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【セキュリティ事件簿#2024-302】京都府警が京都の事業者インシデントゼロを目指して構築したサイトでインシデント発生 2024/7/4
【セキュリティ事件簿#2024-301】岩手県立大学 岩手県立大学サマーセミナー 2024 へ参加申込みをされた方の個人情報が 閲覧可能な状態になっていたことについての御報告 2024/7/10
このたび、岩手県立大学サマーセミナー 2024 申込みフォームの設定誤りにより、申込みフォーム上で、参加 申込者が他の申込者の情報(申込みフォームに入力した全情報)を閲覧できる状態にあったことが判明しました 。
参加申込みをされた皆様、関係機関の皆様に、多大なる御迷惑をおかけする事態になりましたことを心よりお詫び申し上げます。
本学としては、このような事態を招いたことを重く受け止め、個人情報の適正な取扱いを一層徹底するとともに、再発防止に努めてまいります。
1 概要
本学サマーセミナー2024 の参加者を申込みフォームより募集しておりましたが、Google フォームの設定ミスにより、申込みフォーム上で参加申込者が他の申込者の情報を閲覧できる状態にあったことが判明しました。
本事案が発覚した令和6年7月6日午後に申込みフォームの設定を変更し、現在は、他の申込者の情報を閲覧できない状態であるこ とを確認しております。
なお、これまでのところ、個人情報が悪用されたなどの被害相談はありません。
2 閲覧できる状態であった個人情報
(1)該当される方
岩手県立大学サマーセミナー 2024 申込フォームにより
令和6年7月6日(土)午前 11 時 48 分までに参加申込みされた方
(高校生 60 名)
(2)閲覧可能期間
令和6年6月 24 日(月)~令和6年7月6日(土)午後 0時 43 分
(3)個人情報の内容
ア 氏名(フリガナ)
イ 郵便番号
ウ 住所
エ 電話番号
オ メールアドレス
カ 学校名、学年
3 原因
申込みフォーム(Google フォーム)の設定誤りにより、申込完了後に表示される「前の回答を表示」というリンクをクリックすると、他の申込者の情報を閲覧できる状態となっておりました。
4 対応状況
5 再発防止策
【セキュリティ事件簿#2024-300】一般財団法人不動産適正取引推進機構 令和 6 年度宅地建物取引土資格試験における個人情報の漏えいについて 2024/7/5
当機構が各都道府県知事から委任を受けている宅地建物取引士資格試験の実施事務に際し、下記の通り、個人情報の漏洩が発生いたしました。 誠に申し訳ありませんでした。
関係する皆様に深くお詫びいたしますとともに、現時点で判明している事項をご報告いたします。
また、受験希望者の皆様で、 下記の「マイページ」 の登録に係るシステムの異常にお気づきの方は、問合せ先 (03-3435-8181) までご一報頂ければ幸いです。
1 漏えいの概要
① 漏えいした情報と漏えい先
1) 受験希望者の氏名 (カナ) が他の受験希望者に漏洩しました。
2) 受験希望者のメールアドレスが他の受験希望者に漏洩しました。
※ 現時点では 1) 及び 2) それぞそれ 2 件発生していることが確認されています。
② 漏えいの経緯
- 受験希望者の方 (A 様) が宅地建物取引土資格試験の申し込みを行うため、 A 様のメールアドレスを登録して宅建試験システムのマイページを作成し、本人情報を登録しようとしたところ、 当該メールアドレスに別人 (B 様) 宛のマイページ登録完了メールが届くという事案が発生しました。
- 当該登録完了メールはB様の氏名 (カナ) が記載されており、A様が B 様の氏名(カナ) を知りえる状況が発生しました。
- また、B 様がA様と同様のマイページ作成作業を行っている際に、A 様のメールアドレスを知りえる状況が発生しました。
- この件については、7 月3日 (水) にA様からご連絡があり、個人情報の漏洩が判明いたしました。
- 調査の結果、これまでにご連絡を頂いた件を含めて同様の状況が 2 件発生していたことがわかりました。
2 漏えいの原因、他の漏えいの有無、対応等
【セキュリティ事件簿#2024-275】東京海上日動火災保険株式会社 当社業務委託先におけるランサムウェア被害に伴う 情報漏えいのおそれについて 2024/7/10
当社が損害査定業務等の一部業務を委託している税理士法人髙野総合会計事務所(以下「髙野総合会計」)のサーバにおいてランサムウェア被害が発生し、当社お客様情報の漏えいのおそれがあることが、髙野総合会計からの報告により判明いたしました。
お客様および関係者の皆様に大変なご心配、ご迷惑をおかけすることとなり深くお詫び申し上げます。
<情報漏えいのおそれがある当社お客様情報>(本日時点)
① 当社の一部の損害査定業務に係る項目:計 3,957 件
【保険種目】
【含まれる個人情報】
② 当社浜松支店(旧:浜松支社)の一部委託先の財務状況に係る項目:計 11 件
【含まれる個人情報】
※2 動産総合保険の賠償責任担保条項に係る保険事故が対象となります。※3 保険事故のお相手様とは、賠償責任保険および動産総合保険の賠償責任担保条項において被保険者に損害賠償請求を行われた方、信用保険において被保険者の取引先(債務者)または従業員の方をいいます。
- 2024 年 6 月 4 日に髙野総合会計のデータサーバにおいてアラートを検知し調査した結果、データサーバの一部で保管しているファイルが暗号化され、情報漏えいのおそれがあることを確認した。
- 現在、外部の専門家と連携し、全容把握のための調査を継続している。
【セキュリティ事件簿#2024-299】東京都 個人情報の漏えいについて 2024/7/8
(公財)東京しごと財団(以下、財団という。)において、個人情報を漏えいさせる事故が発生しましたので、お知らせします。
関係者の皆様には、多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
今後、このようなことのないよう、情報管理を徹底してまいります。
1 事故の概要
財団では、「シニア中小企業サポート人材プログラム」として、再就職を目指す方に向けたプログラムを提供し、受講された方のうち希望者について企業への人材情報の提供を行い、企業からの面接のリクエストにつなげる支援を実施している。
このたび、この支援を希望された方56名について、本来、個人が特定されないよう匿名加工を施した人材情報を提供すべきところ、個人が特定できる内部保存用のファイルを、488社に対しEメールで誤って送付した。
2 発生日時
令和6年7月3日(水曜日)17時26分
3 漏えいした個人情報
本来送信予定の項目
「希望職種」「希望条件」「主な職歴」「資格、自己PR」「最寄駅」
実際に送信してしまった項目
上記に加え、「漢字氏名」「年齢」「性別」
4 経緯
(1)令和6年7月3日(水曜日)17時26分、財団の職員が、488社に対し、匿名加工が施されていない受講者56名の個人情報が含まれた事務局用ファイルをメールで送信。
(2)同日17時40分、当該職員が送信したメールを確認し、誤ったファイルの送信を発見。
(3)同日17時49分、メール削除依頼のメールを全ての宛先(488社)に送信。あわせて、個別に電話やメールで連絡し、謝罪及び削除の依頼を開始。
同月8日(月曜日)までに486社に連絡が終了。連絡のついていない残り2社については、メールで経緯の説明及び削除依頼を行うとともに、継続して電話で連絡をしている。
(4)同月4日(木曜日)、受講者56名に対して、状況の説明と謝罪を開始し、同月8日(月曜日)までに55名に連絡が終了。連絡のついていない残り1名については、メールで経緯の説明と謝罪を行うとともに、継続して電話で連絡をしている。
(5)現時点で二次被害等の報告はない。
5 再発防止策
- 個人情報の適切な取扱い及びメール送信内容のダブルチェックを改めて徹底する。
- 産業労働局における、委託業務を含めた個人情報の適切な管理について、改めて注意喚起を行った。
【セキュリティ事件簿#2024-298】奈良市が使用していたインターネットドメインの第三者による再使用について 2024/6/7
運用を停止した独自ドメインにご注意ください
奈良市が過去に使用していた1つのインターネットドメイン(ホームページアドレス)が第三者に再使用されていることが判明しました。
これらのインターネットドメインを利用して奈良市が開設していたホームページは既に閉鎖しており、再利用されたインターネットドメインを使って現在開設されているホームページは、当市とは全く無関係ですので、ご注意ください。
ドメインを再使用されている市が過去に開設していたホームページの名称
「ならのはるをめざして」
奈良市東部地域の観光・民泊に関する特設サイトとして令和3年度まで開設。
現在「ならのはるをめざして」は閉鎖され、後継サイトとして、「さとやま 奈良市東部地域」(https://www.city.nara.lg.jp/site/naraharu/)があります。
【セキュリティ事件簿#2024-297】国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 QST病院の独立ネットワークのシステムにおけるランサムウェア被害について 2024/7/9
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(以下「QST」という。)のQST病院(千葉市稲毛区)が、診療業務用ネットワークとは独立したネットワークで運用管理しているシステム(重粒子線治療多施設共同臨床研究システム(J-CROS)、放射線治療症例全国登録システム(JROD)。以下「本システム」という。)において、ランサムウェア(注1)被害が発生しました。
本システムに登録されている症例情報は全て匿名化されており、患者さんの個人情報は含まれておりません(注2)。また、診療業務を含むQST病院の業務に影響はありません。
<本システムの概要>
全国の重粒子線治療施設が連携して実施する臨床試験の支援を目的としたJ-CROSと、放射線治療の実態調査研究等を目的としたJRODの2つのシステムから構成されています。本システムは、各事業に参加している全国の医療機関から重粒子線治療や放射線治療の匿名化された症例情報を登録し、重粒子線治療や放射線治療の効果や安全性、最適な施行方法などを明らかにすることへの貢献を目的としたものです。
1.経緯
令和6年1月11日(木)16時頃に本システムにおける異常を認識し、その態様からランサムウェア被害と推定できたため、同日17時40分に本システムのネットワークを遮断しました。
これまで文部科学省・厚生労働省及び個人情報保護委員会等の関係機関への報告、所轄の警察への相談、J-CROS・JROD関係医療機関への報告及び謝罪を行っています。専門機関に対して調査を依頼し、侵入経路に関する調査結果及びランサムウェア攻撃に対する再発防止策を講じたため公表するものです。
2.被害状況
本システムを構成する複数サーバ内のファイルが別名ファイルに置き換えられるランサムウェアによる不正アクセスが発生し、本システムが管理する匿名化された症例情報(J-CROS:約2.5万件、JROD:約45万件)の利用ができない状態になりました。一方、バックアップを保存しているためJ-CROS, JRODの事業に支障はなく、現在は安全なオフラインでの運用を再開しています。
現時点で情報漏えいは確認されていませんが、仮にデータが流出した場合であっても、本システムに登録されている症例情報は全て匿名化処理が行われており、患者さん個人が特定されることはありません。
本システムはQSTの基幹ネットワークやQST病院の診療系ネットワークから切り離されているため、QST病院の診療業務を含むQSTの業務に支障はありません。
3.原因
調査の結果、令和6年1月11日に攻撃者がネットワーク機器から不正に侵入し、本システム内部の複数サーバにアクセスして情報を暗号化するランサムウェア攻撃を行ったことを確認しました。
攻撃を受けた要因としては、ネットワーク機器のソフトウェアの更新が適切に行われていなかったこと、複数サーバの管理者アカウントで同一のパスワードを利用した認証を行っていたこと等が挙げられます。
また、各部署で個別に管理しているネットワークに対するQST本部の情報セキュリティの管理体制が不十分だったことも要因と認識しております。
4.再発防止措置
QSTにおいて、以下のランサムウェア攻撃に対する再発防止措置を講じました。
- ネットワーク機器のソフトウェアの更新を迅速に適用し、脆弱性を塞ぐ
- 多要素認証(例:ワンタイムパスワード)などの強固な認証方式の徹底
- 理事長直轄の下で外部のセキュリティの専門家が指導的な役割を果たす体制を早期に構築する
多くの患者さんの大切な情報を扱う病院において、こうした事案が発生したことについて、大変重く受け止めております。ご心配、ご迷惑をお掛けしている医療機関の皆様に対しまして、深くお詫び申し上げます。
本システムに登録されている情報の漏えい等については、これまでの調査においては確認されていませんが、継続し調査を進めてまいります。
注1:「ランサムウェア」
感染すると端末等に保存されているデータを暗号化して使用できない状態にした上で、そのデータを復号する対価を要求する不正プログラム
注2:
ただし、J-CROSの実施機関担当者(24名)およびJRODの治療担当医師等(1088名)の個人情報(氏名及び所属機関情報)を含んでいます。
【セキュリティ事件簿#2024-296】浪江町職員の逮捕について 2024/7/3
このたび、本町職員が逮捕される事案が発生しました。
復興へ向けて全町一丸となって取り組んでいる中、また、公務員として高い倫理観が強く求められる中で、このような不祥事は誠に遺憾であり、町民の信頼を著しく失墜させる事態となりましたことを深くお詫び申し上げます。
今後、このようなことが起きぬよう、改めて職員に対し綱紀粛正、服務規律の徹底を図り、町民の皆様の信頼回復に努めてまいります。
なお、本町としましては、警察の捜査に全面協力するとともに、当該職員の処分につきましては、事実関係を詳細に確認のうえ対応いたします。