【セキュリティ事件簿#2025-305】株式会社クシム 旧経営陣及び当社元情報取扱責任者による当社情報資産の流出について 2025/7/30

 

2025年7月29日に株式会社ネクスグループより「当社子会社の非公開資料への外部アクセスに関するお知らせ」なる情報開示(以下「本件開示」といいます)が行われました。

本件開示について事実と異なるまたは重大な誤解を招きかねない記載があること、及びその記載により当社田原代表取締役及びOMM法律事務所(以下「代理人」といいます)の名誉を毀損しかねない記載があることから、当社として経緯のご説明と見解を表明いたします。

1 本件の経緯

(1)当社及び当社子会社情報資産の流出

当社はメールや各種資料を含む情報資産をGoogle Workspace内で管理しており、同WorkSpaceの契約は子会社の情報資産を含め当社クシムがシステム仲介業者(以下「A社」といいます)と契約して利用しておりました。

しかしながら、2025年4月1日まで当社取締役であった者(中川博貴氏、伊藤大介氏、松崎祐之氏。以下「旧経営陣」といいます)及び株式会社ネクスソフト(旧クシムソフト)の経営陣(Y氏。当社情報資産取扱責任者を兼任)らは、株式会社ネクスソフトを含む当社の主要子会社群(ZEDホールディングス株式会社及び傘下子会社)を株式会社 CAICA DIGITALに代物弁済という形式で譲渡(当該譲渡といいます)する際(A社へのヒアリングによると1月末から2月の上旬)、当該WorkSpaceに関するA社との契約について一方的に株式会社ネクスソフトに移譲しました。

そして当該譲渡に伴い当社は当社の情報資産に関する一切のアクセス権を失い、株式会社ネクスグループが実質的に当該情報資産に関するアクセス権を握ることとなりました。その経緯は当社が2025年6月16日付「当社取締役に対する他社IRへの見解」でも既に開示しております。

なお、この契約変更についての書類は当社内には一切残されておらず、当社の過去の請求書から2025年1月分までA社と当社は契約関係にあったことが確認されております。しかしながら、A社へのヒアリングによるとA社からの2025年2月分の請求書は当社宛に発出されており、少なくともA社は当社と2025年2月まで契約関係にあったと認識していることが確認されております。

また、この契約変更について当社取締役会における報告・決議は一切されておらず、当時取締役であった当社田原代表取締役も一切認識しておりませんでした。

(当社は、株式会社 CAICA DIGITAL及び株式会社ネクスグループによるZEDホールディングス株式会社の株式取得が違法無効であるものとしてその効力を争っており、本開示はそのような当社の請求を放棄するないし争わないという趣旨を含まないことを、あらかじめ申し添えます。)

(2)ネクスグループが主張する「不正アクセスリクエスト」について

当社田原代表取締役及び代理人は、上記の経緯から旧経営陣が当社情報資産をネクスソフト及びネクスグループと共謀の上、ネクスグループ側管理アカウントへ移転した事実を把握しておりませんでした。

なお、今回のアクセスリクエストは、当社がGoogle Workspace上で管理すべき当社に帰属する情報資産に対して行われたものです。

そもそも当該アクセスリクエストが発生した2025年2月においては、上述の通りA社と当社の契約は継続しており、これをネクスグループが不正アクセスリクエストと主張できる根拠は一切ございません。

(3)株式会社ネクスグループによる情報流出の発覚と社内調査

2025年4月30日に赴任した当社現経営陣は、当該WorkSpaceへのアクセス権が完全に喪失しており、メール及び資料等への一切のアクセスができないことを認識しました。

その後、当社はA社に対してヒアリングを実施し、2025年1月末にA社と当社の契約をすべて株式会社ネクスソフトに移譲する要請があったことを確認しました。

ここに及んで当社は旧経営陣体制において株式会社ネクスソフトを通した株式会社ネクスグループへの情報流出の事実を把握いたしました。

当社は、本件開示が示唆する「ネクスグループ側資料への当社弁護士アクセス」ではなく、ネクスグループ側へ流出した当社情報資産の有無こそが株主保護上の重大事項であると認識しております。現在、旧経営陣の指示系統の解明及び当社情報資産の所在確認を進めております。

特に株式会社ネクスソフトの当時副社長であり現代表取締役であるY氏は当社の情報取扱責任者も兼務しており、A社はY氏から契約変更の申し出があったと述べていることから、Y氏と旧経営陣が共謀して当該情報流出を主導した可能性があると認識しております。

本件契約変更が実施されたのは当該譲渡が実行された2025年1月末から2月であることから、旧経営陣及びY氏は当該譲渡を認識したうえでネクスグループに情報を流出させるとともに当社現経営陣に対して情報を秘匿する目的で本契約変更を行った可能性が極めて高いと認識しております。

2 本件開示に関する当社見解

(1) 弁護士アカウントによるアクセスについて

本件開示で指摘されたアクセスリクエストは、当社が所有・管理すべきGoogleドライブ内の資料(以下「当社資料」といいます。)に対し、当社代理人弁護士が正当な委任に基づき閲覧権限を確認したものです。当該資料はもともと当社が作成・保有していた情報資産であり、アクセスの目的は代理人業務に必要な事実確認に限定されております。その上、2025年2月時点においてはA社と当社は契約関係にあったことが確認されておりますので、ネクスグループの主張は契約上および社会通念上双方において正当性を全く欠いているものと考えられます。

当社の情報資産に対して正当な権限を持つ代理人がアクセスリクエストを試みたものであり、本件開示にいう「不正アクセス」といった趣旨のものではなく、正当かつ適法な行為です。

(2)ネクスグループによる本件開示の不正確性

ネクスグループは代理人による不適切アクセスを強調しておりますが、そもそも当該資料は当社が本来保有し管理すべき情報資産であり、旧経営陣と結託し不当に移転させた事実を看過しております。

当社は半期報告書・決算短信作成のため資料の提供をネクスグループに対して正式に要請しましたが十分な対応を得られず、結果として報告書提出期限の延長を余儀なくされました(2025年6月13日付「2025年10月期半期報告書の提出期限延長に係る承認申請書提出のお知らせ」)。

ネクスグループは本件開示で「法的手続等を行うことを検討」と記載していますが、情報資産の帰属・権限移転という根本的問題や当社からの度重なる資料提供要請に対する不応答については説明を行っていません。

3 当社の対応方針

当社は、株式会社ネクスグループに対し、当社及び当社子会社の情報資産の速やかな返還をこの場で要請いたします。同時に、株式会社ネクスグループが上場企業として適切かつ節度ある情報開示体制を構築し、両社株主の不安をいたずらに煽ることのないよう、改めて強く求めます。

当社といたしましても、情報開示においては株主およびステークホルダーの皆様への誠実な対応を心がけていくことから、これ以上の本件並びに本件に関連する株式会社ネクスグループの情報開示に対する積極的言及は控えさせていただきます。

その上で、今後も当社役職員及び関係者に対する名誉を毀損しかねない情報開示が継続する場合には、必要に応じ法的措置を検討いたします。

また、当社情報資産の不正流出については詳細を現在も調査中であり、旧経営陣(中川博貴氏、伊藤大介氏、松崎祐之氏)及び情報流出を主導した可能性のあるY氏の行為に対し、関係当局への通報及び民事・刑事上の責任追及を検討いたします。

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【セキュリティ事件簿#2025-304】株式会社ネクスグループ 当社子会社の非公開資料への外部アクセスに関するお知らせ 2025/7/29

 

当社の連結子会社が保有する非公開資料に対し、外部の第三者からアクセス試行が行われていたことが判明いたしましたので、以下のとおりお知らせいたします。

2025 年2月中旬頃、当社連結子会社が保有する、限定された関係者のみが閲覧可能な重要資料(以下「本件資料」といいます。)に対し、株式会社クシムの代理人弁護士(以下「当該弁護士」といいます。)

のフルネーム及び所属法律事務所名(OMM 法律事務所)から構成されるアカウント(以下「当該アカウント」といいます。)から、アクセスリクエストが実行されていたこと(以下「当該アクセスリクエスト」といいます。)が、当社グループのアクセスログの確認により明らかとなりました。本件資料は、特定のURL(以下「本件 URL」といいます。)を把握していなければ、アクセス不可能な設定となっており、結果的に当該アクセスリクエストは承認されなかったため、本件資料の閲覧には至っておりません。

当社は当該アクセスリクエストの経緯について当該弁護士に事実確認を行ったところ、当該アカウントは当該弁護士の所属事務所が当該弁護士の同意を得て作成したものである旨、並びに株式会社クシムの現代表取締役である田原弘貴氏(以下「田原氏」といいます。)より、本件資料が入ったクラウドサービスは株式会社クシムが情報管理を行っている旨の情報共有があった旨の回答がございました。

当社は、上記の回答を受けた後、さらに詳細な経緯を確認するため、追加の質問書を当該弁護士に送付いたしましたが、回答期限までに回答は得られておりません。

現時点で、本件資料の内容が外部に流出した事実は確認されておりませんが、当社グループでは、弁護士を通じたアクセスリクエストである本件を重く受け止めております。

つきましては、今後の調査の結果、当該アクセスリクエストが法令その他の諸規程等に照らして不適切であると判断した場合は、当該弁護士、田原氏又はその両名に対して法的手続等を行うことを検討しております。

引き続き、情報管理体制の徹底強化と不正アクセス防止に万全を期してまいります。

今後も、透明性の高い情報開示を通じて、株主、投資家及び関係者の皆様の信頼にお応えしてまいります。当社グループへのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-303】株式会社ナード研究所 ネットワーク不具合に関するお詫び 2025/7/18

 

先般より、当社のネットワークに関する不具合についてお知らせしておりましたが、

現在もホームページへのアクセスとメールの送受信がしづらい状況が発生しています。

◇発生日

  2025年6月26日より継続中

◇影響範囲

  ホームページへのアクセス

  メールの送受信

◇原因

  DDoS攻撃によるネットワークの混雑

◇復旧見込み

  現在、復旧に向けて全力で対応しております。状況については確認中です。

現時点で、このDDoS攻撃による情報漏洩の事実はございません。

DDoS攻撃に対して、可能な限りの対策を講じております。

お取引先様にはご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。

もしご連絡が取りにくいなどの不都合な状況がございましたら、

お手数をおかけいたしますが、直接お電話にてご連絡いただけますようお願い申し上げます。

引き続き、状況の改善に努めてまいりますので、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-302】株式会社リベンリ リテラアップ認証キーメール送信障害に関するお詫びと復旧のご報告 2025/7/15

 

このたび、弊社のメールサーバーが外部からの不正アクセスを受け、弊社ドメイン(libenri.com)を用いた大量のメールが外部へ送信される事象が発生したため一時的に認証キーメール送信機能を停止しておりました。

以下に現在の状況と今後の対応についてご報告申し上げます。

■ 障害発生の時間帯

(認証キーメール送信機能の停止時間)

2025年7月9日17時頃から7月15日14時00分頃まで

※現在は復旧しております。

■ 現在の対応状況

不正アクセスを受けたメールサーバーはすでに使用を停止しております。

新たにセキュリティ対策を講じたサーバー環境への移行を完了いたしました。

関連するシステムの再設定を完了しております。

■ 個人情報の保護について

弊社のデータベースはメールシステムとは完全に切り離されており、個人情報等への不正アクセスは一切確認されておりません。

念のため、データベースへアクセス可能なサーバーについてチェックを行い、第三者による不正アクセスがなかったことを確認済みです。

■ 今後の対応について

今後このような事態を未然に防ぐため、第三者機関の協力を得て、システム全体のセキュリティ体制の見直しと更なる強化を進めてまいります。

また、今回の影響により、弊社からのメールが「迷惑メール」として判定される可能性がございます。

特に、認証キーメール取得の際など、弊社からのメールが届かない場合は、お手数ですが迷惑メールフォルダも併せてご確認くださいますようお願い申し上げます。

本件により、皆さまには多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。

今後もより一層の安全対策と情報管理の強化に努めてまいりますので、引き続き変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-039】株式会社プレナス 「ほっともっとネット注文」への不正アクセス発生及び個人情報漏えいの可能性に関するお詫びとご報告 2025/7/30 

当社は、2025 年 1 月 30 日付け「不正アクセス発生及び個人情報漏えいの可能性に関するお知らせ」にて公表したとおり、当社「ほっともっとネット注文」の一部のサービス(宅配・for Biz・季節商品予約)が外部からの不正アクセスを受け、お客様の個人情報の一部が外部に漏えいした可能性があることが判明いたしました。

当社といたしましては、不正アクセスの確認後、速やかに該当するネットワークを遮断し、その後、旧システムを破棄し、新システムに移行しております。併せて、第三者調査機関での調査が完了いたしましたので、判明した事実と当社の対応につきまして、下記のとおりご報告いたします。

なお、現時点において、本件に関わる個人情報が実際に漏えいした事実や、漏えいに伴う二次被害が発生した事実は確認されておりません。

お客様をはじめ関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけすること、深くお詫び申し上げます。今後も再発防止策を徹底し、お客様に安心してご利用いただける環境づくりを推進してまいりますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

【経緯】
2025 年1月 12 日、セキュリティ監視センターにて当社サーバーへの不正アクセスを検知し、直ちにアク
セス遮断などの必要な対策を実施、その後、第三者調査機関による調査を進めました。
また、同年 5 月 20 日には新システムへの移行を完了し、宅配・for Biz 代替運用への完全切り替えを実
施いたしました。

【調査結果】


第三者調査機関による調査の結果、以下の内容が判明いたしました。

  • クレジットカードを含む決済情報は漏えいしておりません。
  • 「My Hotto Motto」の会員情報は漏えいしておりません。
  • 2023 年 2 月~2025 年 1 月の「ほっともっとネット注文」を利用した注文情報の一部が漏えいした可能性があります。

【対応】


不正アクセスの確認後、速やかに該当するネットワークを遮断、その後、旧システムを破棄し、新システムへ移行しております。なお、上記期間中に「ほっともっとネット注文」をご利用いただきましたお客様につきましては、別途、電子メールにて個別にご連絡申し上げます。

また、当社からお送りするメールにおいて、お客様の ID やパスワード等の重要な情報をお尋ねすることは一切ございません。不審なメールや、ID・パスワードの入力を求めるメール等を受け取った場合は、記載されたリンク先にアクセスしたり、個人情報を入力したりせず、速やかにメールを削除していただきますようお願い申し上げます。

【2025/1/30リリース分】

【セキュリティ事件簿#2025-301】シーバイエス株式会社 第三者によるランサムウエア感染被害のお知らせ 2025/7/17

 

このたび当社の一部サーバーが第三者の不正アクセスにより暗号化されるランサムウエア被害が発生したことをお知らせいたします。

現在、感染の疑いがあるサーバーをネットワークから一時的に隔離し、感染の有無を確認する作業を進めておりますが、この影響により一部の通常業務(受発注業務、生産、納品など)に遅延が生じる可能性がございます。

本件につきまして、専門会社の助言を得ながら、原因の特定、被害状況の確認、情報流出の有無、影響の範囲等の調査を行い、自力復旧への対応を進めておりますが、システムの完全な復旧には一定の期間を要する見込みでございます。

当社は、今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止のための対策を徹底してまいりますとともに、不正アクセスなどの犯罪行為には厳正に対処してまいります。

お取引先様、関係先の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-300】株式会社SOUKEN 不正アクセスによるHP改ざんと復旧のお知らせ 2025/7/8

 

このたび、当社ホームページが第三者による不正アクセス(改ざん)の被害を受け、旧サイトの全ページが閲覧できない状態となっておりました。

現在は、一時的に復旧し、ご覧いただける状態となっております。

これまでご覧いただいていたブログや実例などが消失してしまい、大変残念な気持ちとともに、皆さまにはご迷惑・ご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

私たちは今回の事態を真摯に受け止め、セキュリティ体制を根本から見直し、より安全で安心できるサイトを一から制作しています。

さらに使いやすく、わかりやすいサイトを目指して、現在も全力で取り組み中です。

これからも変わらず、真心を込めた家づくりと、役立つ情報発信を続けてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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【セキュリティ事件簿#2025-299】株式会社タカカツグループホールディングス 当社グループ利用サーバの不正アクセスに関するお知らせ 2025/7/7

 

当社グループの利用しているサーバに対して不正アクセス攻撃を受けコンピューターウィルス感染被害を受けたことを確認しました。

お客様はじめ関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけすることになり深くお詫び申し上げます。

現時点での経緯について下記の通りお知らせいたします。

1.経緯

2025 年 6 月 30 日(月)午前 4 時ごろ、当社グループのサーバに不正なアクセス攻撃がありコンピューターウィルス感染被害を確認いたしました。同日に対策本部を設置し、情報共有すると共に、復旧に向け対応を進めております。

2.被害状況

対象のサーバに保存していた各種業務データ、業務用ソフトウェアが暗号化されアクセス不能な状況になっています。なお、情報流出については現在調査中です。

3.今後の対応

外部専門機関と連携し、早期復旧に向け作業を進めると共に、通常の業務遂行が可能となるよう対応を進めております。また、警察などの関係機関へ相談し助言を受けております。引き続き原因追求並びに、復旧に向け全力で取り組んでまいります。

今後、被害の範囲や不正アクセスの原因、また復旧の目途など、より詳しい状況が判明次第、速やかにお知らせいたします。

関係各位には、多大なるご迷惑ご心配をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます。