【セキュリティ事件簿#2025-235】摂南大学 卒業・修了生(2017~2022年度)の個人情報流出について 2025/6/6

 

このたび、本学就職部職員1名が、Microsoft Teamsのチャットにて本学卒業生の個人情報を含んだファイルを誤って送信する事案が判明いたしました。

本学としては、被害に遭われた方の把握と事態の掌握に向けて迅速に対応しているところです。

現在のところ、本件に関する個人情報が不正に使用された事実は確認されておりませんが、引き続き不測の事態に備え、適切な対応を継続してまいります。

今後同様の事態が発生しないよう、教職員を対象とした個人情報保護および情報セキュリティに関する学内研修の強化を図るなど、再発防止に向けた取り組みを徹底してまいります。

1.経緯等

2023年7月に就職部で過去6年分の「先輩就職先情報リスト」を作成しました。リスト作成にあたり卒業・修了生(2017~2022年度)の個人情報を含むデータを用いましたが、個人情報を含むシートを削除しない状態のデータを誤って複数の学生に対して2023年8月~2025年5月の期間に提供してしまい、提供を受けた学生の相談を受け2025年5月30日に個人情報流出が発覚しました。

2.誤送信したファイルに含まれていた情報および送信先

①個人情報の項目

学籍番号、氏名、フリガナ、学部学科名、性別、生年月日、現住所、電話番号、携帯番号、メールアドレス、進路決定先、職種

②個人情報の流出数

 9,213人(2017~2022年度卒業・修了生)

③送信先

摂南大学の学生(既に卒業した学生含む)122人

3.該当する関係者への対応

  • 流出発覚後の5月31日に個人情報を含むシートを全て削除し、既に閲覧できない状況になっております。なお、この情報流出による被害の報告は現在のところありません(2025年6月5日現在)。
  • 個人情報が流出した 9,213人の卒業・修了生に対して、順次お詫びの文書を郵送予定です。
  • 送信先の在学生に対して、順次個別に状況を説明のうえ謝罪を行います。
  • 送信先の既卒生に対して、順次お詫びの文書を郵送予定です。
  • 個人情報保護委員会(内閣府委員会)へ報告(2025年6月4日報告済)

4.再発防止への取り組み

  • 教職員全員に改めて個人情報の管理の徹底について注意喚起を行います。
  • メール・チャット送信時に添付ファイルも含めて、適切な内容であるかの確認徹底とチェック体制の改善を図ります。
  • 今後も研修等を通じて、全教職員に対して適切な事務処理と個人情報の取扱いについて法令を遵守するよう周知徹底いたします。