【セキュリティ事件簿#2025-036】株式会社Ginco 当社サービスへのサイバー攻撃に関するご報告 2025/1/28

 

2024年12月24日付けの警察庁及び米国連邦捜査局(FBI)など捜査機関からの公表のとおり、北朝鮮当局の下部組織とされる「Lazarus Group」(ラザルスグループ)の一部とされているサイバー攻撃グループ「TraderTraitor」(以下、「攻撃者」といいます。)による標的型ソーシャルエンジニアリングを含む大規模なサイバー攻撃により、当社の提供する暗号資産ウォレットソフトウェア「Ginco Enterprise Wallet(以下、「本ソフトウェア」といいます。)」を構成するインフラストラクチャの特定部へ不正アクセスが行われていたことが確認されました。

本件につきまして、お客様をはじめ関係者の皆様に多大なご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

当社は、捜査機関との原因の究明、再発防止策及びサイバー攻撃の高度化に応じたセキュリティ強化策の実施、お客様をはじめ関係者の皆様へのご説明に取り組んでまいりました。現在も捜査機関による調査は継続中であり、今後も全面的に協力を続けてまいります。

本件について、現在までに判明した事実関係に基づき、当社から開示できる情報を以下のとおりご報告いたします。

当社が提供する本ソフトウェアは、ユーザー様の暗号資産および秘密鍵をユーザー様自身の管理下で安全に取り扱うことを支援するものです。本ソフトウェアにおいてトランザクションの指図や履歴の管理を行うサーバおよびユーザー様の操作画面は当社が契約するクラウド環境より提供しております。一方で、暗号資産および秘密鍵の管理については、専用のコールドウォレットソフトウェアを納品することでユーザー様に保管・管理および使用いただくというシステム構成です。そのため当社は暗号資産や秘密鍵を保管・管理しておらず、ユーザー様のもとでオフライン環境下で保管される当該コールドウォレットソフトウェアを当社が操作することは出来ません。また、当社は金融庁の登録を受けた暗号資産交換業者ではなく、そのためユーザー様から暗号資産および秘密鍵の管理ならびに送金に係る業務を受託する立場ではありません。

本件において、攻撃者は、LinkedIn上でリクルーターになりすましたうえで、2024年3月下旬に当社従業員に接触し、GitHub上に保管された採用前試験を装った悪意あるPythonスクリプトのURLを送付しました。攻撃者は、当該従業員が、このPythonスクリプトを実行するように誘導し、その結果、当社従業員の業務用端末が侵害され、攻撃者は、本ソフトウェアのインフラストラクチャとして契約しているクラウドサービス上のKubernetesの本番環境へアクセス可能な認証情報(Credential)を不正に取得したと認められます。この攻撃に利用されたPythonスクリプトは、Pythonの仕様を利用した高度な手法によって攻撃を行う類のものであったことが捜査当局により確認されています。

そして、2024年5月24日から31日の間において、攻撃者が当該従業員の認証情報を用いて、Kubernetesの本番環境へ不正アクセスを行った形跡が確認されています。

なお、本ソフトウェアのアプリケーション、ソースコード、当社が管理する顧客関連情報が保存されているデータベース等、その他の当社業務ツールや仕様書等への不正アクセスは確認されておりません。

本件と2024年5月31日に発生した不正送金との関係については、以下を確認しております。

当社は、株式会社DMM Bitcoin様(以下、「当該利用者様」といいます。)のシステム開発・運用を担う企業様(以下、「当該契約者様」といいます。)に対し、本ソフトウェアを提供するとともに、当該契約者様が当該利用者様に本ソフトウェアを使用させることを許諾しております。

攻撃者は、不正アクセスを行った際に、低レイヤーの通信処理に干渉する手法により、当該利用者様による正規のトランザクション指図に対し、不正なデータを追加したことが判明しております。なお、不正送金のトランザクションが本ソフトウェアから送信された事実はありません。

現在も捜査が継続中であること、当社が捜査上の情報のすべての開示を受けているわけではないこと、また、当該利用者様の業務環境および実際のオペレーションについて直接情報を取得ならびに公表できる立場ではないことから、当社からご報告できる情報は以上となります点、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

本件により、お客様はじめ関係者の皆様に多大なご心配をおかけしたことについて、あらためて深くお詫び申し上げます。

皆様からの信頼の回復に努め、総合的により安全なサービスの提供の実現に向けて、引き続き尽力してまいります。

【セキュリティ事件簿#2025-035】日本神経科学学会 個人情報漏洩の可能性に関するお知らせとお詫び 2025/1/27

 

この度、当会の業務用パソコンが一時的に第三者による不正なアクセスを受けたことが判明いたしました。

現時点では、会員の皆様の個人情報が漏洩したという確証はございませんが、漏洩の可能性を完全には否定できない状況であるため、ご報告申し上げます。

■対象となる可能性のある個人情報

氏名・所属先名称・郵送物の送付先住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・性別

漏洩の可能性のある個人情報には、クレジットカード番号や銀行口座情報、年会費の支払い履歴など金銭のやりとりに関わる情報や、会員サイトへのログインパスワードは含まれておりません。

■現在の対応状況

現時点では被害報告は上がっておりませんが、当会では速やかに調査を行い、専門機関に相談の上、情報セキュリティ対策を徹底しております。

■会員の皆様へのお願い

万が一、当会を名乗る不審なメールや電話等があった場合には、対応せずに当会までご連絡いただけますと幸いです。また、パスワードの変更やセキュリティ対策の強化をお願いいたします。

■今後の対応とお詫び

この度は、皆様にご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。再発防止のため、セキュリティ強化をさらに徹底し、皆様の個人情報保護に努めてまいります。

対応済み:

セキュリティソフトの導入・学会のメールアカウントやwebで利用する各種サービスのパスワード変更

対応予定:

学会事務局スタッフのセキュリティ研修受講など

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【セキュリティ事件簿#2025-034】株式会社プレジデントハタカ フィッシングサイトに誘導するメッセージの配信についてのお詫びとお知らせ 2025/1/24


この度、弊社(株式会社プレジデントハタカ)が運営するHOTEL LA FORESTAにおいて、Booking.com社(本社:アムステルダム(蘭))の宿泊予約管理システムが不正アクセスを受け、悪意のある人物により一部のお客様に対してフィッシングサイトへ誘導するメッセージが配信されたことが確認されました。

Booking.com、及びHOTEL LA FORESTAではご予約いただいたお客様へのメールやチャットを用いて、クレジットカード情報を求めたり、お支払いを要求したりすることは行っておりませんので、ご注意いただければ幸いです。

尚、弊社の系列ホテル【プレジデントホテル博多・ホテルサードプレイス】では同様の事象が発生していないことを確認しております。

弊社の対応としては Booking.com への状況及び調査の速やかな結果報告を依頼して詳細について調査中でございますが、Booking.com からは重要となるバックエンドシステムやインフラへの侵害はない旨の報告を受けております。

お客様にはご迷惑とご心配をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます。

「フィッシングサイト」とは、不正な手法を用いて個人情報や金融情報を詐取するために、実在のウェブサイトを装った偽のウェブサイトのことを指します。


お客様へのお願い

お客様におかれましては、疑わしいメッセージの配信を受けた場合、貼付されたURLリンクへのアクセスをされないよう、お願い申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-033】ミツイコーポレーション株式会社 弊社サーバーへの不正アクセスに関するお知らせ 2025/1/27

 

ミツイコーポレーション株式会社(代表取締役会⻑:三井雄司 本社:静岡県静岡市葵区)は、2025 年1 月21 日未明に弊社サーバーにおいて不正アクセスを受けたことを確認いたしました。

本件については、外部専門家を含む対策チームを設置し、被害サーバーの停止、ネットワークの遮断を行い、不正アクセスの原因調査、復旧作業を進めております。

お客様・お取引先様におきましては多大なるご迷惑とご心配をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。

なお、本件の影響によりご注文・ご請求等の遅配・遅延が生じる可能性がございます。

業務影響につきましては最小限にすべく努めて参りますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

これまでに判明している経緯と対応・被害状況についてお知らせいたします。

1.これまでの経緯と対応

・2025 年1 月21 日(火) 9:00 頃 弊社販売管理(受注システム含む)・物流管理システム(出荷管理システム含む)にてシステム障害が発生

・2025 年1 月21 日(火) 9:30 頃 社内及び外部とのネットワークを遮断

・2025 年1 月21 日(火) 15:00 頃 ランサムウェア攻撃による感染の可能性を確認

・2025 年1 月22 日(水) 18:00 頃 外部専門家を含む対策チーム設置

2.被害状況

現在、外部専門家やシステム会社と連携しながら被害状況の確認・調査を進めております。今後は被害の範囲や不正アクセスの原因、また復旧の目途など、より詳しい状況が判明次第、すみやかにお知らせいたします。

3.その他

・関係省庁への報告、警察へ相談をしております。

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【セキュリティ事件簿#2025-032】株式会社潤工社 ランサムウェア攻撃によるシステム障害について 2025/1/24

 

株式会社潤工社は、2025年1月22日、ランサムウェア攻撃により当社のサーバー内データが暗号化されシステム障害が発生したことを確認しました。本件について現在、対策室を設置し、外部専門家の助言を受けながら、影響範囲の調査と復旧対応を進めております。現在のところ、被害の全容を把握するには時間を要する見込みですが、現時点で判明している情報について、ご報告いたします。

お取引先様、関係先の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

【現在の状況と今後の対応】

影響拡大を防ぐため、社内システムをネットワークから遮断し、隔離措置を講じています。

また、情報流出につきましては現在調査中です。外部専門家と連携の上、システムの保護と復旧作業を進めております。今後も、影響を最小限に抑えるため、全力で対応してまいります。

最新の状況については、調査が進み次第、速やかにお知らせいたします。関係者の皆さまにはご心配とご不便をおかけしており、重ねてお詫び申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-031】消防試験研究センター 個人情報の漏えいに関するお詫び 2025/1/27

 

このたび、1月18日(土)及び19日(日)に当センター兵庫県支部が実施する消防設備士試験(姫路市会場)に際し、電子申請をされた受験者が当センターからの案内に従って受験票をダウンロードした際、第三者の受験票が手元にダウンロードされる事態が発生しました。

この事象により、96人の受験申請者様の個人情報が受験票の形態で第三者にダウンロードされたことが判明いたしました。

対象の方には個別にご連絡し、事実関係のご説明と謝罪をしますとともに、お詫び文書を送付させていただいております。

このような事態を発生させ、受験者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

今後、今回の事態を踏まえて個人情報の保管及び管理に万全を期し、再発の防止に取り組んでまいります。

なお、令和7年2月25日に予定しております試験の合否発表につきましては、個人情報保護の観点から、ホームページへの掲載をとりやめさせていただきます。受験者の皆様におかれましては、従来から受験者全員に郵送しております試験結果通知書によりご確認いただきますようお願いいたします。

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【セキュリティ事件簿#2025-030】東京外国語大学 不正アクセスによるフィッシングメール送信のお詫びについて 2025/1/27

 

本学メールシステムにおいて、教職員2名、学生1名のメールアカウントがフィッシングによる不正アクセスを受け、2024年11月25日 11:15頃、11月26日 12:50頃、および 同日 15:30頃の3回に分けて、426件のフィッシングメールが送信されるという事案が発生しました。本件に関して、フィッシングメールを受け取られた皆様には多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

本学は、この事態を重く受け止め、より一層の情報管理の徹底を図り、再発防止策を講じて参ります。なお、今回の不正アクセス先は主にメール送信サーバーであり、他サービスのデータをダウンロードするなどの情報漏洩に繋がる証跡は確認されておりません。

迷惑メール情報

  • 送信メール件数: 426件
  • 送信アドレス数 : 277アドレス
  • 送信された期間:2024年11月25日 11:15頃、11月26日 12:50頃、および 11月26日 15:30頃

再発防止策

  • フィッシングメールに対するさらなる注意喚起と、構成員へのセキュリティに関する研修の実施など、情報リテラシーの向上に努めます。
  • メール送信認証の監視システムを強化し、不正なログインの早期発見に努めるとともに、不正なログインの試みが行われていないか継続して監視します。

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【セキュリティ事件簿#2024-539】学校法人福原学園 外部からの不正アクセスによる情報漏えいのお知らせとお詫び 2025/1/27

このたび、学校法人福原学園(以下「学園」といいます。)のネットワークが、外部の第三者から不正アクセスを受けたことが発覚したことから、外部との接続を緊急的に遮断し、直後から調査を行ってまいりました。

調査の結果、九州女子大学・九州女子短期大学の情報処理教室を中心とする、情報処理教育システムへの不正アクセスにより下記の情報について漏えいしている可能性があるとの認識に至りました。

つきましては、下記のとおりご報告いたしますとともに、学生および関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけすることを心より深くお詫び申し上げます。

1.本件の概要


令和 6 年 12 月 4 日(水)に、学園のネットワークが外部の第三者から攻撃を受けている可能性が高いことが発覚し、初期対応として、同日に外部との接続を遮断しました。

翌 12 月 5 日から、学園は、関係機関の協力を得ながら、通信記録を基に、不正アクセスの侵入経路および搾取されたと推測されるアカウントの特定と削除を行いました。

さらに、影響の範囲を特定するため、外部のセキュリティ専門機関に侵害痕跡調査を依頼した結果、九州女子大学・九州女子短期大学の情報処理教室およびオープンルーム(情報処理室)を中心とするシステムのサーバに外部からの不正アクセスが確認されました。

不正アクセスを受けたサーバをさらに調査した結果、一部個人情報が含まれるファイルが保存されていたため、情報漏えいの可能性について否定できないとの判断に至りました。

2.情報が漏えいした可能性がある個人情報の内容


(1) 情報処理教育システム(情報処理教室およびオープンルーム)にて、学生または教職
員が作成したと推測され、共有ファイルに保存されていた個人情報 2,896 件

(2) 情報の種類
 ① 住所、氏名、電話番号、メールアドレスの個人の特定または特定に繋がる情報
 ② 名簿、住所録として作成されたファイル

3.情報が漏えいした可能性がある学生、卒業生、元教職員および関係者へのお知らせ


(1) 学生、卒業生、元教職員および関係者の皆様には、お詫びとお知らせを個別にお送りさせていただきます。

(2) 個別にご連絡が出来ない皆様には、本発表をもって通知とさせていただきます。

4.原因と対策


現在までの調査で、何らかの手段によりアカウントのIDおよびパスワードが搾取され、それを不正に利用されて、システムに侵入されたことが、主な原因と考えております。

対策として、情報処理教育システムへの外部からの接続は、認証方法を変更することおよび大学の全教職員と学生のパスワードを変更する予定です。また、このたびの調査結果を検討し、リスク要因の分析・改善等、実効性のある対策を講じて、さらなるセキュリティ強化に努めてまいります。

なお、本件の対象となった皆様には、ご連絡先の情報に関する調査および整理が完了後、順次ご連絡差し上げることを予定しております。

5.二次被害またはそのおそれの有無およびその内容


現時点で、流出したデータが、インターネット上で公開されたなどの事実は確認されて
おらず、その不正利用などの二次被害についても、学園では、確認されておりません。


【2024年12月6日リリース分】

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