【搭乗記】日本航空434便(松山空港⇒羽田空港)

 

所用が終わったので、東京に帰る。

今回、松山にはカンファレンスの参加と、愛媛県立図書館と、寺巡りの3つの用事があったのだが、生憎の天候で寺巡りは敢行できなかった。

それでも2/3の予定を無事終えることができたので上出来上出来。

今回の出発は大街道から。空港リムジンバスで空港に向かう。

デジタル表示がおかしい感じがするが、肉眼で見る分には正常で、写真に収めると何故か故障している風に映ってしまった。


定刻通りバスが来た。大街道では結構ガラガラだったが、途中結構人が乗ってきて最終的に満席に近い状態だった。


愛媛は独自キャッシュレス経済圏を固持していて、未だにSuicaが使えない。空港リムジンバスも基本は現金のみなのだが、JAL MaaSのサービスを使うと事実上クレカ決済が可能になる。往路も活用し、使い勝手が分かったので復路も活用した。

キャッシュレス万歳!!


空港に到着し、チェックインする。昔は紙の搭乗券が欲しくて自動チェックイン機でチェックインしていたが、紙を発行してくれなくなってしまった。昔の流れで自動チェックイン機でチェックインを続けているが、もうちょっとスマートな方法に改めなければと感じた。

ちなみに羽田空港の自動チェックイン機はスマホかざせば認識してくれたのに、松山空港の自動チェックイン機はスマホをかざしても反応してくれず、手持ちのJALカードをかざしてチェックインしたが、結局手荷物検査場も搭乗ゲートもJALカードをかざす羽目になってしまった。次回からもう少しスマートな方法を確立したい。


手荷物検査を無事終え、サクララウンジに移動する。

松山と言えば、ポンジュース。


そしてお菓子の取り放題が(!?)が復活していた。羽田空港も早くこんな感じに戻ってほしい。


ラウンジで地のものを楽しめるのはとてもいい。(お皿の右上にあるのは愛媛県の人気土産の一つでもある、「山田屋まんじゅう」)


時間になったので飛行機に搭乗。帰りも小型機のB737です。


ちなみにANAは中型機のB787。ANAの方が需要があるのだろうか?


グランドスタッフの皆さんに見送られていざ出発。来年も松山に来れるといいな。


機内ドリンクはコーヒーをオーダーしてみる。カップの蓋が紙製になっていて少しびっくりした。エコに向けた取り組みが一歩ずつ前進しております。


羽田空港着陸時、並行する滑走路に向けて並走する飛行機を発見。羽田行きのフライトは何回乗っても新たな発見がある。


羽田空港着。


駐機場に向かう途中、東京ディズニーリゾート40周年記念の特別塗装機 「JAL Colorful Dreams Express」を発見。行先は岡山だった。


ちなみに今回乗った機体はまた松山に飛ぶのかと思いきや、次は長崎に向けて飛ぶらしい。航空会社の機材繰りって一体どうなっているのかとても気になる。

ちなみに今日乗った機材を後でFlightradarで確認してみたら、この日は下記のようなフライトだった。

①青森→羽田
②羽田→松山
③松山→羽田 ※コレに搭乗
④羽田→長崎
⑤長崎→羽田
⑥羽田→高知

飛行機を降り、最後のミッションの遂行に向かう。


浜松町駅にて最後のミッションも無事完了。


【Playback of flight JL434 on 2nd of JUL 2023】

【セキュリティ事件簿#2023-224】国立環境研究所 メール誤送信のお詫び 2023年6月2日


当所気候変動適応センターが実施している、市民参加による「生物季節モニタリング」の活動において、調査に参加してくださっている方々にメール送信した際に、通常であればメールの宛先をBcc(宛先非表示の写し)欄に入力して送信するところ、誤ってCc(宛先表示の写し)欄に入力し送信してしまいました。

このような事態を招きましたことを深くお詫び致しますとともに、今後、再発防止を徹底してまいります。

1.発生日時
 令和5年5月31日(水)13時23分

2.概要
気候変動適応センターが実施している「生物季節モニタリング」に調査員として参加してくださっている有志の個人・団体の方々のメールアドレス(406件)宛てに、本モニタリング担当職員のアドレスから、夏季の生物季節観測に関する注意喚起のメールを送信した際に、通常であればメールの宛先をBcc(宛先非表示の写し)欄に入力して送信するところ、誤ってCc(宛先表示の写し)欄に入力し送信しました。このため、受信された方において、送信先全てのメールアドレスが開示された状態となりました。

メールの全送信先には、担当職員からの謝罪メールを6月1日(木)9時17分に、また本モニタリングの責任者からの謝罪と削除のお願いのメールを、6月2日(金)8時3分に送信しました。

3.今後の対応

今回のような事態が発生しないよう、今後はメール配信時にはシステムによる送信先指定や複数名が確認を行うなどにより、再発の防止に努めます。

Sec道後2023振り返り ~今後の必要な能力は、「日本語力」、「英語力」、「ググリ力」、「ChatGPT力」~

サイバーセキュリティシンポジウム道後2023
 

サイバーセキュリティシンポジウム道後2023に行ってきた。

コロナが終わり、開催形態をコロナ前に戻そうとする試行錯誤が色々感じられる開催だった。その結果の一つとして、例年は2月~3月開催だったのが6月開催となったこと。

梅雨の時期は温泉もミカンも魅力半減なので、開催時期も元に戻していただく方向で事務局の頑張りに期待したい。

そんなわけで、講演メモ。

■我が国のサイバーセキュリティ政策

サイバー空間の環境変化とリスクの変化について述べられたこの公演では、フィッシング詐欺から不在通知の偽SMS、ランサムウェア、リモートデスクトップを狙った攻撃など、サイバー攻撃の動向が紹介された。一部のハッカーだけができたサイバー攻撃はツールによりコモディティ化しており、サイバー攻撃自体が売買できるような感じになっている。

政府全体のサイバーセキュリティ推進体制として、「誰も取り残さない」というテーマのもと、自由、公正かつ安全なサイバー空間の確保につながる国としての取り組みが説明された。総務省の取り組みとしては、セキュリティ面に関してだらしない IoT 機器などの調査や、電気通信事業者による積極的なセキュリティ対策、サイバーセキュリティ統合知的・人材育成基盤(CYNEX)の構築などが紹介されました。

サイバーセキュリティ戦略は3年ごとに改定され、次回の改定は2024年を予定しているらしい。また、NISCポスターの周知啓発の見直しについても触れられ、従来は青少年がターゲットだったことから、アニメとのタイアップが多かったが、今後は高齢者も加えた全世代をターゲットにするため、実在する人のポスターに変更をしたとのことだった。

NISCポスターの遷移

ISMAPについては多くの不満が寄せられているらしく、高いコストと時間がかかるというのが大きな問題になっている模様。これに対して、ISMAP-LIUというリスクの小さな業務・情報の処理に用いるSaaSサービスを対象とした制度が紹介された。


■サイバー空間の脅威の情勢とその対策について

この公演では、社会構造の変化に伴うサイバー空間の変貌、ランサムウェア、フィッシング、警察組織の取り組みについて紹介された。サイバー空間が重要かつ公共性の高い場へと変貌を遂げている現状に触れ、顕在化している脅威に加え、闇バイト募集やサイバー戦などの新たな脅威が生じていると述べた。

ランサムウェア被害については、増加傾向にあることが指摘され、日本独特の傾向として不審メールや添付ファイルからの侵入が少なく、VPN機器やリモートデスクトップの脆弱性を突いた侵入被害が多い傾向にあると述べた。また、あらかじめバックアップやログを確保していても、被害後に復元ができない場合も多いとの説明があった。これに対する基本対策として、脆弱性管理とオフラインバックアップの徹底が必要との指摘があった。

フィッシングについては、クレジットカード事業者、ECサイト事業者を装ったフィッシング詐欺の発生件数が急増していること、また一時期減少傾向にあったインターネットバンキングの被害が再増加していることに触れ、対策方法について説明があった。そのような状況の中でフィッシングメールの被害を防ぐため、メールの分類・隔離を行うDMARCの概要について説明の後、成功を収めた導入事例の紹介が行われた。

最後に組織の説明があったが、警察庁は捜査権限が無く、警視庁や県警などは捜査権限があることを理解した。

警察関係は旧態依然とした役割分担のせいでサイバー関係はかなり出遅れている印象を持っている。個人的には一般市民からは理解が難しい警察庁と警視庁の違いを整理したり、各都道府県県警がバラバラにセキュリティ関係の注意喚起を発する行為をやめてもらいたい。県警の注意喚起は周回遅れの上、注意喚起を行う基準が曖昧なので、IPAとJPCERT/CC注意喚起系は集約してもらいたい。

警察関係の旧態依然とした役割分担の例
注意喚起を都道府県警レベルで実施するのが謎過ぎる。。。

■パネルディスカッション 「サイバーセキュリティと四国:教育と地域活動への橋渡し」

この公演では、ITに詳しい人とそうでない人の交流の活性化が課題として挙げられ、その解決策として大学レベルでのサイバーセキュリティに関する様々な活動が紹介された。大学内の放送でサイバーセキュリティに関する情報を正しく伝える活動、学内でサイバーセキュリティ団体を立ち上げて啓蒙や摘発、教育を行う活動、サイバーセキュリティ相談窓口を設置する活動など、多岐にわたる取り組みが行われていることが明らかにされた。

また、IPAからは地域SECUNITYに関する説明や取り組みについて説明があった。その後のディスカッションでは、各地域活動に関する議論が行われ、多様な視点がコンテンツの充実につながる可能性や、各大学間の協力による相乗効果の可能性についての意見が出された。

個人的な感想としては、大学レベルでサイバーボランティアがこんなに根付いていることに驚いた。これは、サイバーセキュリティの重要性が広く認識され、それぞれが自分たちにできることを見つけ、行動に移していることを示している。これらの活動がさらに広がり、多くの人々がサイバーセキュリティの重要性を理解し、自分たちの生活を守るための知識とスキルを身につけるきっかけになることを期待したい。

高知工科大学


■楽天グループのサイバーセキュリティの取り組み

楽天グループにおけるセキュリティインシデント対応事例の紹介は、非常に興味深いものだった。日々多様なサイバー攻撃を受ける楽天グループの現状を示し、実際の事例としてリスト型アカウントハッキングやフィッシングサイトの攻撃シナリオの説明があった。特に、フィッシングサイト対策としてDMARCの導入実績の紹介は、具体的な効果を示す良い例だった。DMARC導入後、楽天カスタマーセンターに対する偽楽天メールに関する問い合わせが約9割減少したという結果は、その効果の大きさを物語っている。一方でDMARCの導入は大変らしく、楽天グループではIPが可変のためSPFは使えないため、DKIMを採用。導入完了までに3年かかったらしい。

また、楽天グループが人材育成にも取り組んでいることを知り、東京工業大学で特別専門学修プログラムを実施しているという情報は、企業が教育機関と連携してサイバーセキュリティの人材育成に取り組む重要性を改めて認識させられた。インターンで10人来てもらい、内8人が楽天に入社して未だにやめていないというエピソードは結構興味深かった。

私自身、自社のインシデント対応で警察に頼るというのはあまりいいイメージを持っていない。根掘り葉掘り聞かれて時間だけ浪費し、何の役にも立たない印象が強いからである。楽天も同じ印象を持っていた様で、警察に相談したら数十ギガのログファイルを印刷しろとかアホな事を言われたらしい。ただ、警察は捜査権を持っているので味方に付けられると強い。アナログ頭の警察とデジタル頭の楽天との間をJPCERTが上手くコーディネートしてくれて、今では素晴らしい協力関係が築けているらしい。

不正プロキシ対策としては認証の強化が必要で、UAFベース/FIDOベースの認証を進められるとかなり解決に向けて前進できるようなのだが、強行すると楽天全体の3%のユーザーを切り捨てることになるらしい。3%って小さく見えるが、売上高の3%と考えると機会損失の観点からは無視できない数字になるらしく、未対応の古いデバイスが減っていくのをもうしばらく待つ必要があるとのことだった。

フィッシング対策は国内であればJPCERT/CC、海外であれば各国のCERTと連携して対応するが、埒が明かないときはドメインレジストラとも協力してドメインのテイクダウンを実施する(この対応は1週間程度かかるらしい)

自社のインシデント対応で警察に頼るというのはあまりいいイメージを持っていない。

■NICTERで捉えたサイバー攻撃の現状と対策 〜常態化する攻撃者による探索と感染する機器の実態〜 

NICTERの広域的なサイバー攻撃観測、通称ダークネット観測とその観測結果から読み取れる近年の攻撃傾向についての紹介は、現代のサイバーセキュリティ環境についての深い洞察を提供してくれた。ダークネット観測を用いることで、次の感染先を探すマルウェアによるスキャン、DDoS攻撃の踏み台の活動を示すリフレクタ、脆弱なIoT機器を探す第三者による偵察活動などを観測できるという事実は、その有用性を示している。

IoT機器を狙った攻撃は全体の約4割を占めており、過去5年間で最も狙われているインターネット上のサービスではIoT機器関連サービスが上位を占めている。これは、IoT機器の脆弱性が攻撃者にとって大きな魅力であることを示している。

原因は幾つかある。そもそもの設計思想が間違っている(telnetを実装する)とか、ベンダーの知識不足(デフォルトでどのポートが有効になっているのか認識していない。パスワードをデフォルトから帰るという発想が無い)とか。

対策としては、IoT機器セキュリティ適合基準ガイドラインに準拠させたり、デプロイ時にグローバルIPが割り当てられていないか、想定していないポートが開いていないかをつなぐ前に確認したり、UPnPを無効にするなどなど。

これらの情報は、サイバーセキュリティの現場で直面する可能性のある課題とその対策についての理解を深めるのに役立った。

「ネットワーク障害」というプレスリリースでも、実態は障害ではなくて不正アクセスみたいなケースもあることを知れたのがとても興味深かった。

■対談「カシオのDX戦略とサイバーセキュリティ」

カシオのDX戦略は、「活動領域のDX」と「基盤領域のDX」の二つの視点から推進されている。前者は直接的な価値創出を追求し、後者は活動を支える仕組みを通じて間接的に貢献する。特に、新型コロナウイルスのパンデミック以降、カシオはオープンかつ安全なゼロトラスト型ネットワークへの転換を模索している。

このようなDXについて、経営層の理解を得るには、やはりわかりやすく丁寧な説明に尽きる。お金を出し続けてもらうために具体的に何が良くなるのかをしっかり示していき、価値とコストとリスクを分かりやすく伝えることが重要。

対談の中では、ChatGPTの人気に触れ、カシオは新技術を積極的に導入する姿勢を示した。特に、画像生成AIなどの最新技術を活用することに意欲を見せ、これらの技術を適切に使うことで事業に有効に活用する方針を掲げている(禁止するだけではなく、上手く使わせていくための経験を蓄積していくことも重要)。

JUAS調査(企業IT動向調査報告書 2022)でゼロトラストが1位にランクインする等もあり、この領域は注力らしく、カシオではすでにロードマップに組み込まれている。今後必要なセキュリティ人材としては、「戦略/統制力+技術力」を持つ人材。技術は必要だけど、戦略立案とそれに沿ってITを統制する力が必要という点は激しく同意する。

カシオは脱PPAPを実現した会社組織の一つだが、脱PPAPの実現にあたっては現場や取引先からの抵抗が結構あったらしい。取引先は理解できるが、現場の抵抗にはどのようなものがあったのかが非常に興味を持った。

JUAS調査(企業IT動向調査報告書 2022)

■SNSでのトラブルから身を守るために

SNSを通じた闇バイトの募集が問題となっている。特にTwitterでは、「裏バイト」「裏仕事」「受け出し」「補償金なし」「借金返済」「金欠」などのキーワードを使った求人が存在する。また、リゾートバイトと称した募集も、掛け子になる可能性が高いため、警戒が必要となる。

特殊詐欺の収益分配においては、主犯格が87%、下っ端が5%程度の収益とのデータがある。特殊詐欺グループは国内での活動が難しいため、犯罪インフラが整っている東南アジアへと活動の場を移している傾向が見受けられる。東南アジアは時差が少なく、リゾート地ではビザの問題も少ない。さらに、汚職により当局の取り締まりも甘い。

また、「お金配り」にエントリーするとカモリストに登録され、高額商材を売りつけられるリスクが出てくる。また、「強盗のふりするバイト」という名目で実際に強盗を強要されるケースもあった。

日本に居住する外国人も闇バイトの対象となり、SIMカードの不正取得などが行われている。また、外国人がバイト感覚で犯罪を犯すケースも増えている。

闇バイトの募集は巧妙化しており、Indeedやジモティーでも行われている。犯罪グループが求める条件として、「テレグラムの利用(証拠隠滅)」「平日日中の労働(高齢者が1人でいる時間)」「身分証とセルフィの提出(個人情報の暴露)」の3つが特徴とされる。

闇バイトに巻き込まれた場合は、相手との連絡を断ち、警察に相談することが重要だ。また、特殊詐欺は初めてでも執行猶予はつかないため、絶対に犯罪に手を染めないことが肝心である。

主犯格からは個人情報を晒す等の脅しを受けるが追跡される可能性は少ない(ほかの犯罪行為で忙しい)

SNSを利用した犯罪に巻き込まれる被害者を減らすために、社会的に立場の弱い人や日本に居住する外国人などに情報を届けることが重要となる。

ちなみに最近はバイトで免許証等の身分証明を取ることは当たり前らしく、そんな事実自体がちょっと衝撃だった。

闇バイト募集広告
闇バイトの可能性が高い募集広告

■その他

学生の研究発表があり、興味深い話を2点聞いた。

1点目は教育には「知識型」と「演習型」があるということ。TPRGと呼ばれるテーブルゲームのジャンルの一つがあり、それを活用して教育に生かそうとする取り組みがあった。

もう一つは2038年問題と称されるUNIX時間のオーバーフロー問題。全然認識していなかった。。。。

今回も二日間の開催だったが、1日目の様子が地元メディアによって取材を受け、ローカル局の夕方のニュースになっていたようだ。

Sec道後は10年近く開催しているが、間違いなく四国で一番大きな地域セキュリティコミュニティとなっている。

【セキュリティ事件簿#2023-223】東京都立多摩総合医療センター 臨床研修医受験者向け申込みフォームにおける個人情報の誤表示について 2023年6月9日


当院の臨床研修医受験者向け申込みフォーム(以下、「申込みフォーム」という。)において、直前の利用者の個人情報が表示される事故が発生いたしましたので、お知らせいたします。

関係者の皆様には、多大な御迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

今後、再発防止に向け、より一層の情報管理を徹底してまいります。

1 事故の概要

申込みフォームにおいて、令和4年8月1日(月曜日)から令和5年6月2日(金曜日)までの間、一定の条件(※)のもと直前の利用者の入力情報が閲覧できる状況にあったことが確認された。

※申込みフォームの「内容確認」ボタンを押下後、30分以内に他の人がアクセスすると、直前の利用者が入力した情報が閲覧できる状況になっていた。

【申込みの手順】
①申込みフォームに利用者の情報を入力し、②「内容確認」ボタンを押下後、③入力情報の確認画面が表示され、④「送信」ボタンを押すことで登録手続が完了となる。登録手続が完了すると、多摩総合医療センターにおいて利用者の情報が把握できる。
なお、②「内容確認」ボタンを押下した時点で、入力情報がシステム上に一時保存される。

2 誤って表示された個人情報 

氏名(ふりがな)、性別、生年月日、メールアドレス、大学名、現住所(郵便番号、住所、電話番号)、緊急連絡先(現住所と異なる場合。郵便番号、住所、電話番号)

3 対象者数 

システムに残っているログから、個人情報を他の人が閲覧できる状況にあったと考えられる方
(「内容確認」ボタン押下後、30分以内に別の方がアクセス) 
7名

4 事故の経緯

6月1日(木曜日)
・同日に登録した2名から多摩総合医療センター宛てに問い合わせあり 
・申込みフォームにおいて他の利用者の入力情報が閲覧できる状況であったことが発覚
・多摩総合医療センターにおいて、申込みフォームによる受付を停止

6月2日(金曜日)
・サイト構築業務を受託している株式会社セルコにおいて、申込みフォームのシステムの設定を修正

6月8日(木曜日)現在
・二次被害等の連絡はない

6月12日(月曜日)
・多摩総合医療センターにおいて、申込みフォームによる受付を再開予定

5 事故の原因 

本件のような個人情報が含まれるページにおいては、本来、システム上に入力情報を一時保存しないよう設定すべきものだが、受託事業者の設定ミスにより、30分間一時保存されるように設定されてしまったため

6 対応状況と再発防止策
  • 対象者7名のうち、登録が完了し、多摩総合医療センターにおいて個人を特定できた3名に対し、経緯の説明及び謝罪を行った。
  • 当機構内の類似の申込みフォームにおいて、同様の事象が起きる設定になっていないことを確認した。
  • 受託事業者である株式会社セルコに対し、厳重に注意するとともに、システムの再点検や関係職員の教育指導などを指示した。

【搭乗記】日本航空433便(羽田空港⇒松山空港)

 
今年も所用で松山へ。

空港までの移動は会えて浜松町からモノレールを使うことで、無事20マイルをゲット


空港に到着すると一般の手荷物検査場はそれなりの行列。


JGC専用レーンもそれなりに混んでいる。

一般レーンは手荷物検査が並列で行われているが、JGC専用レーンは単線。どっちの方が早いか悩みつつも見栄でJGC専用レーンに並んでみる。


検査が無事終わり、ラウンジに移動。


自動おしぼり機を発見。前からあったっぽい感じだが、自分何気に初見です。


平日朝の羽田空港はいろいろと混雑していて、ラウンジの席もそれなりに埋まっている。

朝ごはん食べたのだが、ついつい貧乏根性でお菓子を取ってしまう。



時間になったので、飛行機に移動。早めに移動したつもりが、既に搭乗開始になっており、搭乗口に着いたらGROUP3の案内が始まる直前だった。滑り込みで混雑前の搭乗に成功。


今回はB737。羽田空港では小型機だけど、大阪-松山間はボーイングの機材では需要が無さ過ぎてエンブラエル機になる。やはり東京はすごいと感じる。


最初座る列を間違えてしまい、本来より1列後ろに座ってしまった。すぐに気が付いて前に座ったのだが、CAさんが気が付いて、他の乗客が登場する間、ずっと「こちらは〇〇列ですー」って声掛けというか注意喚起をしてくれていたのだが、その発端を作ってしまった気がして、しばらく申し訳ない気持ちになってしまった。

申し訳ないというとマイナスな感じなので、ここは素直に感謝してみることにする。

CAさんにも感謝だし、出発準備を進めてくれる裏方のスタッフにも感謝なのだ!


そして出発準備が整い、送迎される。


朝の羽田空港は手荷物検査場やラウンジに留まらず、滑走路も混雑しているとのことで、離陸まで少し時間を要した。

機内の座席ポケットを見ていたら、キャンペーンの案内があったので、機内Wi-Fiを活用して申し込みをしておく。


飛行機内でWi-Fiを使ってしまうと、次から次へとやることが出てきてしまい、あっという間に時間が過ぎてしまう。普段飛行機内では寝ていることが多いのだが、Wi-Fiのせいか、全然眠くならなかった。

松山空港から道後温泉までの移動はリムジンバスが主だが、基本的に現金しか使えない。

今回、この問題を解消すべく、JAL Maasでオンラインチケットを入手してみた。


JAL MaaSはサイトにかなりクセがあり、個人的には非常に使いにくいのだが、通常現金購入の交通手段がキャッシュレス化可能なので、可能な限り活用していきたい。

【Playback of flight JL433 on 29 JUN 2023】


Discord: サイバー犯罪者の新しい遊び場


Discordは、オンラインコミュニティ、ゲーマー、ビジネスの仮想的な集まりの場として、近年急速に人気を集めています。2023年には、約2億のアクティブユーザーと約5億の登録アカウントが存在します。しかし、このオープンなプラットフォームは、サイバー犯罪者の注目を集めており、彼らにとって悪意のある活動を行う理想的な環境と見なされています。Discordには、フィッシング、マルウェアの配布、ソーシャルエンジニアリングなど、さまざまなサイバー攻撃を実行するために犯罪者が悪用できる多くの機能が提供されています。Discord上の匿名性と規制の欠如も、犯罪者が他の同じ考えを持つ個人とコミュニケーションを取り、活動するための完璧な空間を作り出しています。

**攻撃サーフェス**
Discordの機能は、サイバー犯罪者がさまざまな攻撃を実行するための理想的な環境を作り出しています。プラットフォームのファイル共有機能、音声およびビデオチャットオプション、および他のアプリとの統合は、脅威のアクターが悪用できる攻撃サーフェスを作成します。

**フィッシングとソーシャルエンジニアリング**
Discordで実行される攻撃の最も一般的なタイプの1つは、フィッシングです。サイバー犯罪者は、信頼されている個人を偽装したり、偽のアカウントを作成したりして、ユーザーに機密情報(ログイン資格情報など)を提供するように騙すためにフィッシング攻撃を使用します。Discordのチャットとダイレクトメッセージの機能は、ソーシャルエンジニアリングの戦術やAI生成の音声を使用して誰かを偽装し、ユーザーに機密情報を提供するように誘導するメッセージを送信するための攻撃者にとって簡単です。ハックされたソーシャルメディアアカウントのように、ユーザーのアカウントがハックされた人を偽装してフィッシングに使用されることも、Discordでは非常に一般的です。偽のDiscordシステムメッセージや、正当に見える自動ボットメッセージも、フィッシングに広く使用されています。さらに、必要な調整が行われない場合、公開サーバーを介してメールやメールリストが不要な状態で大量のフィッシング試行が行われる可能性があります。

discord phishing tool

**マルウェアの配布とC2**
Discordを介して起動できる別のタイプの攻撃は、マルウェアの配布です。攻撃者は、プラットフォームのファイル共有機能を使用して、ユーザーに悪意のあるファイルを送信し、ダウンロード時にシステムを感染させることができます。サイバー犯罪者はまた、メッセージやダイレクトメッセージの悪意のあるウェブサイトへのリンクを介してマルウェアを配布することもできます。

A Discord multi-tool kit for sale.

セキュリティ研究者はまた、DiscordがC2(Command & Control)として使用されるRATおよびマルウェアツールキットを観察しています。DiscordのAPIは、ユーザーが外部プログラムとメッセージやファイルを交換してコミュニケーションを取るための直接のチャネルを提供します。残念ながら、この機能はC2通信のための簡単な手段も作成し、これを検出して防ぐのは難しい。困難は、C2通信が正当なサービスとして変装できる単一のエンドポイントを使用することから生じます。さらに、HTTPSを使用して通信を保護することで、良性と悪意のあるAPI呼び出しの間での区別が複雑なタスクとなります。

さらに、Discordは、添付ファイルをクラウドストレージに保存し、共有リンクのWeb URLを介してどこからでもアクセスできるようにするた

め、マルウェアをホスティングするのにも適しています。

アクセスリンクの例:https://cdn.discordapp.com/attachments/../../..

**WebhooksとBots**
しかし、Discordの他のアプリとの統合は、サイバー犯罪者が多くの異なる方法で悪用できる潜在的な攻撃サーフェスを作成する可能性があります。攻撃者は、これらの統合を使用して、Discordに接続されたサードパーティアプリを介してマルウェアを配布したり、フィッシング攻撃を起動したりすることができます。これは主に、webhooksとbotsの形で行われます。

Discordは2020年にwebhooksという比較的新しい機能を導入しましたが、残念ながら悪意のあるアクターがこれを悪用しています。この機能を使用すると、サーバーの所有者は、所有している任意のチャンネルのwebhookを簡単に作成し、そのチャンネルにシンプルなHTTPSリクエストを介してメッセージを送信することができます。新しいgitプルリクエストなどの特定のアクションをユーザーに通知するために最初に意図されていたものですが、攻撃者はこの機能を使用して、被害者からデータを外部に送信する方法を発見しました。

discord webhooks

webhooksは安全で迅速な通知に役立つことができますが、誤用からの保護は困難である可能性があります。これは、すべてのリクエストが同じドメインに送信され、コンテンツがHTTPSによって保護されているためです。これにより、監視およびブロッキングが複雑なタスクとなります。

webhook URLの例:https://discord.com/api/webhooks/../<TOKEN>

**ダークウェブマーケット**
攻撃サーフェスを作成するわけではありませんが、TelegramやDark Web Forums/Marketsのように、多くの違法な製品やサービスの販売、または詐欺や詐欺のプラットフォームとしての他の犯罪的な使用が観察されています。さらに、サーフェスウェブからアクセスできる多くのクラッキング/海賊版コミュニティもDiscordを利用しています。

Dark Web vendors advertising their business on a Discord server. (Spycloud)
ダークウェブのベンダーがDiscordサーバー上でビジネスを宣伝しています。(出典:Spycloud)

**安全に過ごす方法は?**
個人のアカウントの安全のためのいくつかの短いステップがあります。ユーザーとして考慮すべき最も重要な要因は、フィッシング攻撃に警戒することです。Discordの詐欺に対するブログ投稿にアクセスできます。

人気のある方法は、システムメッセージを模倣し、被害者を悪意のあるウェブサイトにリダイレクトすることです。

再び、予防措置として、すべてのメッセージに対してスパムフィルターをオンにし、デフォルトで非友人にのみ開かれているものをオンにすることで、セキュリティが向上します。

デフォルトのスパムフィルター

Discordでの2FA(二要素認証)機能を使用することも、Discordの設定でアカウントに接続されているシステムやサーバー上のボットを確認することも、重要なセキュリティ対策です。

デフォルトでは二要素認証が有効になっていません

ビジネスの設定では、考慮すべき他のことがあります:
  • Discordをブロックする:高度な悪用可能性を考慮すると、組織の環境でDiscordをコミュニケーションプラットフォームとして使用するのは避けるのが最善です。Discordをブロックすることで、組織のネットワークや機密データへの不正アクセスを防ぐことができます。
  • ユーザートレーニング/認識:Discordをコラボレーションツールとして使用する場合、Discordに関連する潜在的なサイバー攻撃についての認識を高めることが重要です。ユーザーは、プラットフォームを安全に使用する方法と、システムの妥協を避けるための可能な攻撃タイプを認識する方法を知っている必要があります。ユーザーに定期的なトレーニングと認識プログラムを提供することで、Discordの悪意のある活動の犠牲になるリスクを大幅に削減することができます。
  • 信頼性のあるソースからのみファイルをダウンロードする:マルウェアのインストールを防ぐために、ユーザーは信頼性のあるソースからのみファイルをダウンロードする必要があります。メールの添付ファイル、DiscordにリンクされたURL、またはDiscordチャンネルでアップロードされたファイルを開く前に、ソースの正当性を確認することが重要です。
  • アンチウイルスソフトウェアを使用する:最新のアンチウイルスソフトウェアを使用することで、Discordや他のオンラインプラットフォームでの悪意のある活動の犠牲になるリスクを大幅に削減することができます。これは、怪しいダウンロードを積極的にブロックし、コンピュータ上の悪意のあるファイルを検出して削除することで、マルウェアのインストールを防ぐのに役立ちます。
**まとめ**
結論として、Discordは人気のあるコミュニケーションプラットフォームとなり、サイバー犯罪者がさまざまな悪意のある活動を行うための温床となっています。ファイル共有機能、音声およびビデオチャットオプション、および他のアプリとの統合など、Discordのさまざまな機能は、サイバー犯罪者に攻撃サーフェスを提供しています。彼らは、ユーザーに機密情報を提供するように騙すフィッシング攻撃を使用し、リンクやファイルを介してマルウェアを配布し、外部化と詐欺のためのwebhooksとbotsを使用します。Discordの匿名性と規制の欠如は、これらの活動を検出するのが難しく、犯罪者が運営するのに理想的な環境を作り出しています。ユーザーとして、このような脅威に警戒し、オンラインで安全に過ごすための必要な予防策を講じることが重要です。個人のアカウントの安全を確保するために取ることができるいくつかの対策がありますが、ビジネスは、コミュニケーションプラットフォームとしてDiscordを使用する際に厳格なポリシーを持つ必要があります。

【セキュリティ事件簿#2023-222】近畿日本ツーリスト株式会社 個人情報の不正閲覧・取得及び漏えいについて 2023年6月2日

当社が東京都より受託しました「東京都陽性者登録センター」の業務において、再委託先である株式会社綜合キャリアオプションに派遣されたスタッフ(以下「当該スタッフ」といいます)が、個人情報を不正に閲覧、取得するとともに、その一部を知人に漏えいしていたことが発覚しました。

個人情報を持ち出された皆様、東京都様へ多大なご迷惑をおかけしましたことを、衷心よりお詫び申し上げます。

1.概要
令和5年4月、当社の再委託先である株式会社綜合キャリアオプションに派遣された当該スタッフが、HER-SYS を不適切に使用し、37 名の個人情報を不正に閲覧し、その情報をメモに取り自宅に持ち帰った。また、その一部を当該スタッフの知人1 名へ LINEで送信した。

2.個人情報の内容
(1) 不正に閲覧、取得された個人情報
東京都民 37 名の氏名、住所、電話番号
(2)当該スタッフが知人 1 名に漏えいした個人情報
(1)のうち 4 名の氏名、住所、電話番号

3.発覚後の対応
  1. 個人情報保護委員会へ報告を行った。
  2. 当該スタッフの PC、携帯電話などを、外部専門調査会社によりフォレンジック調査を行った。その結果、知人 1 名への送信を除き、該当の個人情報の外部への流出の痕跡は確認されていない。
  3. 個人情報を不正に閲覧、取得された方々に謝罪、説明を行った。
4.個人情報漏えいの状況
現時点で、知人 1 名以外への漏えいは確認されておらず、且つ、二次被害も確認されていない。

5.再発防止について
今後は、派遣スタッフへの個人情報に関する教育の徹底と監視体制を強化し、再発防止に努めます。

この度は、個人情報を持ち出された皆様、東京都様へ多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。

【セキュリティ事件簿#2023-221】特定非営利活動法人ツイタもん ネットワーク障害のお知らせ 2023年05月31日

 

ツイタもんをご利用の保護者のみなさま

「ツイタもん」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

現在、全国的にネットワーク障害が発生しており、通信が不安定な状態になっております。

そのため、現在原因の調査及びメンテナンスを行っております。

通信に問題が発生していない場合は登下校メールは配信されますが、不安定になった場合やメンテナンス時に機器の再起動などを行った際、メールが届かないもしくは遅れて届くなどの事象が発生する可能性がございます。

既に該当の学校には問題が発生している旨をメールにてご案内をしておりますが、解消次第改めてメールにてその旨をご連絡をさせていただきます。

解消までにお時間をいただく可能性があり、その間ご迷惑をお掛けすることとなり誠に申し訳ございませんが、何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

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