東京証券取引所は、10月1日に株式売買システム「アローヘッド」で障害が発生し、終日取り引きができなくなった問題で、その後の調査結果を明らかにした。
今回の障害では、両現用で動作する冗長構成の共有ディスク装置の1台においてメモリの故障が発生。故障発生時はフェイルオーバーによって1台構成で動作するしくみのはずが、想定通り機能しなかった。
同取引所では、システムを納入した富士通と原因究明を進めてきたが、障害時の切り替え機能において、メモリ故障に起因する障害パターンの場合に、故障検知時の自動切替えが機能しない設定となっていたことが判明したという。
設定を見直すことで、メモリ故障に起因する障害であっても自動切り替えは可能で、原因の判明を受けて東証では10月4日に設定を変更。2台ある共有ディスク装置双方の死活監視機能によって自動切り替えが動作することを確認した。
同取引所では、さらなる原因分析やシステム設定の点検など進めるとともに、再発防止策を引き続き検討するとしている。
今回の障害では、両現用で動作する冗長構成の共有ディスク装置の1台においてメモリの故障が発生。故障発生時はフェイルオーバーによって1台構成で動作するしくみのはずが、想定通り機能しなかった。
同取引所では、システムを納入した富士通と原因究明を進めてきたが、障害時の切り替え機能において、メモリ故障に起因する障害パターンの場合に、故障検知時の自動切替えが機能しない設定となっていたことが判明したという。
設定を見直すことで、メモリ故障に起因する障害であっても自動切り替えは可能で、原因の判明を受けて東証では10月4日に設定を変更。2台ある共有ディスク装置双方の死活監視機能によって自動切り替えが動作することを確認した。
同取引所では、さらなる原因分析やシステム設定の点検など進めるとともに、再発防止策を引き続き検討するとしている。