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「パープルリス」と「炭鉱のカナリア」
セキュリティのお勉強で久しぶりに英語の雑誌と格闘した。
よく動物を使った格言のようなものがあります。
ちなみに先週知ったのは、
「炭鉱のカナリア」
これは、何らかの危険が迫っていることを知らせてくれる前兆をいいます。
石炭エネルギーが主力だった時代、多くの炭鉱がありましたが、炭鉱では有毒ガスのリスクと闘いながら働くこととなります。
有毒ガスが発生した場合、人間よりも先にカナリアが察知して鳴き声(さえずり)が止むことから、その昔、炭鉱労働者がカナリアを籠にいれて坑道に入ったことに由来するものです。
で、この「炭鉱のカナリア」は投資の世界でも生きていて、株価の急落や景気変調のリスクを示すシグナルの意味で使われます。
ちなみに、先週TOCOM SQUAREのラジオ公開生放送に参加してきたのだが、「炭鉱のカナリア」のサインとして、ハイイールド債から資金が流出しているという話を聞いた。
世界景気の減速は近づいているのだろうか!?
かなり話がそれたので、「パープルリス」の話に戻る。
”Stop Looking for the Purple Squirrel・・・・”というタイトルの記事を見ていたのだが、google先生に翻訳してもらうと、「紫リスを探すのをやめる・・・・」となった。
「パープルリス」って何やねんと思っていたら、驚いたことにWikipedia先生に解説があった・・・。
【Wikipedia先生解説】
パープルリスは、採用担当者が雇用要件に完全に適合する、適切な教育、経験、資格の範囲を正確に備えた求職者を説明するために使用する用語です。含意は、要件の過剰な仕様が紫色のリスと同じくらい見つけにくい完璧な候補になることです。
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日本もそうですが、米国もセキュリティ業界は人材難な様で、「パープルリス」を探すのではなく、雇用慣行の改善を図ろうという内容でした。
例えば、
・女性や有色人種の登用促進
それぞれセキュリティ業界の10%程度しかいないらしい
・求人情報の表現見直し
「野心的」、「支配的」、「自信がある」などの男性に関連する言葉が多いらしい
・教育の重視
資格を持っている人を前提にするのではなく、採用後トレーニングする前提で考える
米国もオープンなようで、あまりオープンではないのですね・・・。