【セキュリティ事件簿#2023-210】岐阜バスケットボール株式会社 ユニフォームオークションにおける個人情報の漏洩に関するご報告とお詫び 2023年6月2日


いつも岐阜スゥープスを応援いただき誠にありがとうございます。

2023年6月1日(木)午後8時から実施いたしました「2022-23SEASON 選手着用ユニフォームオークション」において、入札者様の個人情報の一部が漏洩したおそれがあることが判明しました。社内調査のうえ、個人情報が漏洩した可能性がある方々には、順次、個別に連絡を差し上げ、お詫びと説明をさせていただいております。関係者の皆様に多大なるご迷惑およびご心配をおかけする事態となりましたこと、深くお詫び申し上げます。

現時点で判明している事実について、以下の通りご報告いたします。なお、これまでに、個人情報の漏洩による被害発生の報告はございません。また、引き続き調査のうえ、新たな事実が判明した場合には、当サイトにて改めてお知らせいたします。

1.経緯
2023年6月1日(木)午後8時より実施された「2022-23SEASON 選手着用ユニフォームオークション」において、入札に使用したGoogleフォームの設定が誤っていたために、入札者の個人情報の一部が、同日午後8時20分ごろまで最大20分間、閲覧できる状況にあった事が判明しました。

→ 調査の結果、閲覧する事ができたのは「入札をされた方のみ」だった事が判明しております。

2.漏洩した可能性のある個人情報
・入札された方9名の「氏名」「電話番号」「住所」
※ ただし、それぞれの「氏名」「電話番号」「住所」は紐付いた形では閲覧できる状態とはなっておらず、それぞれの情報が個別に閲覧できる状態となっておりました。

3.弊社の対応
個人情報が漏洩した可能性がある方々には、順次、個別にご連絡を差し上げ、お詫びとご説明をさせていただいております。なお、現在進行しているオークションは、正しい設定で実施しております。

4.再発防止策
弊社では、今回の事態を厳粛に受け止め、あらためて全社員に対してフォーム等のアクセス権の適切な設定や個人情報の取扱いについて指導を徹底するとともに、セキュリティ対策の継続的な強化に努め、再発防止に取り組んでまいります。

本件に関して疑問点やご質問等ございましたら、以下までお問い合わせください。


(アーカイブ)


IHGポイント購入100%ボーナスフラッシュセール(2023/7/21~2023/7/28)


IHG One Rewardsは、2023年7月28日まで100%ボーナスのポイント購入フラッシュセールを開始しました。

IHGは頻繁にポイントを販売しており(最大ボーナスは100%)、会員は毎年15万ポイント(上限が25万ポイントに引き上げられることもある)まで購入することができます。

IHGリワードのポイント購入キャンペーンは、こちらからご確認いただけます。

出典:IHG Buy Points 100% Bonus Flash Sale Until July 28, 2023


【セキュリティ事件簿#2023-209】酒田市 市内中学校におけるUSBメモリの紛失事案について  2023年6月2日


市内中学校で、生徒の個人情報等が記録されたUSBメモリの紛失事案が発生しました。

このことにより、関係の生徒及び保護者各位にご心配をおかけしますことをお詫び申し上げます。また、発見に向けて警察の協力を仰ぐこととしております。なお、再発防止に向け、個人情報の管理体制の強化に努めてまいります。

1 事案の概要

 生徒の個人情報等が記録されたUSBメモリを職員室内で紛失したものです。

2 発生年月日

 令和5年5月29日(月)

3 問題点

現任校の一部の生徒氏名及び前任校で教科担当していた生徒の成績といった個人情報に関するデータを私用の外部記録媒体(今回の事案ではUSBメモリ)に記録していたこと。

4 対応
  • 5月29日(月)当該学年職員により、USBメモリの捜索を実施
  • 5月30日(火)全職員により、USBメモリの捜索を実施
  • 5月31日(水)再度、全職員により、USBメモリの捜索を実施したが発見に至らず
  • 6 月 1日(木)に、酒田警察署に相談
5 再発防止

  • 6 月 2 日(金)に臨時の校長会を開催し、酒田市立小・中学校情報セキュリティポリシーの遵守を徹底するよう指導しました。
  • USBメモリの利用停止に向け、クラウドの活用等による対応を検討し、早期に実行します

ChatGPTをSOCアナリストの支援ツールとして使う



オープンAIが開発した言語モデル「ChatGPT」は、2022年11月のローンチ以来、テック界に旋風を巻き起こしています。わずか数カ月で月間ユーザー数は1億人を超え、これまでで最も急成長しているアプリケーションとなりました。この前例のない成長は、ChatGPTが採用している大規模言語モデル(LLM)に起因しており、通常ユーザーはGPT-3.5、有料ユーザーはGPT 4として知られています。このモデルは、膨大な量のテキストデータを分析することで、比類ない精度で人間の言語を理解し、生成することができます。1750億という膨大なパラメーターを持つGPT-3.5は、これまでに開発されたディープラーニング・モデルの中でも最大級のものです。さらに、高度に進化したGPT-4への移行に伴い、さらなる進化が期待されています。

様々な領域にAIを取り入れることで、進化・拡大を続けるサイバー空間は、適応の早いサイバーセキュリティの専門家にとってより困難なものとなっています。ChatGPTは悪意のある目的でも利用できるツールであるため、悪意のある行為者はすでにその可能性を悪用しています。しかし、ChatGPTをサイバーセキュリティの専門家のツールとして使用することで、迅速な対応と分析が可能になり、その分野の脅威行為者よりも先んじることはできないまでも、少なくとも同等の能力を維持することが可能です。

セキュリティ運用におけるChatGPTのメリットと活用事例

  • テキストデータのマイニング:ChatGPTの最大の利便性の一つは、テキストからデータをマイニングできることです。大規模なデータセットから重要なポイントを抽出したり、レポートからIoCを抽出したり、重要なトピックを特定して適切な形式で整理したりすることができます。
An analyst may use the ChatGPT to identify key points in an adversary report.

  • 不審なスクリプトの解析:ChatGPTは、自然言語処理技術を使用して悪意のあるスクリプトを検出し、分析することができます。コードの文脈、意味、意図を理解できるため、パターンや潜在的な脅威をより効果的に特定できます。ChatGPTは、スクリプトの内容、構造、動作を分析することで、脆弱性の悪用、データの窃取、攻撃の開始など、疑わしい動作や悪意のある動作を特定できます。
chatgpt mitigation advice

  • ファイルパスの調査:ChatGPTに特定のファイルパスを入力し、そのファイルパスに関する追加情報を要求することで、ChatGPTをファイルパスの調査に活用できます。潜在的に悪意のある、または疑わしいファイルパスを扱う場合、調査者はChatGPTの膨大な知識と言語の文脈的理解を活用してパスを分析し、その起源、目的、可能性のあるリスク要因に関する洞察を提供することができます。
chatgpt app information

  • ログの調査:ChatGPTは、SOCチームがサイバーインシデントの根本原因を追跡する上で有益です。複数のソースからのログデータを分析できるAIモデルは、不規則性やパターンを認識し、一見異なるイベント間の相関関係を確立することができます。このような包括的なアプローチを採用することで、サイバーインシデント調査の効率と精度を大幅に高めることができる。

  • SIEMツールの自動化支援: ChatGPTは、セキュリティイベントやアラートの自然言語記述を生成することで、SIEMのルールやクエリの作成を自動化できます。またChatGPTは、将来的に類似のイベントを検索するために使用できるクエリを生成することもできます。これらのプロセスを自動化することで、SOCチームはセキュリティ監視の精度と有効性を向上させながら、時間とリソースを節約することができます。さらにChatGPTは、より効果的なSIEMルールやアラートの作成に使用できるパターンやトレンドを識別するために、過去のデータでトレーニングすることができます。

セキュリティ運用におけるChatGPTの制限

ChatGPTにはツールとして多くの利点がありますが、考慮すべきいくつかの制限もあります。

  • ChatGPTはテキストデータのみに依存するため、音声ファイルや動画ファイルなど他の形式のデータの分析には有効でない場合があります。つまり、SOCアナリストはChatGPTの知見を他の分析ツールやテクニックで補う必要があるかもしれません。

  • ChatGPT は、特に複雑なデータやニュアンスの異なるデータを分析する場合、必ずしも正確な洞察を提供するとは限りません。ChatGPTは精度の高いモデルですが、それでもエラーや偽陽性/偽陰性を生成する可能性があります。そのため、SOCアナリストは行動を起こす前に、常にChatGPTの調査結果を検証する必要があります。

  • ChatGPTは、検知を回避するように設計された高度な脅威や洗練された脅威を特定するのに有効でない場合があります。このようなタイプの脅威には、より高度な検知・分析ツールや人間の専門知識が必要な場合があります。

  • ChatGPTは、モデル開発に使用されるトレーニングデータの偏りや不正確さの影響を受けやすい可能性があります。つまり、モデルは、学習データの偏りや不正確さを反映した、偏った結果や不正確な結果を出す可能性があります。
ChatGPTのかつてない成長は、サイバーセキュリティにおけるAI活用の新たな可能性を切り開きました。膨大な量のデータを処理し、人間のような言語を生成するChatGPTの能力は、SOCアナリストにとってかけがえのないツールとなっています。ChatGPTの助けを借りて、SOCアナリストは大量のデータを分析し、潜在的なサイバー脅威を示す可能性のあるパターンを特定することができます。さらに、ChatGPTを使用することで、脅威の発見と対応の有効性を高めることができます。クエリに対する自然言語応答を生成する機能により、SOCアナリストは潜在的なセキュリティ・インシデントをより効率的に特定し、緩和することができます。さらに、ChatGPTは学習データから学習することができるため、時間の経過とともに精度と有効性を継続的に向上させることができます。

ChatGPTの潜在的な利点のみならず、サイバーセキュリティでの使用に関連する潜在的なリスクと課題を認識することも重要です。他のAIテクノロジーと同様に、ChatGPTは敵対的な攻撃や他の形態の操作に対して脆弱である可能性があります。したがって、サイバーセキュリティの専門家は警戒を怠らず、これらのリスクを軽減するための適切な対策を講じる必要があります。

出典:ChatGPT for SOC Analysts

第17回 世界の資産運用フェアメモ ~対面証券会社からは早急に資金を引き揚げよ~

 

半年に1回くらいのペースで開催される世界の資産運用フェアに参加した。

このセミナーは価値>価格を徹底的に意識されており、個人的に参加する価値が高いセミナーである。

株式市場の好調を反映してか、女性参加者が多かったことと、今年は子連れの参加者までいてびっくりした。

気になった部分をメモとして残しておく

■基調講演:個人投資家が今やるべき資産運用

基調講演だが、ある意味一番メインみたいなセッション。

このために参加しているといっても過言ではない。

・相場を当てにいかない(タイミングや銘柄選択は長期的なプラスにならない)

・大〇証券や野〇証券等、対面証券会社からは直ちに資金を引き揚げる(人件費がかかって高コスト体質なくせに、ロクなアドバイスをしないので、何一つメリットが無い)

・アセットアロケーションが重要
 -年金は破綻はしないがアテには出来ない
 -実物資産は「誰と付き合うか」が重要
 -値動きの異なる資産を組み合わせることが重要(それぞれの資産のいいとこどりを狙う)


・アセットアロケーションはその人のライフスタイルや人生でやりたいことによって変わる


・資産運用で成功するための3つのプロセス
 ①現状認識
 ②目標設定(人生のビジョンやミッション)
 ③アセットアロケーションにより達成に向けた筋道を付ける


・③で必要となるアセットアロケーションシート


・ここから金融資産と実物不動産の組み合わせ推奨の話。


・日本の場合、金融緩和政策が続いているため、与信力のある人は銀行からお金を借り入れて、他力(家賃収入)でローン返済をし、完済後は家賃収入を年金代わりに受け取るという投資手法が可能。ただし、この手法は早く手を付けた方が良い。年齢を重ねるごとにローン期間は1年短くなってしまう。また、今は不動産価格が上がっていて買いにくいが、不動産価格が下がるときは景気悪化か金利上昇局面なので、安くなるころにはお金を借りることが難しくなる。昔、ウラケンさんが「不動産はエブリデイ買い時」と言っていたが、その意味が分かった気がする。


約30分のセッションだったが、非常に濃い内容だった。

やはり人生目標が重要だと感じた。

個人的に国内不動産で気になっているリスクは金利リスクだろうか?世界で金利が上がりまくっているのに日本だけ金融緩和を継続するには少し無理がある気がしている。

一方で日本が金利を引き上げし始めると、退場するサラリーマンオーナーが続出し、不動産価格は下落し始めるがお金を借りにくくなる。

そうなると、個人的には固定金利でキャッシュフローがプラスになるなら購入はアリと感じた。

1点気になったのは以下のスライド


実は金融資産も借り入れによる投資が可能になってきている。これは銀行から借り入れるのではなく、証券会社から間接的に借り入れる形で、先物や信用取引で実現可能である。

恐らくスポンサーの絡みでこの辺は触れられなかったのだと想像する。

いずれにしても、与信力がある人は有効に活用することが重要と感じた。

■失敗しない海外不動産投資の始め方

海外不動産は、今回はウォルトン(米国)とカンボジアの2社だけだった。円安がきつすぎて他社は参加を見送ったのだろうか?

カンボジアは流通通貨が米ドルで、定期預金金利の話があった。


5%を超えているということで、ぱっと見とても魅力的にも見えるが、米国債も4%超えてきているような状況なので、新興国であるカンボジアの金利が上がるのも当然である。

ただ、カントリーリスクを踏まえるとカンボジアではなくて米国債でいいのではと思った。(以下はSBI証券で取り扱う米国債の金利一覧)


■ランチタイム

帝国ホテルのケータリング。

このセミナーはS席、A席、B席、オンラインの4種類の参加方法があり、ランチメニューは見事な格差社会。

S席:A席のメニューの一部がハンバーグになっているのと、お吸い物が追加される

A席:写真参照

B席:サンドイッチ系の軽食

オンライン:無し


■和妻ショー

和妻(わづま)って初めて聞いたが、端的に言うと和式の手品らしい。戦後の歌舞伎研究の中で西洋の奇術のスタイルを洋妻(ようづま)と呼ぶのに対し、和妻(わづま)と言われることに由来しているとかしないとか。

養老瀧之丞(ようろうたきのじょう)さんの和妻、なかなか興味深いというか楽しかった。


■落語

柳家 かゑる(やなぎや かえる)さんの落語。ひたすら鶴瓶師匠はすごい人なんだというのを実感した。


■バイオリンコンサート

左が大庭絃子さん。右が西浦詩織さんのバイオリン&バイオリンのコンビ。

目で癒され、聞いて癒される感じ。

視覚的な癒しレベルは落ちるが、次回は葉加瀬太郎さん辺りも是非願いしたい。


■国内不動産投資で始める堅実な資産形成

国内不動産において、いくつかNGワードが存在する。それが「新築」「木造」。

だが、一律にNGという訳ではなく、まっとうな業者から仕入れれば大丈夫(らしい)

いずれにせよ、「新築」と「木造」は要注意ということで。

冒頭でも話が出たが、不動産価格は現在暴騰気味で購入するにはもう少し価格が落ち着いてから買いたい。

一方で価格が下落するということは世の中が不況になるか、金利が上昇している状況なので、不動産価格が落ち着いても金融機関から金を引っ張ることが難しくなってくる。

結局のところ、銀行から金を引っ張れる今が不動産の買い時なのかもしれない。


最後に抽選会で東北復興応援の缶詰を頂いた。有難く頂きます。


今回はスタンプラリーが面倒くさかったので、ワインは貰わずに帰ってきました。

スポンサーの絡みでどうしても金融資産:実物資産=1:9の割合になっている感じなのがこのセミナーの唯一の欠点かもしれないと今回初めて感じた。

個人的には金融資産のレバレッジ投資に関するノウハウも加わると、資産運用としてのバランスはもっとよくなるのではないかと感じた。

【セキュリティ事件簿#2023-208】株式会社エムケイシステム 第三者によるランサムウェア感染被害への対応状況のお知らせ 2023年6月21日


当社は、2023年6月6日付「第三者によるランサムウェア感染被害のお知らせ」及び2023年6月9日付「第三者によるランサムウェア感染被害への対応状況のお知らせ」にて公表しました通り、当社サービスを提供しているデータセンター上のサーバーがランサムウェアによる第三者からの不正アクセスを受けました。

現在も調査及び復旧作業を継続しておりますが、現時点で判明している事実関係及び当社の
対応について、以下の通りお知らせいたします。

関係各位の皆様におかれましては、ご迷惑をおかけすることになり、誠に申し訳ございませ
ん。深くお詫び申し上げます。

1.発覚の経緯
  • 6 月 5 日(月)6:00 頃、データセンター上の当社サーバーがダウンした事が判明。
  • 同 7:00 頃、インフラ担当者が IDC データセンターへ直行し、状況を確認。調査を開始。
  • 画面上にランサムウェアらしき警告文を確認。不正アクセスの可能性が高まったため直ちに関連するインターネット回線を切断。その後外部専門家も合流の上、引き続き状況調査を行った結果、ランサムウェアによる第三者からの不正アクセスと断定。
  • 動作確認で社労夢システムのサービス提供用サーバー全てが暗号化され動作しない事が判明。
2.被害を受けた情報
  • データセンター上のネットワークに対して不正にアクセスした上で、ランサムウェアを実行し、サーバーの暗号化を行ったことが確認されております。
  • 現在影響を受けているサービスは下記の通りです。
社労夢 V5.0
社労夢 V3.4
SR-SaaS
社労夢 Company Edition
ネット de 顧問
MYNABOX
MYNABOX CL
ネット de 事務組合
DirectHR
  • 下記サービスは影響を受けておりません。
eNEN
Cloud Pocket

3.当社の対応
  • 6 月 5 日(月)対策本部設置
  • 6 月 5 日(月)~ ユーザー様向け障害情報メール配信を継続実施
  • 6 月 6 日(火)大阪府警高度情報推進局サイバーセキュリティ対策課へ通報、事情聴取対応
  • 6 月 6 日(火)「第三者によるランサムウェア感染被害のお知らせ」適時開示
  • 6 月 8 日(木)個人情報保護委員会へ報告
  • 6 月 9 日(金)「第三者によるランサムウェア感染被害への対応状況のお知らせ」適時開示
4.調査、分析作業
  • 6 月 5 日(月)
事象確認後対象サーバーを全てネットワークから隔離し、現状保全。
外部専門家へ調査依頼。
サービス提供用の各種サーバーがランサムウェアにて暗号化されている事を確認。
  • 6 月 6 日(火)
大阪府警高度情報推進局サイバーセキュリティ対策課へ通報、事情聴取実施、今後の対応について助言を頂く。
  • 6 月 5 日(月)~6 月 7 日(水)
外部専門家とのヒアリング及び現状把握、作業実施。
  • 6 月 7 日(水)
外部専門家とデータセンターにおいて当社サーバーの現地調査実施。
当社データセンター内関連機器のログ保全を行い、感染経路調査を開始。
侵入経路の可能性が高いと思われるものから、順次データ保全及び提供を行い調査開始。
  • 6 月 8 日(木)~6月 18 日(日)
現時点ではランサムウェアにより暗号化された形跡は突き止めたものの、個人情報が外
部へ送信された形跡については発見されておりません。なお、ランサムウェアの種類に
ついては特定しております。
引き続き他の関連機器のログにも調査範囲を広げ、確認を実施。

最終調査報告(侵入経路の特定、情報流出の有無、再発防止策、対策強化方針など)に向け、継続して調査を実施しております。

5.システムの復旧状況

◆給与計算

  • 6 月 9 日(金)

給与計算を急ぐ必要がある事務所様からのお問合せに対応し、AWS 上で開発を進めていたネット de 賃金 WEB 版(顧問先版)を社労士事務所用に改修し、約 2,800 の社労士事務所ユーザーに順次暫定版リリースとしてご案内。

  • 6 月 13 日(火)~

バックアップ領域から DB の移行が完了した事務所様から順次稼働。

  • 6 月 15 日(木) ネット de 賃金 WEB 版提供用の全 DB 移行が完了。

◆社労夢オンプレ版

  • 6 月 13 日(月) 社労夢オンプレ版(クラウドではなくお客様のローカル環境で稼働するシステム)のテスト運用開始。
  • 6 月 16 日(金) お申込みサイトを開設し受付を開始。

順次メールにてアプリ及びデータをお届けし運用スタート。

  • 6 月 19 日(月) お申込み:約 2,300 件 提供済:約 1,400 件

◆ネット de 顧問(Web 明細、就業)

  • 6 月 15 日(木) ネット de 顧問 AWS 版のテスト開始。
  • 6 月 21 日(水) ネット de 顧問 AWS 版のリリース(Web 明細、就業)

6.今後の対応

最短期間での復旧を目指し、IDC(現在のデータセンター)、AWS(新たな環境)両面での構築作業に着手しております。早期のサービス提供の開始だけでなく、安全性、安定性をより一層引き上げる事も含め、最短でのサービス再開に向けて復旧作業を継続しております。

システム復旧の目途につきましては現状のところ、6 月末から 7 月上旬を予定しております。詳しい状況につきましては改めてご案内をいたします。またシステム復旧後のサービス開始にあたっては、外部専門家と検討の上、様々なセキュリティ対策を講じた上での提供を準備しております。その内容につきましても、別途ご案内をいたします。

当社サービスの対象である約 3,400 ユーザーの大半が今回の不正アクセスの影響を受け、正常にサービスを提供できない状況となっております。そのため、影響を受けた対象ユーザー様に対する6月ご利用分については、請求を停止することとし、これにより大幅な売上の減少が見込まれます。また外部専門家への調査委託費用、インフラ設備の再構築費用、セキュリティ強化のための費用などコストの増加が見込まれます。

詳細については現在精査中であり、今後、業績予想の修正が必要と判断される場合には、速やかに公表いたします。

※IDC…インターネットデータセンター

※AWS…Amazon Web Services

リリース文アーカイブ

【セキュリティ事件簿#2023-207】エーザイ株式会社 ランサムウェア被害の発生について 2023年6月6日


このたび、当社グループの一部サーバーが暗号化されるランサムウェア被害が発生したことをお知らせします。本件について、現在全社対策本部を設置し、外部専門家の助言を受けながら、影響の範囲等の調査と復旧への対応を進めております。また、警察などの関係機関への相談を開始しています。

被害の全容を把握するにはいましばらく時間を要する見込みですが、現時点で判明している内容について、下記の通りご報告いたします。

お取引先様、関係先の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。

1. 経緯

日本時間6月3日(土)深夜に、当社グループの複数のサーバーが暗号化されるランサムウェアによる被害が発生していることを確認しました。直ちに、外部専門家の協力のもと調査を開始し、迅速に対応を進めるべく全社対策本部を立ち上げました。

2. 現在の状況と今後の対応

今回の被害に対応するため、物流に関連するシステムをはじめ国内外の一部の社内システムをサーバーから切り離しています。当社のホームページやメールシステムは通常通り稼働しています。なお、情報流出につきましては現在調査中です。現在、外部専門家や警察と連携の上、システムの保護と復旧に向けて作業を進めております。引き続き皆様へのご迷惑を最小限に止めるべく取り組んでまいります。

なお、本件が当社グループの今期の業績予想に及ぼす影響については現在精査中であり、修正の必要があると判断した場合には速やかに公表いたします。

【セキュリティ事件簿#2023-206】株式会社ニッカトー 電子メール誤送信によるお客様情報の流出に関するお詫び 2023年5月26日


この度、弊社従業員が不注意によるお客さまのお取引情報を流出させたことが判明いたしました。関係者の皆様には多大なご迷惑とご心配をお掛けすることになりましたことを深くお詫び申し上げます。

1. お取引情報の経緯
5 月 24 日 (水)、弊社従業員が「ライナー納期調整リスト」を情報共有すべく、他部署従業員あて電子メールにて上記リストを添付ファイルとして送信しました。その際、当該従業員と同姓の他社従業員のメールアドレスに誤って送信したため、当該リストの他社宛従業員への情報流出となりました。

2. 流出した内容

「ライナー納期調整リスト」(合計 1 2 社分)
記載内容は、「社名 (受注先)」・「製品名称」・「数量」・「 納期」

3. 対応状況
当該電子メールの送信先の他社従業員に連絡をとり、経緯説明の上削除を依頼し、事情勘案いただき、メール内容を開けることなく速やかに削除したとの連絡をいただきました。

4. 再発防止策

本件は、対外電子メールの添付ファイル付き送信であったため、通常送信後に別メールにてパスワードも送信するシステムを導入しているものの、誤送信した弊社従業員が対外メールにおけるパスワードのことを理解しておらず、パスワードも他社従業員あてに同時に送信している状況踏まえ、再度全役職員に周知徹底するとともに、メールアドレスの管理体制についても再度強化を進めてまいります。また、継続的に実施している個人情報保護および情報セキュリティ教育を徹底し、情報管理体制の強化にも取組んでまいります。

リリース文アーカイブ)