示と推測できる。

“「バックアップめんどくさくないですか?」からのいちおしパックをつけてあげてください”とは、「バックアップめんどさくないですか?」の一言からスゴ得コンテンツ、my daiz(マイデイズ)/iコンシェル、クラウド容量オプションの3サービスをセットにすることで月額880円から月額550円に割り引く「いちおしパック」の加入を促そうというものだろう。

なお、いちおしパックのうち、バックアップに関係するものは月額400円のクラウド容量オプションの1つだけ。いちおしパックに加入させると月額100円を多く払わせることになる。

テレビでも大きく報じられると、問題のドコモショップを運営する兼松コミュニケーションズが以下のような謝罪文を同社のウェブサイトに掲載した。

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今月6日(月)に弊社が運営するドコモショップ市川インター店へご来店されたお客様への応対にあたって、同店の従業員の間の連絡用メモにおいて極めて不適切な文言を使用していた事実が判明いたしました。
今回の事態により、お客様のお心を傷つけ、多大なるご迷惑をおかけしましたことを衷心より深くお詫び申し上げます。
また、今回の事態により関係者の皆様にご不快の念をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
現在、事実関係の確認を行うとともに、このような事態が生じた原因について調査を行っており、調査結果に基づき、厳正な対処を行う所存です。
弊社では、定期的に全ての従業員に対して研修を行う等により、お客様対応の向上に努めてまいりましたが、今回の事態は、お客様応対にあたって決してあってはならないことであり、弊社として厳粛に受け止め、今後このような事態が二度と発生しないよう、信頼回復に全力を挙げて取り組んでまいります。
ご迷惑をおかけしたお客様並びにご心配をおかけした関係者の皆様に対しまして、重ねて心よりお詫び申し上げます。
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【引用元】https://www.kcs.ne.jp/news/archive/20200110/

うーん。

色々思うところがあるのだが、セキュリティ的な観点でいうと、情報漏洩の一種だよね。

従業員による情報管理の甘さにより、内部情報が流出してしまった。

これは従業員教育の管理強化が必要。

で、もう一つ問題なのが、その漏れてしまった情報の中身。

客を「クソ野郎」呼ばわりしているとは・・・。
(せめて「カモ」だろう・・・)

こういうのって、個人的には氷山の一角なので、兼松コミュニケーションズが運営しているほかのドコモショップや、下手するとドコモショップ全体でこのような客の扱いをしているのではと勘ぐってしまう。

一方で、情弱者がメガキャリアを使うという構図になっている点も垣間見えた気がする。

メガキャリアは高コスト体質なので、機転が利く人はコストの安い格安SIMに移行するはずで、メガキャリアを使い続けるのはコスト意識の低い情弱者だけということになる。

それゆえにメモにあるような無駄なオプションも売りつけられてしまうのだが・・・。

ドコモショップ店員が客(カモとも言う)を「クソ野郎」呼ばわりするのは良くないが、何の疑問も持たずメガキャリアを使っている時点である意味「クソ野郎(=ここでは情弱者と同義)」だと思う。